日本の文学賞

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日本銀行 我が国に迫る危機 (講談社現代新書)

石橋湛山賞

日本銀行 我が国に迫る危機 (講談社現代新書)

河村小百合

日本銀行の機能と課題を手がかりに、金融システムの危うさを読み解く評論。

日本銀行金融政策経済

作品情報

中央銀行をめぐる議論が、暮らしの現実につながっていく。

講談社刊の経済書。日本銀行の役割と制度の行き詰まりを、平易な言葉で整理していく。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2023-03-16
ページ数
288ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.3 x 17.4 cm
ISBN-13
9784065315101
ISBN-10
4065315107
価格
1100 JPY
カテゴリ
本/ビジネス・経済/経済学・経済事情/各国経済事情/日本/国際経済と日本

第45回石橋湛山賞受賞作。 2013年日銀が「量的・質的金融緩和」(異次元緩和)を始めてからもうすぐ10年が経つ。世界経済の急激な局面の転換によって、わが国は、この“超低金利状態”を維持できるかどうかの瀬戸際、まさに崖っぷちに立っている。これまでの放漫財政路線を安易に継続し、異次元緩和を強引に押し通し続けようとすれば、遠からず、どういう事態に陥るのか。そして、それを回避するためには、私たちは何をなすべきなのか。世界の中央銀行の金融政策と財政に精通したエコノミストが警鐘を鳴らす。 異次元緩和は限界 日銀がいくらでも国債を買い入れられた 時代はもう終わりだ ●長期金利は“糸の切れた凧”に ●新規国債発行ストップで、社会保障費も防衛費も義務教育の国庫負担金も一律4割カットに ●財政破綻したギリシャは預金者1人・週当たり5万強の預金引き出し規制に ●最悪の事態を回避できる道はないのか 本書の内容 プロローグ 異次元緩和から9年、ついに現れた不穏な兆候 第1章 日本銀行に迫る債務超過の危機 第2章 我が国の財政運営に待ち受ける事態 第3章 異次元緩和とはどのようなものだったのか 第4章 欧米中銀との金融政策運営との比較でわかる日銀の“異端”さ 第5章 異次元緩和が支えたアベノミクスと残された代償 第6章 事実上の財政破綻になったら何が起きるか--戦後日本の苛烈な国内債務調整 第7章 変動相場制下での財政破綻になったら何が起きるか--近年の欧州の経験 第8章 我が国の再生に向けての私たちの責務

株式会社日本総合研究所調査部主席研究員。1988年京都大学法学部卒業、日本銀行入行。1991年株式会社日本総合研究所入社。2019年より現職。財務省財政制度等審議会財政制度分科会臨時委員、国税庁国税審議会委員、厚生労働省社会保障審議会委員、内閣官房行政改革推進会議民間議員等を歴任

レビュー

  • 丁寧

    良かったです

  • 備えよ常に!

    五年と経たないうちに、何が起きて何が起きなかったか、答え合わせが有るのではないかと思います。 我が家の、金融避難計画をたてる際に、最も悲観的なケーススタディーとして活用させていただきました。 ただし、実質的な広義のデフォルトはアメリカドルが引き金になるのではないでしょうか。 心に刻みます: "Gold is Money, everything else is Credit.."- JP Morgan

  • 良書

    本当の危機を正しく理解できる。一方で、危機を理解してもその対処法を考えることはとても難しい。それくらい難しい問題なんだと感じる。

  • 面白かった

    面白かった

  • 日本経済破綻は現実に迫った。

    今の日本は既に沈みかけているタイタニック もう手段がないのが本音だろう。 失われた30年、経済成長はゼロ デフレ、今のインフレは悪いインフレでスタグフレーションになっている。 利上げが無理の上、株式を買い取ってしまった日銀は 債券価格と株価を睨みながらの困難な状況に対処しなくてはならなくなった。 円安はずっと止まらないし、いずれは財政は持たなくなるのでは? そうなれば社会保障を削る以外ないですね。 今の日本にはもう大量出血をして財政健全をするしかないのですが 高市政権になり再び財政拡大になれば 死が早まるだけですね。

  • 日銀は金利を上げられず インフレを防ぐことはできない。

    大学や金融機関で働いていた時に学んだことが黒田さんが出てきてから 全部変わってしまいました。まるでトランプさんのように。この本は 今の日銀のやり方は相当にやばいことになっているという事を書いた本です。MMT理論だと日本の財政は破綻しないことになっているが 黒田さんの後の日銀総裁に誰もなりたがらなかったと聞いており やっぱり問題あり考えてします。

  • 総括なき金融政策と財政再建策

    現状を事実に基づいて、わかりやすく説明されており、将来私たちの生活がどうなるのかどうしていかなければならないのか真剣に考える時期にあると再確認できる。

  • 国債頼みの財政

    アベノミクスでトドメを刺された日本の財政。ただでさえ借金まみれだったのに、量的緩和でさらに借金漬け。利払費を抑えるために金利を上げられず、円安に手を打てない。安倍・黒田の罪の大きさと、植田総裁の苦悩が理解できる。

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