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こわれたせかいの むこうがわ ~少女たちのディストピア生存術~ (電撃文庫)

電撃小説大賞

こわれたせかいの むこうがわ ~少女たちのディストピア生存術~ (電撃文庫)

陸道烈夏

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2020-03-10
ページ数
344ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 2.1 x 15 cm
ISBN-13
9784049130157
ISBN-10
4049130157
価格
30 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

飛び出そう、この世界を。知恵、勇気そして大切なともだちの想いとともに。 《フウ》――最下層の孤独少女。 友は小鳥のアサと、ジャンク屋の片隅で見つけた、古いラジオのみ。 《カザクラ》――マイペースな腹ぺこガール。 出会った瞬間からフウを「お兄ちゃん」と慕い、陽気な笑顔でつきまとってくる。 そんな二人が出会ったここは、世界にただ一つ残るヒトの国。異形の怪物たちが支配する果てなき砂漠の真ん中で、ヒトビトは日々の貧苦を喜びとし、神の使いたる王のために生きねばならない――。 だが、彼女たちが知る世界は、全部大ウソだった。 たくさんの知恵と一握りの勇気を胸に。今、《世界一ヘヴィな脱出劇》が始まる。 第26回電撃小説大賞《銀賞》受賞作。 風の名を持つ、二人の少女の物語。

●陸道 烈夏:第26回電撃小説大賞《銀賞》受賞作『こわれたせかいの むこうがわ ~少女たちのディストピア生存術~』にて、2020年に電撃文庫よりデビュー。

レビュー

  • 知識は身を助く。

    たぶん、そんなテーマなのかな、と思いながら読んでいました。面白かったです。

  • 学ぶ事の大切さを真摯に説くラノベ

    大戦により滅びた世界で人類が生きる唯一の国チオウ。 人々はこの国を治める神の使いである王にその身を捧げ生きなければならない… 主人公のフウはそんな独裁国家の管轄区と呼ばれる貧民街で暮らす少女です。 母にも先立たれ、そのままでは野垂れ死ぬ可能性の高かった彼女が手に入れたのはラジオと呼ばれる奇妙な骨董品。 どこかの物好きが送信する大戦前の教育チャンネルを聞き、学び始めた事で彼女の人生は大きく変わります。 チートなスキルや能力、目立った才能などを何も持たない貧しい少女がラジオの知識を生きる術・金を稼ぐ手段へと変えて自分の生活を徐々に向上させていく描写はそれだけでカタルシスのあるものでした。 ラジオから多くの知識を得て成長していくフウとその知識が彼女にもたらす真実。 謎の少女カザクラとの出会いからフウに芽生えた明確な目的。 フウとカザクラ、孤独な2人の少女が惹かれ合うガールミーツガールと学ぶ事の大切さを訴えるテーマが非常に上手く噛み合った良作だと思います。

  • 知りたいという欲望が彼女を,そして世界を揺るがす

    ※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 知りたい,学びたいという純粋な欲望が,主人公たちや世界を揺るがすのが面白く, 昨日よりも賢くなれると満たされる喜び,それは次第に生き方を変えることにもなり, 考えて,調べて,動いて,時には立ち止まってと,彼女の姿が気持ちよく映るとともに, 生きるための小さなお金儲けが,世界をも動かす事態にまで膨らんでいく流れが新鮮です. 彼女にそんな力を与えたラジオの使われ方も,知識を得る道具であるのはもちろん, 大きな陰謀を暴く鍵に,そして『むこうがわ』へと思いを馳せ,繋ぐものになってと, 様々な役割を見せながら,最初から最後までしっかりと中心に据えられている印象です. 特に終盤,窮地の中で小さな希望が届き,大きく広がるやり取りには強く胸が打たれます. 反面,冒頭から風景や世界が浮かび,スムーズに入っていけるのは良かったのですが, いささか話が途切れ気味に映ることがあり,状況や向かう先を掴みかねることが何度か. また,大きな戦争があって…と語られはするものの,ディストピア感はあまりありません. とはいえ,謎の少女の出会いと,それが枯れていたもう一つ泉を満たしていく様子が良く, そして最後,やはりラジオがそこにはあり,切なさとそれを乗り越えていく希望を残します.

  • 続きが読みたい

    全巻2冊あります。続きってでないんでしょうか? 個人的に1も2もすごく楽しんで読めたので続きよみたいです。 面白いので続きを読みたいのでみなさん是非読んでみてください

  • ラジオで世界を知り、新しい世界をつかもう。

    面白い。ラジオを通して得た知識を活用して、自分の世界を紐解き、生きる糧に高めていく。その発想が斬新で面白い。その展開に無茶が無い。何故か、読み終わると優しい気持ちになれる。おすすめ。

  • 描写が淡泊、話が飛びすぎ。設定もありきたりかつまとまりが無い

    怪物が跋扈し、科学が衰退期にあるポストアポカリプスもの、もしくは宣伝文句としてはディストピアもの。 正直言ってディストピア要素はさほど感じられない。せいぜい格差の大きい国だなという程度。 後半になって軍や企業が出てくると、その印象は顕著になる。 宣伝にもある通り、この国にはとある「ウソ」があるのだが、その正体も全くもって大したことなく拍子抜け。 話の流れとしては、最下層の少女が、ラジオから得た知識で成り上がっていくのがメイン。 なのだが、ラジオの活躍が終始地味だったり、話が逸れて突然バトルに飛んだりするのでいまいちのめり込めない。 各エピソードもあっさり話が畳まれ、楽しむ前に終わってしまう。 また描写があまりに淡泊で、衝撃のシーンも感動のシーンも胸に響かない。妙に説明的な台詞が多いのも気になる。 終盤とオチがそこそこ良いのが救いだが、たどり着くまでにかなり飽きが来てしまった。粛々と読み進められる人向け。

  • 学ぶということ、思考を止めないということ。

    国民の大部分を占める貧困層が愚民政策により教育を行き届かせていないというタイプのディストピアものですが、この作品においては世界観を構成する一要素としてでしかなく、そこの雰囲気を強く求める方にはお勧めしません。 では、この作品のメインとなる要素は何なのか。私は”学ぶということ、思考を止めないということ。”だと思います。 何が正しいのか、何が間違っているのか、そもそもそういう疑問を持つことができるのか。主人公のフウは水と少ない食料を買うのがやっとの毎日に疑問を抱くことができていませんでした。 そんなフウが偶々入手した”ラジオ”を通して、他国の放送を聞いて知識を得た結果、フウは自身の現状に疑問を抱きはじめます。 そうやってラジオで得た知識は愚民政策を敷いている国からしたら本来あってはいけないもので、それを持っているフウは―― といった感じの内容になっています。 こんな人にお勧め ・内容の薄いライトノベルに飽きた人 ・なろう系が合わない人 ・派手な描写や展開が無くても楽しめる人 ・キノの旅のような文体も楽しめる人 こんな人にはお勧めできない ・常にドキドキワクワク、ギャグ的な楽しみが無いとダメ!って人 ・頭を空っぽにしてすこしの空き時間に読める本を探している人 ・一般文芸寄りの作品が楽しめない人 個人的にはとても楽しめた作品で、まさか終盤にラジオに泣かされるとは思いもしなかったので、是非ともお勧めしたい作品ではあると思います。

  • タイトル負け

    いまいち何を伝えたいのかがわからなかった。

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