作品情報
三弦の響く閉ざされた旧家で、芸と血縁と愛憎が惨劇を呼び込む。
芸道の家元制度と閉鎖的な家族関係を背景に、三味線の音色、師弟関係、秘密を重ねて殺人事件を描く伊集院大介シリーズの出発点。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1980-08-01
- ページ数
- 321ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061307025
- ISBN-10
- 4061307029
- 価格
- 87 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
第2回(1981年) 吉川英治文学新人賞受賞
レビュー
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文庫が上下2冊でています
最初はボーイズラブの作品かと思いました。 三味線の家元の家での複雑な家族を背景にした連続殺人事件。 伊集院大介が登場するが,最後の最後まで脇役です。 特に,はじめの方は主人公は家元の子供たち。 吉川英治文学新人賞受賞作品ナだけあって, 小説としての完成度も高井。 透明感ある伊集院大介。 他の名探偵とは一線を画すると思うがいかがだろう。
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最初に読んだ伊集院大介もの
レビューを書いていると、昔のことを思い出す。私の高校生時代というのは栗本薫なしには語れないのだなーと改めて認識する。 この芸術一家のお家騒動の話は、意外な犯人によって記憶に残っている。「未必の故意」という言葉というか、考え方を知ったのもこの作品だった。伊集院大介という名探偵を知ったのもこの作品。その後に読みあさった伊集院大介の短編集は結構軽いものが多かったが、これは華麗かつ重厚な物語で、そこに気の強い美少女、はかなげな少年とくれば、面白くないはずがなかろう。 これから栗本作品に入ろうという方には、ぜひお勧めすする。
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