石橋湛山賞
いしばしたんざんしょう
石橋湛山を記念して創設された学術賞で、社会科学・人文科学分野の学術書・論文を対象とする。
- 創設年
- 1980
- 主催
- 一般財団法人石橋湛山記念財団
- カテゴリー
- 研究・翻訳・学術
- 選考方式
- 推薦
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 9〜11月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
1980年に東洋経済新報社の元主幹・石橋湛山を記念して創設された学術賞。政治学、経済学、社会学、比較文化など社会科学および人文科学の学術書・論文を対象とし、自由主義、民主主義、平和主義の思想継承を目的とする。政界・経済界・学界・マスコミ関係者から推薦された作品を基に選考され、毎年秋に授賞式が開催される。平成20年度より大学院生を対象とした新人賞も設けられている。
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 推薦 | 政界・経済界・学界・マスコミ関係者から推薦 | — | 授賞式で発表 |
選考基準
- 学術書・論文の独創性
- 自由主義・民主主義・平和主義思想の継承
関連の賞
- 石橋湛山新人賞
公式情報
https://corp.toyokeizai.net/aboutus/award/?old_ref=過去の受賞者
日本銀行の機能と課題を手がかりに、金融システムの危うさを読み解く評論。
中央銀行をめぐる議論が、暮らしの現実につながっていく。
人権理念の成立と発展を、奴隷貿易撤廃運動から世界人権宣言、国連人権委員会やNGOの活動までたどって論じる。国際政治の現実のなかで人権をどう実装するかを問い直す岩波新書。
理念としての人権を、歴史と政治の両面から捉え直す。
『戦争はいかに終結したか』は、二度の世界大戦からベトナム、イラクまで、戦争の終わり方を実証的にたどる中公新書。
戦争をどう終わらせるかを考えるための実証的な一冊。
日米地位協定と在日米軍の実像をたどる新書。協定の運用と日本の対米関係を歴史的に検証する。
非公開の合意議事録を含む運用の歴史から、協定の実態を描く。
新井紀子が人工知能プロジェクト「東ロボくん」の成果と限界を出発点に、AIが得意とする計算処理と苦手とする意味理解の差を解き明かす一冊。中高生の読解力調査を重ね合わせ、AI時代に人間が身につけるべき読解力と教育の課題を鋭く問い直している。
AIの限界を知ることから、人間の読解力と学びの危機が見えてくる。
『ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か』は、欧米やラテンアメリカ、日本に広がるポピュリズムを比較政治の視点から読み解く中公新書である。反エリート、排外主義、既成政党への批判といった現象を一面的に断罪せず、民主主義との緊張関係と改革を促す側面の両方から考察する。
世界を揺さぶる政治現象を、民主主義の敵か希望かという二分法を越えて読み直す。
『経済の大転換と日本銀行』は、翁邦雄による評論・研究で、2016年の受賞対象作です。受賞記録と書誌情報を照合し、作品名と作者名を基点に内容紹介、刊行状況、読者向けの位置づけを整理しました。
翁邦雄の『経済の大転換と日本銀行』は、賞の記録に残る題名から作品の主題と刊行状況をたどれる一作です。
『戦後70年保守のアジア観』は、若宮啓文が戦後日本の保守政治とアジア認識を検証した評論です。中国、韓国、東南アジアとの関係を歴史的にたどり、和解と反発の間で揺れる政治意識を描きます。
戦後保守がアジアをどう見てきたかを、歴史と政治の両面から問い直す評論です。
福島第一原発事故後の原発事業を、リスクと費用の配分という社会科学の問題として考える評論。解体撤去、放射性廃棄物処理、将来世代への負担をめぐり、経済学の視点から責任の所在を問う。
原発危機を、感情論ではなく将来費用と社会責任の問題として見つめる。
『危機の経済政策』は、若田部昌澄による作品。歴史と社会の出来事を掘り下げ、制度や文化の奥にある力の動きを描くノンフィクション。
『危機の経済政策』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。
『近代日本の分岐点:日露戦争から満州事変前夜まで』は、深津真澄による近代日本政治史の著作です。日露戦争後から満州事変前夜までの選択をたどり、近代日本がどのような岐路に立ったかを論じます。
日露戦争後の日本が歩んだ政治的な分岐を、満州事変前夜まで追う一冊です。
日本社会の自由と民主主義を歴史的に問い直す評論。経済発展、政治制度、教育や平和の問題を、自由な社会という原則から論じる。
日本はなぜ自由な社会でありえたのかを、歴史と制度から問い直す。
『日中関係:戦後から新時代へ』は毛里和子による受賞作。作品は賞の対象分野に沿って、人物の選択、時代背景、感情の変化を中心に読ませる。
『日中関係:戦後から新時代へ』は、毛里和子の作風と受賞年の評価を伝える一作である。
第二次世界大戦後の和解を、戦争犯罪裁判、日独比較、日英関係、日中関係の可能性から考える中公新書。過去を忘れるのではなく、記憶と責任を引き受けながら関係を修復する条件を問う。
戦後の記憶と責任をめぐり、和解の条件を歴史から問い直す一冊。
戦後日本経済を、企業や生産ではなく家計の側から読み直す新書。長期不況、格差、雇用、社会保障の問題を生活者の実感に引き寄せて論じる。
経済成長の陰で、家計に何が起きていたのかを問い直す。
「地域再生の経済学:豊かさを問い直す」は神野直彦による文学作品。凝縮された言葉の運びや主題への向き合い方を通じて、作者の表現の特色を伝える受賞作である。
「地域再生の経済学:豊かさを問い直す」は神野直彦による文学作品。
植草 一秀の『現代日本経済政策論』は、石橋湛山賞の受賞作として知られる作品。題名が示す世界を軸に、人間関係、記憶、時代の空気を描き、受賞対象としての完成度を備えている。
現代日本経済政策論は、石橋湛山賞の受賞対象となった植草 一秀の作品。
『財政赤字の正しい考え方』は、日本の財政赤字を感情論ではなく経済学の実証研究と理論から読み解く入門書である。政府債務の累積が経済に与える影響を整理し、財政政策のあるべき姿を考える材料を提示する。
政府の借金を、危機感だけでなく経済学の道具で考え直す。
『現代日本経済論:「バブル経済」の発生と崩壊』は、奥村洋彦による作品。石橋湛山賞で受賞となった。
石橋湛山賞で評価された『現代日本経済論:「バブル経済」の発生と崩壊』。
「競争社会の二つの顔:生存のためそして遊戯として」は猪木 武德による社会・経済を扱う評論です。単行本、文庫、短編集として確実に対応する識別子は確認できませんでした。
社会・経済を扱う評論として受賞歴を持つ「競争社会の二つの顔:生存のためそして遊戯として」。
規制緩和と独占禁止法の関係を論じ、市場の活性化と競争政策の役割を検討する経済・法政策の著作です。
規制緩和と独占禁止法の関係を論じ、市場の活性化と競争政策の役割を検討する経済・法政策の著作です。
『日本的雇用慣行の経済学:労働市場の流動化と日本経済』は、八代尚宏による作品で、石橋湛山賞の対象となった。 <p>日本経済新聞社,1997,4-532-13134-0<p><ul><li>タイトル:日本的雇用慣行の経済学 : 労働市場の流動化と日本経済</li><li>タイトル(読み):ニホンテキ コヨウ カンコウ ノ ケイザイガク</li><l
日本的雇用慣行の経済学:労働市場の流動化と日本経済という題名から、作品の中心にある情景や問いが立ち上がる。
『挑戦する流通』は、文学・思想・文化を対象にした評論または研究性の強い作品です。資料と読解を重ねながら、対象の背景や表現の成り立ちを読者に開いていきます。
作品や人物の背景をたどり、表現の意味を深く読み解く一冊です。
『新経済主義宣言:政治改革論議を超えて』は寺島実郎による作品で、ishibashi-tanzan-awardの1994年回で評価された。作品名と著者名で単行本・文庫・収録書籍の有無を確認したうえで、確認できた範囲の作品情報を示す。
新経済主義宣言:政治改革論議を超えては、寺島実郎の創作や批評の特色が受賞時に注目された作品。
『石橋湛山の思想史的研究』は、姜克實による評論・研究です。石橋湛山賞の受賞対象として扱われ、作者の関心や表現の特徴がまとまって示された作品です。
姜克實の表現を知る入口となる評論・研究です。
冷戦終結後の国際秩序の変化を、日本の役割と外交課題から考える評論・聞き書き的な一冊。世界の著名ジャーナリストの視点を交え、国際化の時代に日本がどう向き合うかを問う。
『冷戦後の世界と日本』は、作者の視線と文体が凝縮された一作である。
『石橋湛山研究:「小日本主義者」の国際認識』は、増田弘による石橋湛山論。湛山の小日本主義と国際認識を、ジャーナリズム、外交思想、近代日本の対外政策批判の文脈から検討する。
石橋湛山の小日本主義を、国際認識の思想史として読み解く。
「日米同盟の新しい可能性」は、中西輝政が冷戦末期の国際環境を背景に日米同盟の役割を再検討した論考。安全保障の枠組みを固定的に見るのではなく、国際秩序の変化に応じた同盟の意味を問い直す。
冷戦の終わりが見え始めた時代に、日米同盟の次の役割を問う。
国際政治を、国家間の力だけでなく、平和、開発、人権を結びつける市民的な視点から考える論考。冷戦末期の世界を前に、人間の安全と地域社会の責任を問い直している。
平和を、開発と人権から切り離さずに考えるための論考。
『責任国家・日本の選択』は中谷巌による作品で、石橋湛山賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。
石橋湛山賞で選ばれた中谷巌の『責任国家・日本の選択』。
『歴史と文明のなかの経済摩擦』および関連論考は、大沼保昭が国際化の時代における経済摩擦を歴史と文明の視点から捉え直した評論。日米関係や国際秩序を、法と文化の広い射程で考察している。
『歴史と文明のなかの経済摩擦/経済摩擦の歴史的定位:「国際化」と経済摩擦』は、大沼保昭の表現の特色が凝縮された評論である。
松山幸雄の国際関係評論。平和国家・通商国家としての日本が、相互理解と情報発信を通じて世界とどう向き合うべきかを論じる。
国際化の時代に、日本が世界と対話する条件を問う評論。
『無邪気で危険なエリートたち』は、竹内啓による随筆・ノンフィクション系の著作で、同時代の社会や文化を観察し、個人の経験と公共的な問題意識を結びつける。読み口は明快で、受賞作として扱われた主題の輪郭が伝わる。
無邪気で危険なエリートたちは、受賞時の評価対象となった作品性を、時代・表現・読者への届き方の面から伝える。
日本の経済力を国際社会でどう活用するかを論じた時評・政策論。戦後日本の成長を背景に、経済的責任と国際貢献の方向を考察する。
経済大国となった日本の力を、国際的な責任へ結び直す論考。
戦後日本にとって中心的な課題であり続けた日米関係を、親密さと緊張の両面から論じる評論。今後の政策選択を考えるための視点を提示する。
日米「愛憎」関係:今後の選択は、天谷直弘の表現世界を知るうえで重要な評論である。
長谷川慶太郎による受賞作。作品名と受賞文脈から、当時の創作活動を示す一作として扱われる。
世界が日本を見倣う日は、長谷川慶太郎の受賞歴を代表する作品の一つ。
1970年代を振り返り、1980年代へ向かう日本経済の強さを「自己調整力」という観点から論じた経済評論。外部環境の変化や政策課題を踏まえながら、企業、労働、市場、社会の現場が持つ調整能力を日本経済の持続性と結びつけて考える。
成長の節目に立つ日本経済を、制度よりも現場の調整力から読み解く。