日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
ビート・キッズ (講談社青い鳥文庫 283-1)

野間児童文芸新人賞

ビート・キッズ (講談社青い鳥文庫 283-1)

風野潮

『ビート・キッズ-Beat Kids』は、風野潮による児童文学の作品。野間児童文芸新人賞で評価された作品として、作者の関心や時代性が表れた一作である。

児童文学野間児童文芸新人賞

作品情報

野間児童文芸新人賞で注目された、風野潮の個性がうかがえる作品。

『ビート・キッズ-Beat Kids』は、野間児童文芸新人賞の受賞作として知られる作品である。児童文学の領域で読まれ、題名が示す世界や問題意識を通じて、作者の表現の特徴に触れられる。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2010-08-01
ページ数
250ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062851657
ISBN-10
4062851652
価格
80 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

俺、花火になりたいねん! はじけて、光って、響いて、ゆれる。花火みたいなドラムを、たたいていたい! 児童文学賞トリプル受賞のブラスバンド物語 「おまえにはリズム感がある!」呼びだされた音楽室で、いきなり同級生の菅野七生にそういわれた、横山英二。「たたいてみろ。」と渡されたバチで、力まかせに太鼓をたたいた瞬間、英二の中で花火がはじけた! マーチングってなに? ドリルフェスって? 吹奏楽や楽器をよく知らなくても、読んでいるうちにガツンと気持ちが熱くなる、涙あり笑いありの大阪ブラスバンド物語、登場! ※小学上級から

レビュー

  • 大人の方もどうぞ!

    このビート・キッズは図書館で一度借りて読んだものになります。しかし、あまりの面白さに借りただけでは満足出来ず、購入してしまった……というぐらい面白い作品です。 これまで音楽(吹奏楽)などにはまったく興味のなかった私ですが、この作品を読んだことで興味を持つ様に。また小学上級から読める作品になっておりますが、大人が読んでも最高に面白いですし、漫画しか読まないお子さんにはうってつけの作品だと思います。そのリズムを感じさせるような、楽しく、熱くさせる文章。一度この作品を読んでしまったら? 次はこの続編を読みたくなってしまう『秀逸な作品』だと私は思います。

  • 花火や!

    『ビート・キッズ―Beat Kids』です。 『「ドラムの響きは、俺の心の、花火やねん!」英二が叩く。七生が打つ。二人の大阪少年が16ビートで笑って泣かせる!―中学のブラスバンド部を舞台に炸裂する青春を、大阪弁のリズムに乗せて、涙と笑い、てんこ盛りで描いた、「パーカッション新喜劇」。児童文学新人賞三賞独占の傑作を、ついに文庫化。』 あらすじにある三賞というのは、第38回講談社児童文学新人賞、第36回野間児童文芸新人賞、第9回椋鳩十児童文学賞です。 英二という中学二年生の主人公が、二年生から吹奏楽部に入ってパーカッションを始める、というところから始まります。七生という天才同僚がいて、二人の友情が軸となります。 あらすじには、涙と笑い、とありますが、確かに関西弁でテンポ良く進むので、新喜劇的なのですが、個人的にはあまり笑う部分は無かったです。この辺は読者個人の笑いのツボの違いが出るので仕方ないところです。 全10章構成となっていて、第5章と第6章が中盤の山場。英二、七生たちパーカッションを中心にメンバーみんなで自由を守るために、自分たちの音楽を武器にして権力と闘います。決着の仕方にやや不満も残りましたが痛快な展開でした。 ただ、ラスボス的山場である第七章、第八章、第九章は、英二の家庭の問題が中心です。関西弁の軽いノリでバカをやってきた主人公に降りかかる問題としては非常に重いです。 涙する……かどうかは、これも読者個人によると思います。 残念なのは、この家庭問題パートは、音楽がほとんど関係なかったことです。音楽ネタ、ということで期待して本書をひもといたので、大ボスで肩透かしをくらった感じで拍子抜けしてしまいました。 ラストの第10章はエピローグ的内容で中学校卒業式と英二の高校入学後エピです。全体としてこういった構成の10章のため、中学二年から高校入学まで、話がかなり飛び飛びになります。 主役二人と英二の家族以外のキャラは、やや扱いが中途半端で使い捨てっぽくも感じました。 全体としてはテンポ良く読めて楽しめましたが「笑いあり涙あり」の部分で個人的に乗れなかったことと、ラスボスが音楽でなかったことを差し引いて★3です。

  • 文章と挿絵の幸せな出会い!

    旧版の「ビート・キッズ」を持っていたのですが、自作イラストを描かれた作者様には失礼ながら、「もっとかわいい英二やかっこいい七生が見たいのになぁ」とそれだけがずっと不満でした。 今回、青い鳥文庫化されて、本当に希望どおりのステキな挿絵がついて大満足です! 絵の魅力がよりいっそうキャラクターを魅力的にしていますし、物語がおもしろいせいで絵の上手さも引き立つ……作家と画家の相性が本当に良い、気持ちのいい本だと思います。 10年も前に出た話のリニューアルですが、本文の語句もこまごまと直されていて古さを感じさせません。 絵とルビがついたことにより、元々中学生向きのものが、小学4〜5年から幅広く読める作品になりました。子供さんはもちろん、昔吹奏楽をやっていた大人の方も楽しんで読めると思います。

  • 本嫌いの中高生に!一度読んでみて!

    今までどんな本を薦めても、義務感でしか読んでくれなかった息子が初めておもしろい!!と読みすすめた本です。(;O;)もちろん私も読みました。面白いです!!主人公の力の抜け加減がよい。とうちゃんもよい。一巻ではスーパー中学生七生のわきで、ちょっと劣等感も感じながら、不幸な境遇もうまいこと自分の中でやりすごして、過ごす中学生生活。いろんな思いで大変な中学生に、こんな風な力のぬき方もあるんだよって手渡したくなるBeatKids。2巻もますます面白いです。

  • BKがよみがえった!

    大好きなBeat Kidsが、 青い鳥文庫で再登場! 旧版のクールな装丁も好きでしたが、 今回のキュートなイラストがイメージぴったりでした☆ 10年以上前に出たお話しなのに、 まったく古びた印象はありません。 これでまた新たなBKファンができるでしょうね! ぜひぜひ2巻も青い鳥で出してほしい〜〜〜

  • 上質の吉本新喜劇!?思いっきり泣いて笑って下さい!

    天然のエイジの言動に爆笑し、七生の心の傷、エイジのつらさ、健気さに涙しつつ一気に読みました。 大阪弁で書かれているので他の地域の人は最初はちょっと引いてしまうかもしれませんが、すぐにグングン読み進んでしまうと思います。 客観的に見ると結構悲惨な境遇で天然で健気なんだけどちっとも本人は自覚してないエイジと、生い立ちのせいでかなりひねくれた性格の七生の単純ではないけれど本当の友情がイイです。そして青春してます。 2もあります。最初に読んだのは子供が友達に借りてきた本でしたが、文庫になったので2冊とも買いました。親子共々お気に入りの時々読み返したくなる本です。

関連する文学賞