作品情報
バンド仲間とテレビ局の事件を追う、等身大の青春ミステリ。
第24回江戸川乱歩賞受賞作。講談社文庫の新装版が2007年に刊行され、当時の若者文化とミステリーを結びつけた作品として読み継がれている。栗本薫のデビュー作でもある。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2007-12-14
- ページ数
- 448ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.6 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784062759335
- ISBN-10
- 4062759330
- 価格
- 460 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
栗本薫は22歳、某マンモス私大の3年生。アルバイト先のTV局内で発生した女子高生連続殺人事件を、ロック・バンド仲間の信とヤスヒコと解決しようと挑む――。当時の若者たちの感覚や思考を背景に、凝った構成と若々しい文体によって、シラケ世代とミーハー族の心の断面をえぐった江戸川乱歩賞受賞作。(講談社文庫) 1978年第24回江戸川乱歩賞受賞作品!栗本薫は某マンモス私大の3年生。バイト先のKTV局内で発生した女子高生連続殺人事件を、ロック・バンド仲間の信とヤスヒコとで解決しようとするのだが……
レビュー
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70年代後半の気怠い平和な時代が蘇った
今頃になって、読み忘れていた時代のベストセラーを手にとって、推理小説というより、70年代の時代小説のように、最初の一頁から懐かしさと「あ~そうだった、こんな感じだった」と世の中の雰囲気、若者のどうしょうもない停滞感や戦前世代との乖離、埋められない生きている現実感の違いが、蘇ってきた。事件も時代と同時進行する。TVスターが心の中で自分と一体感で、全てと考えながら生きている少女の純粋性と、現実と、その一途さは、戦中派の軍国主義少年少女のそれと似通って思える。純粋さは死と結び付きやすいのだろうと思う。岡田有希子の飛び降り自殺の後、幾人もの少女達が、後追い自殺をしたが、それを笑えないピュアな霊が若さであり、大人や社会が守って、上手に導いてやらないといけない。そんな事まで考えさせられた一冊でした。
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僕らの時代
本当に早く届いたし、状態も良く、安くて良かった。
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華麗でした
綺麗な商品でした。
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大好きな一冊
学生時代に読んだ本、ポーの一族に憧れていました。当時は自分もバンド組んでいたので同じような生活に共感。
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昔読んでいた本です
昔読んでいた本です 本屋で探すのは大変なのでアマゾンにしました よかったです
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なぜこれが賞をもらったのだろう
もし,この作品が男性が書いていたらすごく非難を浴びただろう。 決して賞はもらわなかっただろう。 もし,この作品を最初に読んでいたら,栗本薫の作品を読み進もうと思わなかっただろう。 この作品以外では,登場人物の栗本薫は,もっと透明感があり, この作品でのような行動は取っていない。 ネタばれになるので理由は書けないが, 栗本薫のファン以外の人の評価をお聞きしたい。 栗本薫のファンなので,ついつい擁護したくなるのを抑えたくなってしまうほどだ。 栗本薫作品の最初なので,難点があってあたりまえではあるので, 歴史的作品としての評価が高くなってしまった。 賞を取った作品という意味が無かったら,評価は低いかもしれない。
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歴史遺産
長髪でロックバンドをやるような若者への、大人たちの敵意を主題とした推理小説。今だってそういう世代間対立はあるが、やはり時代が違うし、いま読むと時代を感じさせる。推理ものとしては、まあ大したことはないだろう。 もっとも収穫は、そういう若者の一人が「シナ人」なんて言っていることで、これは旧版で読んだから新版では変えてあるかもしれない。シナとか言っちゃいけない、と中共が圧力をかけ始めたのは80年前後なのだよね。
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若者の文体に共感
「女子高生連続殺人の謎を追う男子大学生」と思って読んでいくと、戸惑いを感じるかもしれません。 それでも、若者だった作者(この時24歳でしょうか)が若者の言葉で書いた文体に、新鮮さと共感を覚えました。
関連する文学賞
- 江戸川乱歩賞 第24回(1978年) ・受賞