作品情報
南條範夫の『細香日記』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。
『細香日記』は、南條範夫の受賞作として知られる作品。作品名、作者、受賞年次の文脈から、各賞の対象領域に位置づけられる。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1981-09-01
- ページ数
- 246ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061307971
- ISBN-10
- 4061307975
- 価格
- 65 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第16回(1982年) 吉川英治文学賞受賞
レビュー
-
江戸時代後期にもこのように生きた女人がいた。
頼山陽の恋人、江馬細香の生涯。 細香は大垣の藩医・江馬蘭斎の娘。推さない頃より画才、文才を発揮する。才ばかりでなく、美貌も備え、父、欄斎の手中の玉であった。 が、大垣にやって来た頼山陽と運命の出合いをする。山陽は結婚を申し入れるが、父ははねつける。断られた山陽は妻を娶る。 山陽に詩の教えを請うために京に上った細香は、山陽と愛し合うようになるが、それは愛人という位置であった。 江戸時代後半、意外にも自由に生きた女の人がいたのだと驚いた。ただ、細香を見る視点が気になった。同じ女性が書けばまた違う視点から、細香の生涯を見ることが出来るだろう。
関連する文学賞
- 吉川英治文学賞 第16回(1982年) ・受賞