作品情報
微風のような日常の中で、小さな事件が郷里の輪郭を変えていく。
第10回講談社BOX新人賞Talents受賞作を改題・改稿して講談社BOXから刊行。CiNii と図書館系書誌で ISBN とページ数を確認した。
レビュー要約
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ミステリーの枠に収まりきらない、田舎の空気と人物のやり取りを楽しむ作品として読まれている。穏やかな筆致と少し不思議な事件の深まりが印象に残る。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2012-04-01
- ページ数
- 330ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062837958
- ISBN-10
- 4062837951
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
傑作“ゆるミス”登場! ――こんな青春がしたかった 行方不明の愛猫マコトをめぐって、ひょんな流れで結成された「里山田園愛好会そよかぜ」。長谷川弘忠、小野啓太、玉井香織、三人のメンバーたちは、真夏の郷里で、ちいさな事件の「深み」に迷いこんでゆく――。 〈第10回講談社BOX新人賞Talents受賞作〉。 なつかしいほどに眩い、小説のあらたな可能性―― 微風にのってあらわれた新鋭、のんびりデビュー!
靖子 靖史 (やすこ・やすふみ) 1987年、鳥取県生まれ。早稲田大学、駒澤大学大学院卒。2011年、本作(応募時タイトルは『どのこ』)で第10回講談社BOX新人賞Talentsを受賞。 TNSK (ティーエヌエスケー) イラストレーター、漫画家。2009年よりイラストレーターとして活動。Webコミック『時ドキ荘!』を「週アスPLUS」で、ゲーム『ブラック★ロックシューターTHE GAME』のコミカライズを「コンプティーク」で連載中。「壁の彩度」 http://chromaofwall.com/
レビュー
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みんなの優しい嘘が作り出す砂上のジュヴナイルミステリ
心和むいい話。 登場人物は、ややデフォルメされているが基本的にみんな善意の人ばかりで、安らかな気持ちになれる。 あと、ペットを飼うことについて考えさせてもくれる。夏休みの課題図書にしてもいいんじゃなかろうか。 人物設定、世界共に現実から離れていないので、自然に感情移入できるが、同時に不自然に思える箇所が目立ってしまったのがやや残念。 気になったのは、 ・○の行動範囲は人間が通常、車や自転車で移動するほどの距離までに及ぶのか(ネタバレ) ・どうして突然、架空のサークルを名乗る必要があるのか。ごく普通に、探し物について訊ねればよかったのでは?この設定は意味がないような気が… ・そもそも○○がちがうのに○○○えが成り立つのか(ネタバレ) あと、主人公のうち一人で…初対面の人にその場で思いついた嘘をまったく平気でつき、またあばいて欲しくないことを承知しつつ、人前でずけずけと言っちゃうこの人は、実はサ○コパスじゃないかな…(;^_^A 無理にミステリに仕立てようとして、ちょっとだけつじつまが合わなくなった印象です。でもメインはそこじゃないと思うので、作品の印象を損なうということはないです。
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ウィットに富んだ表現がおもしろい
「ゆるミス」の帯に魅かれて手にとってみたが、一気に読み終えてしまった。 重くて難解ではないのに、最期まで読まないと謎は解けないちゃんとしたミステリー(ゆるミスは言い得て妙)。 何より著者の平易なボキャブラリーを巧みに組み合わせた日常描写が、読んでいて快感!
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- 講談社BOX新人賞 第17回(2011年 第3回開催) ・Talents