作品情報
『謎の1セント硬貨』は、向井万起男の受賞歴を語るうえで重要な小説作品。
『謎の1セント硬貨』は、向井万起男による小説作品。人間関係を軸に、地方文学を重ねながら、受賞作としての個性を示している。 書誌識別子は図書として確認できる範囲で補完した。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2009-02-20
- ページ数
- 287ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13 x 1.8 x 19 cm
- ISBN-13
- 9784062152686
- ISBN-10
- 4062152681
- 価格
- 2251 JPY
- カテゴリ
- 本/歴史・地理/地理・地域研究/アメリカ・中南米
言わずと知れた「宇宙飛行士・向井千秋さんのご主人」向井万起男さんの最新刊は、大ベストセラー『君について行こう』『女房が宇宙を飛んだ』以来10年ぶりとなる書き下ろし大作です。「満を持して」出版された本書の内容は、一言で言えば「いまだかつてない、誰も読んだことのないアメリカ論」。以下、ご本人による内容紹介です。 日本に残された私は、定期的に休暇をとってアメリカに出かけることになりました。女房訪ねて三千里というわけです。そんな生活を10年以上にもわたって送っているうちに、私は或る事にフッと気付いたのです。オレの女房はアメリカという国の社会システムについてヤケに詳しくなってるじゃん、と。これは、私のどうってことない人生における最大の発見でした。 私はアメリカに出かけるたびに女房とドライブ旅行をするようになったのです。しかも、ホテルの予約など一切しない行き当たりばったりのドライブ旅行。そんなことしてホントにダイジョウブかよ、アメリカは日本より危ない国じゃないか、という私の心配なんかに女房は耳を貸しません。“マキオちゃんはつまんないこと心配してんのね。ダイジョウブだって”と言うばかり。そして、ホントにダイジョウブで何の問題も起こらないんですよ、いつも。女房がヤケにアメリカのシステムに詳しいので。 で、私は決心したのです。オレがタダで独占している史上最高のツアコンとアメリカをドライブ旅行した経験を書こう、と。なにしろ私は女房のおかげで、日本の方々が誰も行ったことがない場所にヤケに行っているし、日本の方々が誰も経験したことがないことをヤケに経験をしているので。 ところで、書こうと思ったらすぐに書けるわけではありません。アメリカはダダッ広いからです。私は選りすぐった場所・経験を書きたいと思ったのです。私にだって一応、そのくらいのプライドはありますから。というわけで、構想を錬り始めてから年数がかなり必要だったのです。が、しかし、構想を練り始めてからヤケに年数がかかった理由はそれだけではありません。 実は、私は女房と一緒にアメリカで経験したことについて、関連するアメリカのホームページを探し、見も知らないアメリカ人にメールを送って質問しまくっていたのです。これは本に書くなどというつもりではなく、単なる趣味として。ところが、いざ本を書こうとしたところで、この質問メールとアメリカ人の返信メールの面白さに急に気付いたのです。私が質問メールを送った相手は実に多岐にわたっていました。アメリカ下院議員、ヒューストン市警、ニューヨーク市長、ウォールストリートジャーナル、アメリカの野球の殿堂、アメリカの退役軍人たち、そして、大勢の一般民間人の方々から。 というわけで、今回の本には私たち夫婦の経験だけではなく、私が見も知らないアメリカ人とやりとりしたメールも紹介されています。双方が相乗効果を発揮し合っていると読者の方々に思って頂けると嬉しいです。(『本』2009年3月号より一部抜粋)
向井万起男 むかい・まきお 1947年、東京生まれ。 1972年、慶應義塾大学医学部卒業。 現在、慶應義塾大学医学部准教授、病理診断部部長。 妻は日本人女性初の宇宙飛行士、向井千秋。 著書に『君について行こう(上・下)』『続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ』『ハードボイルドに生きるのだ』(いずれも講談社+α文庫)、『愛人の数と本妻の立場』(講談社)。本作が10年ぶりの書き下ろし作品となる。
レビュー
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懐かしくて面白い
一時、向井万起男さんのエッセイを次々読んでいたときのことを思い出しました。とてもおもしろいです。凝り性で面白がりでどこまでもテーマ立てして追いかけていくマキオちゃんの冒険譚。変わった人だ(褒めてる)。
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破天荒な著者のアメリカ武勇伝です
亥年生まれの仲間の会で講師を依頼したことがきっかけで、著書を読みましたが、破天荒な生き方をしている著者のアメリカ旅行記として大変興味深く読みました
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まさしく真実は小説より奇なり
夫婦2人のアメリカドライブ旅行記。満起男さんの好奇心がネットをフル活用して真実に辿り着く。何にでも奥深いストーリーがあるんです。好奇心は、人や世界を見る視野を広くする。
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いいです
些細な事柄にこだわる作者がユーモラスでいいですね。奥さんとのえもいわれぬ温かさが心地よい読後感になっています。
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久々のマキオちゃん節、健在です。
親しみを込めて、あえて著者を”マキオちゃん”と呼ばせていただきます。 前作「君について行こう」「女房が宇宙を飛んだ」はマキオちゃんのひたむきな感動の青春ストーリーであり、読むものに独特のまごころがこもった愛情をささやいてくれるものでした。 本書では、マキオちゃんのオタッキーぶりが顕在化しています。 それは決して悪い意味ではなく、よくこんなことまで気がつき、こだわりをもって執着するんだなっていうところが実に侮れないのです。それと、マキオちゃんのまるで子どものようなきもちで真理の探求をする姿に天晴れです。 こういった科学的アプローチなところがマキオちゃんとチアキさんご夫婦の共通点なのかなぁ〜とつくづくとお二人の仲のよさを感じ取りました。 アメリカ社会や文化でニッチなところ、アメリカ人でさえ違和感や疑問に感じることなく通り過ごしてしまうことをテーマに取り上げており、ネット調査やeメールを通じてマキオちゃんがヒアリングを行い解を求めたものですが、そのプロセスの中でアメリカ人のフランクな生の声が伝わってきてアメリカに対して親近感と理解を深めることができます。
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ちょっとやりすぎでは?
「君についていこう」からのまきおちゃんのファンなので、 今回の「謎の1セント・・・」楽しみにして読みました。アメリカ人も知らないアメリカ豆知識?を深く調べて頂き、面白く興味深いものもありました ただ、いくらアメリカ人が、どんな質問にも返信してくれるからと言って・・・あまりにもくだらないまきおちゃんの質問にがっかりしました。特にSWエアラインへの質問など・・ 私は、アメリカ在住15年になりますが、こんなくだらない質問をして同じ日本人としてとても恥ずかしいです。 でも、こんな人がいるから世界は面白いってことでしょうね・・・
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人生を面白おかしく生きる知恵
ハァ〜!ヒィ〜!フゥ〜!ヘェ〜!ホォ〜!とを面白おかしく読んでいました。 内容は、とてもわかりやすく、直感的であり論理的な文章で、「もう何も言わずに読んで!」と言いたい位に面白い本です。 僕達が知らないアメリカの一面を垣間見ることができます。 人生を面白おかしく生きるための知恵が含まれていることに気づきました。 1)些細なことにも興味を持つこと 2)興味を持ったらまず調べること 3)さらに答えを持っていそうな人達に質問をすること 4)自分なりの答えを見つけること 5)気づいたことを人に伝えること。 この一連の作業をしている向井万起男さんが一番楽しそうなんですね。 僕も興味を持ったらマネをしていきます。この本から学んだ一番のことです。
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ややタイトル詐欺
南部中心のアメリカエッセイ。興味の分野も違うし地理的な知識もないけれど面白く読めた…がタイトルが気になって買ったのに肝心の1セント硬貨に本文でまったく触れていないのは不満が残る。
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