書籍情報
- 出版社
- アスキー・メディアワークス
- 発売日
- 2013-02-09
- ページ数
- 328ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.6 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784048913294
- ISBN-10
- 4048913298
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
生まれつきの恐い顔のせいで、学校で浮きまくっている坂本秋月。ある夜、見ず知らずの美少女の事故現場に遭遇し、謎の人物から究極の選択を迫られる……。 『お前の寿命の半分で、彼女の命を救ってやろうか?』 秋月は寿命と引き換えに少女“夢前光”を救った、はずだったのだが……なぜか彼の体は1日おきに光の人格に乗っ取られてしまうという展開に! 始まってしまった二心同体の交換日記ライフ。イタズラ好きな光の人格は、トンデモな事態や人々を引き寄せ、秋月の低空飛行人生を一変させていく! しかし、光の過去を知る超絶イケメン君の登場によって、風雲急を告げる大事件へと────。 交換日記の中でしか触れ合うことのできない 「ぼっちな俺」 と 「残念な彼女」 の、人格乗っ取られ型青春ストーリー!
レビュー
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稀有な純愛ラノベ。ピュアラブコメじゃないか
瀕死の女性に出くわした主人公が、つい自分の命を差し出して助けてしまいながら、それで良かったのかと悩んだりするのは西尾維新の化物語と同じ。他にも4つ以上のラノベから設定を借りてきていると思うが、二番煎じ感は無く、問題無い。逆に、鼻に付くラノベ流テンプレートはあからさまに排除しているところも良い。何よりも自分の意識と助けた彼女の意識とが一日ずつ自分の体を占有し、相手の記憶は一切伝わらないので、交換日記で意思疎通を図るしかないという一点がとてもユニークな世界を生み出している。 怖い顔に生まれてクラスメートに敬遠されている坂本君が実は敏感でとても優しく、彼の体に憑依した可愛い光ちゃんが実はとても残念でハチャハチャ。でもそんな光ちゃんの暴走の助けで坂本君はクラスにもご近所にも受け入れられていく。そんな中で坂本君はとある女の子への恋心を自覚。それを原動力に光ちゃんの死の謎を明らかにし、光ちゃんのかつての友人を救おうと奔走する。 これ、むちゃくちゃ純愛じゃないか。“プラトニックラブ”って死語だと思ってたのにラノベに持ち込むとは大胆不敵だ。 ユニークで適度にでんぐり返って、暖かく楽しめる小説としてお勧め。 クライマックスで開かされたヒロインの死の謎についてはがっかりの声が多いようだが、人生なんてそんなもの。オイオイとかナンデーェとか格好の悪いことの積み重ねの上にちょっと良い感じになれれば幸せ。このオチで私の中では光ちゃんのヒロイン像がきっちりまとまった。でも最後の最後のページで綺麗なオチが付いているから良いじゃないか。 これなら次巻も更なるドタバタと成長が期待できて楽しみ。でも最後に凄く切なくなりそうな気もするのがこわい。
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オタク向けのネタを受け入れられれば
とにかく次から次へと下ネタやBL、アニメや2ちゃんの乗りやネタが繰り出されるのでそれを許容できるかで評価は分かれると思います。 購買層を絞っていると思うのですが、それでも少しやり過ぎている気はします。 とは言え物語は始まりから終わりまで淀みなく、それでいて特に無駄な描写や登場人物が無しに進むので作りはしっかりしているかと。 文章は前述のネタの要素を除けば十分読める水準。スラスラ読めます。 主人公とヒロインが一日置きに入れ替わるという設定がしっかり活かされており、この点に関しては発想が良い。 しかしこのヒロインは好き嫌いが分かれそうです。 私は面白い少女だと思いますが、ラブコメには向かなそうですね。 人によっては鬱陶しい・やかましいだけと忌避されそうですし。 そしてこの作品の最大の、評価の分かれ目であるオチ。 散々シリアスで盛り上げておきながらあれはまあ確かに酷いとは思います、良くも悪くも。 ヒロインの性格をよく表していると思いますが、シリアスとギャグのバランスがめちゃくちゃではありますね。 個人的には結構楽しめました、最近の流行に倣ったと思っていた主人公も好感が持てますし、コメディとして読者を楽しませる要素は丁寧に散りばめられています。 未回収の伏線や続きを匂わせる終わり方などがありますが、物語はこの一冊で綺麗にまとまっているのでちょっと手にとっても良いのでは。
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2013年、最高の一冊
自分の寿命の半分を使い、死ぬゆく少女の命を助け男。少女は男の体を借り、この世によみがえる。 一つの体に二つの魂。一日事に入れ替わる少女と男。交換日記を使い、徐々に二人の仲は深まっていき……。 といった内容です。 誰もが予想通り、二人はひかれあっていくわけですが…そうなればなるほど、とにかく切ない。 最愛の人ができたのに、その子に話かけることも抱きしめる事もできない。同じ体を共有し、誰よりも一番近くにいるはずなのに、すれ違う事しかできない二人の関係がもう切なすぎます。 二人の交換日記でのやり取りが明るくコミカルな分、よりそこが強調され涙が出てきます。 2013年で読んだ中で間違いなく最高のシリーズです。 絶対この二人が幸せになってほしい!
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普通でした
驚くような展開は特にない。キャラが魅力的というほどでもない。 なぜ評価が高いのかわからなかったです。
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笑ったwww
シリアスになりそうでシリアスにならないところがよかったです。 オタクっぽいノリが苦手な人には嫌がられるかもしれませんが、自分はツボでした。 三巻ですでに完結してるっぽいので、作者さんの次回作に期待したいと思います。
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安価
安価に購入できて良かったです。内容については好みの問題なので省きます。
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あの世から返ってきた!憑依系ヒロイン、光ちゃん参上!
高校2年生の坂本秋月の目の前で、知らない少女が事故で死んでしまいます。 その場で黒いローブをまとった謎の人物に、秋月は声をかけられます。 「おまえの寿命の半分で、彼女をたすけてやろうか」 「やってみろよ。くそ野郎」 次の日、死んだ少女の意識が秋月の身体に宿っていました。 その翌日目覚めた坂本秋月には昨日の記憶はありません。 秋月の身体に、秋月の意識と少女の意識が一日交代で宿る状態が 「寿命の半分」の正体だったのです。 死んだはずの少女「夢前 光」は、イタズラ好きの破天荒な性格。 「念願の不良の体を手に入れたぞ!もう怖いものなしだ!」 と大暴れ。 「セクシードリーム」と名乗りパピヨンマスクを付け繁華街で大活躍。 次の日、何も知らない秋月はクラスメイトの女子にお礼を言われ、 「光」が妙な扮装で正義の味方ごっこをしている事を知って愕然とし、つぶやきます。 「なにやってんだよ坂本君」 けれども、光の元気な行動おかげで、 坂本秋月はだんだんクラスの人気者になり、家族やご近所とも上手く付き合えるようになっていきます。 奇妙な共同生活にも慣れ、光に感謝していた秋月は、ある日「光」の生前のクラスメイト「風城」の存在を知ります。 彼は「復讐」を企てていて「光」はそれを防ごうとしているらしいことも。 秋月は「光」を助けてやりたいと行動を起こすのですが……。 可愛い少女との共同生活。 でも一日おきに意識が入れ替わる状態なので、会うことも話すこともできません。 意思疎通は交換日記。 男性の坂本秋月が一人で語り、 読者は彼の語りと日記の饒舌な文章でのみ「夢前 光」の行動や気持ちを知ることになる構成です。 怖い顔のせいで不良の認定をされていた高校生が、 少女の破天荒な行動やいたずらおかげで、 周囲に受け入れられる「ヒーロー」に変わっていく様子や、 光の繰り出すいたずらの数々、 それに振り回される秋月の突っ込みがとても面白いお話です。 秋月をモデルに小説を書いている妹、雪湖の変な言動がまたおかしい。 後半は、光の死の直前の行動や生活を、主人公が探る深刻な展開となってきて、 畳み掛けるようにお話が展開し、ラストまで一気に読みました。 「夢前 光」の性格が物語の最初から最後まで一貫していて、最後まで笑わせてもらいました。 とても面白かったです。
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作者は才能を搾取されている
どうも読んだ後の違和感が拭えませんでした。二心同体という事で、主人公は、死んでしまった女の子に身体を使わせているうちに女の子のことを何故か好きになるという部分に理解が及ばない人もいるでしょう。これは、人に身体を使われるという事の恐ろしさを示しています。もっと具体的に言うなら、マインドコントロールの逆バージョンのようなもので、身体を操られているうちに、操っている側を好きにならざるを得ないという話です。ある種のストックホルム症候群といっても良いのではないでしょうか?というのは、作者さんのインタビュー記事を拝見すると、元々は、主人公が多重人格に苦しむ話を出版に当たって、ヒロインを加えたり、保健室の先生を男性から女性に変更したらしいからです。要するに、元々は、主人公が記憶がない期間に誰かに身体を乗っ取られて、それに苦しみ抗う話だと推測できます。ヒロインが主人公に何故か異様に暴力的なのも、主人格を副人格が攻撃していると思えば納得できます。異性の他人の身体をあそこまで強引に扱うことは、現実にはないので、その辺りに不快感を抱いた読者もいたのではないでしょうか?作者の方が元々書いた話の方を、読んでみたいと思いました。また、そういう意味で、編集者の力量に疑問を持ちましたので、評価は低めにならざるを得ないです。元々の作品のテーマを無視してエロネタを散りばめれば良いという訳ではありません。ここまで改変させるのであれば、最初から受賞などさせなければ良いと思います。しかし、作者の文章は読みやすく、生身の人間に対する深い洞察力のある方でもあると思えました。
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