作品情報
蘭と狗という題名を軸に、中村勝行の作風と受賞時代の空気を伝える作品です。
『蘭と狗』は、中村勝行による文学作品です。1995年の受賞作として知られ、作品の題名が示す世界や人物の動きを中心に読まれます。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1996-03-01
- ページ数
- 335ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062080361
- ISBN-10
- 4062080362
- 価格
- 2291 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第6回時代小説大賞受賞作 放火して小伝馬町から脱獄した蘭学者・高野長英。焼死した女房の残した音の出ない鈴を手に執念の鬼となって追う岡っ引・瓢六……。 あいつだ!板橋宿で牙をむいた狗。「もういっぺん、てめえを檻ん中にぶち込んでやるぜ」と獰猛(どうもう)に吼えた岡っ引の、悪鬼のようなあの顔だ。だが、なぜ?なぜ江戸の岡っ引がここまで追ってくるのか。途方もない時間と労力をついやして、おれを追い続ける理由は?あの男の執念を支えているものは?相手の腹の底が見えぬだけに、長英にはいっそう不気味さが募った。
1942年東京生まれ。テレビ番組制作会社を経て、1973年「必殺仕事人」で脚本家としてデビュー。作品に「太陽にほえろ!」「木枯らし紋次郎」などがある。1995年『蘭と狗』で第6回時代小説大賞受賞。
関連する文学賞
- 時代小説大賞 第6回(1995年) ・受賞