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エンド・オブ・アルカディア (電撃文庫)

電撃小説大賞

エンド・オブ・アルカディア (電撃文庫)

蒼井祐人

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2022-03-10
ページ数
328ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.6 x 14.9 cm
ISBN-13
9784049142204
ISBN-10
4049142201
価格
726 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

彼と彼女は敵だった。二分された世界で、同じ孤独を抱えていたと知るまでは ☆☆☆第28回電撃小説大賞《金賞》受賞作☆☆☆ バトル×リスポーンで、生還不可能なS級ミッションを攻略せよ! 彼らは安く、強く、そして決して死なない――。 究極の生命再生システム《アルカディア》が生んだのは、複体再生〈リスポーン〉を駆使して戦う10代の兵士たち。戦場で死しては復活する、無敵の少年少女〈死を超越した子供たち〉だった。 二大大国が覇権を争う大戦の最前線。合衆国軍のエースとして小隊を率いる少年・秋人は、戦績不振を理由に全滅必至な機密情報の回収任務〈サルベージ〉を命じられる。しかし予期せぬ戦闘と崩落で仲間を庇った秋人は、因縁の宿敵である連邦軍のエリート少女・フィリアとともに、複体再生〈リスポーン〉不能な地下深くで孤立。性格もスキルも正反対で相性最悪な二人が協力して、地上への帰還を目指すことになり――。 死ぬことのない戦場で死に続けた彼と彼女の、邂逅と共鳴の物語が始まる!

●蒼井 祐人:第28回電撃小説大賞《金賞》受賞作『エンド・オブ・アルカディア』にて、2022年に電撃文庫よりデビュー。 ●GreeN:ライトノベルの挿絵などで活躍する、気鋭のイラストレーター。

レビュー

  • 面白かったです。

    二人のやり取りや心境の変化が繊細に書かれていてよかったです。 後半になるにつれてどんどん面白くなる作品だと思います。

  • 結構面白かった。

    『エンド・オブ・アルカディア』…直訳すると『アルカディアの終わり』ですね。 アルカディア《ARCADIA》…『テレサ社』という企業が開発したネットワークに接続していれば、死の直前に魂を救済してくれるシステム。クローン技術と記憶の量子化により実現したもので、すんごく乱暴な説明すると「プリンターで生身の肉体を印刷。そこに死の直前までの記憶をぶち込む」という認識でOK。ただ、そんなアルカディアの唯一の欠点として『19歳以下の未熟な脳にしか使えない』。 少し脱線するが、そもそも『アルカディア』とはギリシャにあるペロポネソス半島の中央にある地名のことで『理想郷』の代名詞とも言われている。しかし、ラテン語の名言に「Et In Arcadia ego」というものがあり、「私(死神)はアルカディアにおいてでさえも、存在している」という意味で、生のはかなさと市の不可避性を説いたメメント・モリの一例がある。「何が言いたいのか?」というと、ラテン語の名言にさえ「理想郷においても死は存在する」と言われているのに、本作では「死を超越するシステム」の名前に「アルカディア」という名前が用いられているのは皮肉か何かだろうか?というところ。 閑話休題。舞台は『戦場』。『エルメア合衆国』と『ローレリア連邦』という大国同士が戦争中。そこに登場したのが「アルカディア」。『安く、強く、そして誰も死なない』。アルカディアの登場は文字通り戦場を一変させた。 主人公は『一ノ瀬明人』という少年。彼はエルメア合衆国軍少尉。彼はどんな戦場も血の海にしてきた凄腕だったが、「アルカディアによって生き返ると分かっていても死ぬ直前の痛みや苦しさ」について思うことがあり、「対人の数字がヤベェ」ことになっていた。(彼が指揮を執る小隊も同様) その罰として、ネットワークが届かない可能性を孕む『機密データ』のサルベージを任じられる。 ヒロインは『フィリア・ロードレイン』(表紙の少女)。彼女はローレリア連邦軍所属。階級は中佐。合衆国軍には《致死の蒼》(リーサルブルー)というTAC(タクティカル)ネームで恐れられている。直列演算(1つのタスクを処理する能力)が誰よりも早い主人公とは対照的に、並列演算(複数のタスクを同時に処理する能力)に秀でている。ちなみに超がつくほど真面目で。不器用な性格。(ツンデレ) 主人公とヒロインは同じ研究所にある機密情報を目的に戦闘を繰り広げるが、地盤の崩落によりネットワークが届かない奈落へと二人で墜ちていく。そこで、二人は一時休戦し、協力して、ネットワークが届く地上を目指していく。(こんな感じのストーリー) 一通り読んだが、『アルカディアの利用が軍事目的に限られている』という部分が『クソ』だと思っている。アルカディアの開発者は『人として避けようがない死が存在しない理想郷を目指した』が「テレサ社」という企業の介入した結果、『軍事目的に利用される産物』に成り下がってしまった。(道徳や倫理観はさておき、開発者の想いだけであれば『純粋なシステムだな』と思ったのだが…) 物語が進むとアルカディアをより軍事利用に特化させるためにテレサ社が行ってきた非道な行いが明らかとなる。テレサ社の真の目的とは―――。 総評。個人的には面白い作品。(第28回電撃小説大賞で『金賞』を受賞するのも納得できる作品だと思う) しかし、『なぜ(この2国は)戦争しているのか?』という疑問については納得できる理由がなかったのはちょっと残念に思う。(確かに人の歴史は「戦争」と密接に関係している。しかし、理由なくして起こるものでもない) いずれ、「エルメア合衆国とローレリア連邦が争っている理由」も記載してほしい。(…両国とも理由を既に失っているとかないよね?血で血を洗うことを繰り返してきた結果、両者とも引けない状況になっているとかだったら、至極馬鹿らしいんだけど…) …まぁ、興味があったら、読んでみてはいかがだろうか? (第2巻も近日発売予定で「コミカライズ企画」も進行中とのこと)

  • おもしろかった。

    電撃大賞金賞受賞作品ということで購入 死と向き合う人間の感情をうまく描写しておりキャラとの駆け引きも良かった。 バトルシーンなども迫力があり緊迫感も伝わってくるなど キャラの設定や全体的の流れも非常に良くとても読みやすかったです。 あとヒロインのフィリアがとても可愛い #資料へメッセージを送信

  • 専門用語祭り

    電子書籍で読んだのでそう見えただけなのかもしれませんが、戦闘に関する描写が多すぎる、、

  • うーん、これで金賞?

    世界観の設定はいいとして、キャラに魅力が薄い、かといって俺ツエーでもない、戦闘も淡々と進み、気づいたらおわってましたという、なんとも味の薄い飯を食べてる感じですね。

  • なかなかに

    面白い! あとフィリアかわいい!!!!

  • SF濃い目、人間関係薄味

    最後まで読めた。 文章力はあるし、新しい設定をストーリーにうまく落とし込み、物語をまとめている点で完成度は高いと思う。 ただ、すぐにページを次に送りたくなるような没入感を得られる作品ではない。 機械や通信は専門用語を並べる割に、人間の体を安易に作り出せる点に説明がないなど設定がチグハグだ。 また人間関係が薄味過ぎる。 秋人とフィリアが、いかに関係を深めるかが物語の核であるはずなのに、好意を持つ理由が、日常と非日常のギャップと吊り橋効果しか描かれておらず、憎むほど嫌っていた割にはあっさりしすぎている。 周囲の描写も少なく、ラストで力を合わせる場面に感情移入ができなかったことも残念。 二人のゴールから逆算して、必要イベントを順番に起こしていったという優等生的な感じが最後まで抜けきらない作品でした。

  • 結構ベタでありがちなゲーム感覚の戦争もの

    表紙買いで手にとりましたが、設定はありそうでないもの。ただ、それなりに楽しめましたが、めちゃくちゃ好きだと満足するようなのものではなく、キャラクターの背景などがわかりにくく未消化な雰囲気。 内容はSFです。悪い所としてSFによくある専門用語が多く、キャラクターもそれなりに多いので状況がどうなっているのかが掴みずらくわかりにくい。少年少女しか戦えない設定はエヴァやガンダムのような設定で、割とベタなラブコメがある。ファンタジーよりは取っ付きにくく、好き嫌いが分かりそうな作品ですが、戦闘に関しては綺麗に描写されていてキャラの心情も良かったです。金賞を取れた意味も納得でした。 ただし、敵役にあまり魅力を感じなかったり、なぜ戦争が起こっているのかなどの具体的な理由がないのが気になりました。ミリタリー的な雰囲気ながら「リスポーン」を始めとする設定やダンジョン攻略といったストーリーがどうにもゲームそのもので、設定や用語の多さの割には世界像が見えて来ない。また、蘇生可能なせいで命が軽くあつかわれており、シリアスな場面や厳しい現実という緊迫感がに欠けている感じが否めない。最後にちょこっと戦争の理由が出てきましたが序盤のぐたぐたを抜いて、もっと専門用語を抜いて、必要な情報だけ入れて欲しかった。戦争勃発の原因や従軍の理由が弱く、プロパガンダなのか、民族差別なのか、思想なのか、そういう仕様なのか……。現実世界の作品なら説明は不要ですが、架空世界で必要な世界観があまり描写されていないので、ゲーム感覚で楽しめる戦争ものなら多少は満足できるかと。もっとも、なにか戦争に対して、教養があるかといえば……微妙ですね。 一般書籍を読んでいるとラノベが物足りなく感じてしまうのが否めないのですが、ほかの作品と比較しなくても、ベタな展開で進み、設定や固有名詞が多いのに物足りない印象的。個人的には史実ネタを見た方が良いのかなと思いました。 主人公の少尉はわかるが、ヒロインの中佐という役割があまり活躍されていないので、階級はお飾り程度なのかなと感じてしまった。将校レベルなので勿論かなりエリートなのかなとおもうが、貴族出身なのか、人数が少ないから自動的に中佐なのか……そのあたりの説明がなくてモヤモヤ。 男主人公とヒロインが共に戦い恋愛に発展しそうな感じで、そういうのを求めていない私としては、1巻読めば十分かなと感じました。少なくとも本作は戦争物ではなく、戦争を下敷きにしたよくあるロミジュリ戦記です。ヒロインと主人公が早くくっついてしまったので、それらが彼らの本音というよりもどうにも吊り橋効果っぽいですね。

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