作品情報
剣の一閃に、人の矜持と時代の影が重なる。
『雲を斬る』は、剣と人情を軸に、時代の空気と人物の矜持を描く歴史小説です。運命に抗う人物像と、時代劇らしい緊張感が物語を支えます。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2006-04-04
- ページ数
- 345ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062133883
- ISBN-10
- 4062133881
- 価格
- 1500 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
人の命を奪うは、獣。ならばいっそ、優しい獣になるがよい。 池永節まさに満開!こんな時代小説を待っていた! 仇を追う身が賞金首に。強くて優しい貧乏浪人・由比三四郎は、江戸下町の人々との暮らしの中で過去を乗りこえるために大空を目指す。 寺子屋の師範をしながら、道場破りで日銭を稼ぎ、仇討ち相手を探し続ける三四郎。ある日、女郎部屋に売られる娘を助けたことから、女衒(ぜげん)の恨みを買い、首に50両の賞金が懸けられてしまった。果し合いを挑んでくる食い詰め浪人、闇討ちの機会をうかがう破落戸(ごろつき)。人に賞金を懸けながら、妙に人なつっこい人買いの男。鳥に憧れ空を飛ぼうとする若者……。江戸の町を舞台に繰り広げられる優しさと切なさの人間模様。
レビュー
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読ませどころをつかんでいる1冊!
連作でありながらそれぞれの読ませどころを心得た佳作!やや不満なのは「さらり」とした書き方で主人公と一部周囲としか関わらない世界を描いているのが空間の狭さを感じさせてしまう。つまり、時代小説の楽しさである時代背景や世相などがもっと深く盛り込んでほしい。何しろ、八丁堀同心や岡っ引きなどが斬り合いのあった事には何ら登場してこないのもあまりに「さらり」とした人間関係の所以なのかもしれないが。
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満足です
池永陽の作品ということで購入しました。中古でしたが、満足です。
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