作品情報
幕末の名臣を育てた父子の気骨を、江戸の息づかいごと描き出す。
子母澤寛の代表的な幕末ものの一つ。勝小吉と勝海舟の親子を、人情味と講談的な勢いを交えながら描き、人物の逸話を重ねることで時代の空気を立ち上げる。講談社文庫版などで再刊が確認できる。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2006-07-12
- ページ数
- 573ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062754538
- ISBN-10
- 4062754533
- 価格
- 1288 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
旗本・男谷平蔵の妾腹の子として、江戸深川に生まれた小吉は、微禄の旗本・勝家の養子になった。剣術が強く、根っからの江戸っ子気質で、豪放な性格と面倒見のよさから、周囲の人々に慕われていた。この小吉と妻・お信の間に男の子が生まれた。名付けて麟太郎。幕末から明治の武家政治家・勝海舟である。
レビュー
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一代の快男子の物語
御家人勝小吉。若くして撃剣を好み、その奥技に達するも、お役入りかなわず、赤 貧洗うが如き生活。無学ながら、人となりおおらか、身を持するに倹朴。強きを挫 き、弱きを助け、人助けのため東奔西走。この間、嫡子麟太郎は、剣の修業のかた わら、蘭学を学ぶ。 本書に登場するごろつき剣術遣い小林隼太、小野兼吉、信用師中村多仲、斎藤監物、 大川丈助らは、小吉が晩年に書き残した懺悔録「夢酔独言」に出てくる。純然たる 創作ではない。実在の人物を作者がたくみに脚色したキャラクターだ。 父と子、夫と妻、隣近所の人々との心温まる交流を描いた本書は、読後感さわやか なピカレスク小説だ。
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ちょっと違った
勝海舟の事が知りたくて、本書を手に取った。 勝海舟とその父の事が書いてあるとのことで、興味深いと思って選んだ本であった。 しかし読んでみると、勝海舟の父である勝小吉の話であり、勝海舟のことはほんの少ししか書かれていない。 面白い本ではあるが、勝海舟のことや歴史的な話を読みたい人には不向きである。 この本を勘違いして選んだ自分が悪いので、本の内容を批判しているわけではないので、誤解しないで頂きたい。 勝海舟のことを深く知りたい人は、その父から知ることで、より背景を知ることができるので、けして無駄ではないと思われる。
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勝海舟の今年も
勝海舟の育った江戸末期の環境がよくわかった。 あとは下巻の感想と同じである。
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勝 小吉、麟太郎、大好きなのだが?
最近の若い人たちには、理解しにくいのだろうかと、少し寂しくなるが、私は、この江戸っ子気質、しかも武士と云っても大変な貧乏侍、しかし、あの時代、そして明治に入って、若い武士として、いきなり、明治の時代に突入して、食うや食わずの高楊枝、等という言葉があるけど、日本の大きな変化の時、さらに、どのように、明治という時代を、生きたのだろうか、何が一番大切にされたのか?大いに興味が沸く、北から南まで、いきなり、怒濤の変化のなかで、それぞれの生き方について、さらに深く知りたいと、思わされている。
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