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デッドエンドラプソディ (講談社ラノベ文庫 く 1-1-1)

講談社ラノベ文庫新人賞

デッドエンドラプソディ (講談社ラノベ文庫 く 1-1-1)

草薙絡

死んだはずの少年カスカが、魔術師となった妹によって蘇生され、失った高校生活と異能をめぐる騒動に巻き込まれるオカルティックコメディ。

オカルト兄妹学園ライトノベル

作品情報

蘇生された兄の高校生活は、妹と異能者たちによって大きくねじれていく。

受賞作表記は『デットエンドラプソティ』だが、刊行形は『デッドエンドラプソディ』。講談社公式、書店書誌、カーリルで ISBN を確認した。

レビュー要約

  • 第1回講談社ラノベ文庫新人賞佳作らしい、設定の強さとコメディ調の勢いが読ませどころ。異能バトルと学園生活の混線が特徴になっている。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2012-02-02
ページ数
280ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784063752175
ISBN-10
4063752178
価格
56 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

カスカは通り魔に殺された……はずだったが、10年後、最強の魔術師になっていた妹のシオンによって蘇生された。当時6歳だったシオンはオマセな年頃の16歳。かつての級友が担任教師になったりのハプニングはあるものの、失った高校生活を妹と美しき男の娘と共に、同じクラスで送ることに。突如現れたエクソシストの修道女とゴーストバスターの少女がカスカの存在を許さず、秩序を乱したシオンを殺そうとする。最強魔術師の妹の暴走は、どこまで行くのか!? 第1回講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞のオカルティックコメディ!

レビュー

  • 妹は今一つ、兄貴は変!

    登場人物の思考が分かり辛くて、感情移入が難しかったです。もっとも、9割ほど主人公一人のせいですが。 狂った妹とそれを嘆いて何とか治したいと思う兄、という構図になっていますが、ぶっちゃけそんなに妹は酷くないです。 むしろ主人公の考えが理解し辛かったです。「敵が俺たちを殺そうとして襲ってきたけど、お前が人を殺すところは見たくないから殺すな。何か良い方法が(思いつかないけど)あるはずだ。」といった具合に、筋が通らないわがままばかり言っています。おまけに治すとは言っても、肝心の妹とはろくに話し合おうとはせずに一人で方針を決めてしまうので、とても独り善がりな印象を受けました。学園パートでそれとなく誘導するくらいならともかく、敵がこれから攻めて来るという自体になってもまだ普通の生活にこだわって避難を拒否した時には、もう付いていけませんでした。 妹の方は逆にクレイジーさが足りませんね。もっと過激でも良かったと思います。あらすじを読んだ時にはどれほどのブラコンだろうかと期待したのですが、あんまりイチャイチャしているところはなかったので、正直物足りないです。

  • 生き返った兄と最強の魔術師の妹

    10年前に通り魔に殺された兄が、世界最高の魔術師となった妹に生き返されて、とりあえず生き返った世界で生活しようとする。 死者の蘇生に反対する勢力から命を狙われたり、生前の倫理観から自分は生きていていいのか?と悩みながらも、最後には一つの決断をするまでが今巻の話。 妹は兄を強く慕っています。 兄に対しては明るく、ブラコンだけど普通の女の子に見えます。 しかし、学校では兄以外の誰とも話そうとしなかったり、兄をさらった疑いのある刺客を拷問しようとする(未遂)など、普通の女の子とは言えません。 ただ、ズレてはいるけど完全におかしいわけではないです。 自分は普通死んだ方がいいんだと言う兄に、 通り魔に殺されるという「不条理」に抗って努力して得た今の結果を否定する必要はない、 というセリフには切実なものがあります。 一方で兄は戸惑っています。 生き返ったことと、妹がズレていることの二つについてです。 妹に普通の女の子として生きてほしいと思うが、自分が生きていると刺客に襲われそれはムリ。 なら自分が死ぬべきかといえば、妹のセリフが頭をよぎる。 という感じなどで悩みますが、最後にひとまず決断します。 明確な理由のある決断ではないが、生死に関する決定は簡単ではないし、それを決めるにはまだ早いと思います。 そういう意味で、これからどんな物語があり、主人公と妹がどう感じ、どうなっていくのかが楽しみです。 二人の掛け合いにも期待しながら、次巻を待っています。

  • 最後だけ消化不良。今後の展開次第……?

    内容としては、ある日事件に巻き込まれ殺されてしまった主人公である兄が十年後に魔術師となった妹の手によって蘇り、魔術結社や教団の刺客とバトルしつつ学園生活をおくる……みたいな感じです。ちなみに最後のページに【続】と書いてあったので続きもののようです。 感想ですが、ラストでの主人公とエクソシストとの問答における主人公の答えには、正直言って首をかしげました。この巻では主人公が突然蘇らされてから自分の意思で再び生きていくことを決めるところまでが描かれており、そのストーリー上の肝である『何故、主人公は生きることを決めたのか』という答えを当人が己の生死をメリット・デメリットで測った上に気分の問題で決めてしまうのはあまりにも軽く、納得できない点でした。 とはいえ、イラストは文句無しですし、ストーリーも気になる幕引きの仕方をしているので設定やイラストで興味を持たれた方は一読されることをオススメいたします。長々と失礼致しました。

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