無貌の君へ、白紙の僕より (メディアワークス文庫)
なげやりな日々を送る高校生の優希は、夏休み明けのある日、ひとり孤独に絵を描き続ける少女・さやかと再会する。六年前に共に絵を学んだ彼女は今、人の視線を恐れて目を開くことができなくなっていた。それでも「人を描く」ことが自分の復讐であると言い張るさやかの切実な思いに動かされ、優希は絵の被写体として協力することを決める。二人で過ごすうちに優希はさやかのひたむきさに惹かれていくが、さやかにはもうひとつの秘密があって――。学校、家族、進路、友人といった様々な悩みを抱える高校生の男女が「絵を描く」ことを通じて自らの人生を切り開いていく青春ラブストーリー。
作品情報
これは偽りの君と透明な僕が描く、恋と復讐の物語。
電撃小説大賞(選考委員奨励賞)受賞作を改題・加筆修正してメディアワークス文庫より刊行。相貌失認という精神的疾患を抱えながらも絵を描き続けるヒロインと、表面上は平静を装いながら自身も傷を抱える主人公が織り成す、恋と復讐と再生の青春小説。重いテーマながら軽やかな文体で描かれ、さわやかな読み心地が特徴。
レビュー要約
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傷を負った高校生が絵の創作を通して再生していく過程が瑞々しく描かれているとの声が多く、全体的に高い評価を得ている。
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電撃大賞選考委員は「深刻な設定に反して必要以上に重くなりすぎない清々しい読後感」「絵画を題材にした良質な青春小説」と評価。前半でヒロインを助けた主人公が実は自身も病を抱えていたことが明かされる中盤の転換が見事との声も多く、高い評価を受けた。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2024-04-25
- ページ数
- 304ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.1 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784049155211
- ISBN-10
- 4049155214
- 価格
- 792 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
電撃小説大賞受賞! これは偽りの君と透明な僕が描く、恋と復讐の物語。 なげやりな日々を送る高校生の優希。夏休み明けのある日、彼はひとり孤独に絵を描き続ける少女・さやかと出会う。 ――私の復讐を手伝ってくれませんか。 六年前共に絵を学んだ少女は、人の視線を恐れ、目を開くことができなくなっていた。それでも人を描くことが自分の「復讐」であり、絶対にやり遂げたいという。 彼女の切実な思いを知った優希は絵の被写体として協力することに。 二人きりで過ごすなかで、優希はさやかのひたむきさに惹かれていく。しかし、さやかには優希に打ち明けていないもう一つの秘密があって……。 学校、家族、進路、友人――様々な悩みを抱える高校生の男女が「絵を描く」ことを通じて自らの人生を切り開いていく青春ラブストーリー。
●にのまえ あきら:第30回電撃小説大賞で《奨励賞》を受賞しデビュー。
レビュー
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電撃大賞受賞の青春ラブストーリー
序文からラストまでの構成力、表現の使い回しの繊細さ、会話のジャブの心地よさ、辛く楽しく愛おしい展開を経て、ラストに至るまでの伏線回収。個人的には良かったと思います。
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あらすじで止めておけば
設定と伏線が売りなのだけど、創り手のやりたいことに付き合わせられて疲れる。設定と伏線しか売りがない。あらすじまでにしておけば面白いけど、小説となるとつまらない。
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おもしろかった
おもしろかった
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主題を意識して
導入から教師とのやりとりが始まってトータル80Pくらいあるんですが、、、ストーリーと関係ない話が多すぎる。どうでもいい話が8割、最後にぽんっと伏線回収。アスキーメディアワークスって何をやってるんですか?最近微妙な本が多すぎて、ちょっとレーベル買い控えようかと思います
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設定は秀逸!だが…
物語のキーとなる設定の性質上、主人公とヒロインの行動原理の核を開示されないまま読み進めさせられるので、終盤までイマイチ感情移入ができなかった。 かといって読者の興味を引く仕掛けも単調なので、謎が明かされた際のカタルシスにも欠けていた。
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うーん・・・
微妙だった。想定内の展開で終わった。残念。 作者のやりたいことは伝わるが読み終えたとき「だから何?」しか残らない。残念な出来の作品だった。
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面白そうではあったけど
受賞作ということで、本屋で平積みになっていたので買ってみたのですが、読むのがちょっと大変で、最後の方はほぼ流し読みでした。どなたかが「作者の書きたいことに付き合わされる」とレビューに書いていらっしゃいましたが、私も正にそんな印象です。面白そうではあったんですが、残念です。
関連する文学賞
- 電撃小説大賞 第30回(2023年) ・選考委員奨励賞