魔神の海 (児童文学創作シリーズ)
『魔神の海』は、前川康男による作品で、1970年のjapan-children-literature-association-awardで受賞対象となった。受賞記録と公開書誌をもとに、作品単位で参照できる項目として整理される。
作品情報
japan-children-literature-association-awardで受賞対象となった『魔神の海』。
『魔神の海』は、前川康男の作品として刊行情報に記録されている。講談社,1984,9784061189522タイトル:魔神の海タイトル(読み):マジンノウミ責任表示:前川 康男 著 1984
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1976-12-01
- ページ数
- 297ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061189522
- ISBN-10
- 4061189522
- 価格
- 8746 JPY
Amazon.co.jp: 魔神の海 (児童文学創作シリーズ) : 前川 康男, 床 ヌブリ: 本
レビュー
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重いテーマでありながら、抒情豊か
実話を元にした創作。小学5年生の時と20歳位の時に読み、数年前、約30年ぶりに読み返した。 シサム(日本人)の迫害に耐えかねた国後島のアイヌたちが島のシサムたちを襲い、続いてメナシ(北海道・根室半島周辺)を襲撃、現地のシサムをほぼ全員殺害。最後まで戦おうとするセツハヤを、父の酋長ツキノエアイノは「これ以上戦えば、多くのアイヌが傷つき、殺される。戦いに破れれば、クナシリ=アイヌはすべて殺されてしまう」とセツハヤを説得する。最後、セツハヤが島民たちを守るため、投降ののろしを上げた場面は、涙が出そうだった。 小川弥左衛門のような良いシサムの侍もいたのに、なぜ殺し合うことになったのか。「人間同士が憎み合い、殺し合うのではない。国という得体の知れない恐ろしい力が憎み合うのだ」とのツキノエアイノのセリフが心に響く。最後のブキテマアイノ(元シサム)の「私はアイヌではない。シサムでもない。私は人間だ」とのセリフが心に突き刺さる。 重いテーマを扱いながら、島の景観や生活が叙情豊かに描かれていて、暗い気持ちにさせない。木版画の挿絵も素晴らしい。
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歴史の勉強にもなるのでは・・?
かつて日本がアイヌ民族を侵略した歴史を学ぶことができます。 またアイヌ民族だけではなく、沖縄の琉球民族についても興味を持つことができるのではないでしょうか。