ブルーラインから、はるか (文学の扉)
内田健二郎の作品『なまいきサイクリストと、ブルーライン』。講談社から『ブルーラインから、はるか』として刊行され、ISBN13 9784065355589 を確認した。
作品情報
刊行時に書名が改題された作品。
受賞時の題名から刊行時に『ブルーラインから、はるか』へ改題された書籍として確認できた。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2024-05-23
- ページ数
- 160ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.5 x 1.4 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784065355589
- ISBN-10
- 4065355583
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
夏休みが始まって10日目。 家を避け、市内の図書館に避難していたコタは、なまいきな小4の風馬に声をかけられる。 「もしひまだったら、ぼくの自由研究を手伝ってほしいんだ」 ほとんど話したこともない後輩からの頼みは、二人が住む広島-尾道から愛媛-今治を結ぶ「しまなみ海道」をチャリで渡りきること。 反発しながらも、風馬と一緒にしまなみ海道を渡り始めたコタ。 大きな橋、広がる海──。 さまざまな経験を共有し、互いのこともわかり始めたころ。不意に風馬が誰かを探しはじめ……。 孤独を癒す夏の日を爽やかに駆け抜ける、青春ロードノベル。 第25回ちゅうでん児童文学賞 大賞受賞作品。 [選考委員:斉藤洋氏、富安陽子氏、山極寿一氏]
1974年生まれ。広島県出身。奈良県在住。1997年、大阪芸術大学映像学科卒業。2003年、大阪芸術大学大学院修士課程修了。著書に第17回ジュニア冒険小説大賞受賞作『ろくぶんの、ナナ』(岩崎書店)、第62回講談社児童文学新人賞佳作『星屑すぴりっと』(講談社)がある。
レビュー
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おもしろキャラの主人公コタに胸アツでした。
ほとんど話したこともない小学4年生の風馬に頼まれ「しまなみ海道」を自転車で渡ることになった6年生のコタ。 小学生二人の青春ロードノベル。 中学入試に出題される可能性があると思って購入しました。 生意気な風馬に反発しながらママチャリで頑張るコタがおもしろく、思わず笑いがでました。 反発しながらもさまざまな経験を共有しお互いを分かり始めてからの終盤、風馬のこと、自分のことに気づくコタに胸アツでした。
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臨場感のなせるワザ
爽快さ抜群のリアル冒険譚。 主人公は体力自慢の小6男子です。 家にいたくないワケありの彼が、 思わぬ誘いから漕ぎだしたチャリ旅で、 とびっきりの夏の日々を体感します。 アホ男子最高! 漫才みたいなボケボケの会話も 突拍子もないやらかしも おかしくておかしくて、 中盤までず~っと笑いっぱなしでした。 そして、旅の真相が明かされる終盤には グワングワン揺さぶられましたよ。 とくに生意気な小4男子が 思わぬ気持ちを露わにする場面や、 頼りなかった主人公が 意外な先輩ぶりを見せる場面の破壊力たるや。 なんだこの感情の波状攻撃は! シリアスな場面に吹き出すしかない ネタが差し込まれるのも効いた~。 なぜだか読書でいい汗かいた気分。 まるで彼らとやり切った感を 共有したような後味です。 それもこれもきっと 臨場感のなせるワザですね。 期待の新作は、あらゆる層に 薦めたくなる超ド級作品でした。 やはり「ちゅうでん大賞作にハズレなし」と納得しきりです。 (対象年齢は10歳以上かな?)