作品情報
後宮の罠の中で、閉ざされた心に寵愛の光が差す。
理鷲は冷酷な王として後宮の誰にも心を許さずにいたが、月宮の天媛と称される桜霞を花嫁に迎える。頑なな王と風変わりな姫の距離が縮まるにつれ、後宮の陰謀が二人を試していく。
レビュー要約
-
宮廷ロマンスとしての読みやすさと、後宮の陰謀を絡めた展開が好意的に受け止められている。甘さだけでなく、王の傷や信頼の回復を描く点も支持される。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2010-10-01
- ページ数
- 272ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784086014595
- ISBN-10
- 4086014599
- 価格
- 76 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
不遇な公子時代ゆえ冷酷な王となった理鷲が、政略結婚で花嫁を迎えることに。相手は、遥国の美姫・桜霞。頑なな理鷲だったが、桜霞の人柄に触れ、魅かれるように。だが、後宮の罠が桜霞を襲い…!? 2010年ロマン大賞受賞の中華風ラブロマン!
レビュー
-
好みは分かれるかもしれないけど私は大好きです
大好きな作品なので、他の方のレビューを見て驚きましたが、 なるほど確かに…と思う部分も勿論あります。 ですが、私はこの作者さんの書かれる主人公の健気さであったり あと何より両方片想いしているすれ違い。凄く好きです。 このお話を読んで他の作品も見てみたい!と思い全て買いましたが どれも自分好みで最高でした…! 他の方がレビューで書いている通り、確かにご都合主義な部分もあるかもしれませんが 片想いのすれ違いで、健気な主人公という設定が好きな方は楽しめる様な気がします。 私はとても好きでした。
-
辛辣なコメントが多いですが
私は普通に楽しめました 皆さんいろいろ書かれてますが正直、少女小説+ファンタジーにリアリティを求めること自体がナンセンスかと思われます。 後宮の処遇についても一応筋の通った説明もありますしね。 作者は主人公を「絶世の美女」にするつもりだったようですが どう見ても美女というより、可愛い系ですありがとうございました。 「大奥」が好きな人ならそれなりに楽しめるかと思います。
-
チグハグな印象
裏表紙の紹介や後書きにも書かれている通り ヒーローがろくでもない性格です。 自分の邪魔になりそうな相手は赤子まで虐殺。 妃が妊娠すると不貞の罪を着せて、一族もろとも死罪… しかも全くの事実無根と分かっていながら。 そこまでして築き上げたmy王朝の今後については 「后は体が弱いから子を生ませられない」「后が悲しむから他の女はいらない」 …男としても、王としても最低だと思いました。 作者さんは玄宗皇帝と楊貴妃をイメージして書かれたとおっしゃっていましたが、 確かに女で身を滅ぼす最期がお似合いかと思いました。 そんな男がヒロインに一目でコロリと惚れる様がいまいちピンと来ず。 他のライバル達は引き立て役ですらなく、思い切り汚れ役。 歪なストーリーと可愛いイラストとの ギャップにも馴染めませんでした。 主役2人だけにピントを合わせるのなら、 確かにタイトル通りの甘いお話なのですが それ以外をここまで蔑ろに出来るキャラクターには 正直、引きました。
-
全く胸がキュンキュンしません
イラストが素敵で購入しました。 ですが、読んでみると非常に浅い描写だなと思いました。 文章は割りと良く書けているなと思いますが、登場人物の設定が全く生かされていません。 ヒロインは祖国で母親に見放されてきた割には前向きで明るい性格・・・。本当にそうなるか? それに「〜かや」口調がヒロインらしくない。ってか違和感ある。 王女設定だけど、父親は画家でしょう? 母親は女王だけど姉たちも同居したことないんだから、そんな口調どこで覚えたの?みたいな・・・(^^; ヒーローは冷酷な王であるはずなのに、それが深く描写されておらず一目惚れしたというヒロインには ただ情けない。 その一目惚れエピソードの描写も浅い。 物語の途中でヒロインが王に八つ当たり(?)のようにキレる場面がありますが、何で急にひどい言い方をするのかまでが深く書かれておらず、もっとそのときのヒロインの心理をちゃんと書いて欲しかった。 体が弱って心も病んでたのだったら、その心の葛藤をしっかりと書いて欲しかった。 表面描写だけじゃなく・・・。 このシリーズの他の2冊も読みましたが、どれも同じように恋愛描写がうまく書けてないように思いました。 あぁ、切ないなぁ〜とは全く思いませんでした。 物語の世界観は壮大ですが、もっと人物にスポットを当てて心理の起伏を表現してほしいと思いました。
-
二人のために世界はあるの
絵よりも何よりもお話が凄すぎました。 一目で互いにメロメロになった政略結婚の王と姫君。姫君は絶世の美女で病弱で天然で、王様は暗いお育ちでコンプレックス持ち。 料理のしかた次第で、すごく美味しくなったはずの素材なのに。 政略と称してスポンスポンと家臣や妃やその一族の首を刎ねまくる王様。 それをよしとし、自分たちが幸せに結ばれているためには、ライバルである他の妃など多少人が死ぬのはしようがないと開き直る姫君。 まさに「二人のために世界(の人類の命)はあるの」です。 凄い、凄すぎます。何よりこのプロット通した編集者の人生観が。 少女小説は現在、ロマンス小説の1種に事実上なっていますが、もとはといえばジュブナイル。コバルト編集部は中高生の少女たちに、こんなの読ませてほんとに疑問に思わないのでしょうか。 中華題材ですし、実際にかの国ではそのように人の命が扱われた時代もありました。しかし、それを美化して恋愛至上主義で謳いあげるのは別でしょう。 もうこの作家さんの本は買いませんが、編集部の責任も重いと思います。
-
タイトル負け
ネタバレ注意! 非常に残念な出来の少女小説です。 タイトルが壮大なイメージで、舞台が後宮ということで手にとってみました。 しかし、ヒロインのお姫様自体が浮世離れしているだけではなく、まったくリアリティのない設定になっています。 故郷で不遇に暮らしていたという割りには、のびのびした朗らかな性格でおおらか。悪く言えば愛されて育った子の傲慢ぶり炸裂。あのポジティブさの根拠説明とはまるで矛盾しています。 この姫の相手役の皇帝は、冷酷でクレバーな設定のはずが、一目惚れし自分の今までやってきたことは棚に上げてメロメロ。 後宮が存在するのはどこの国でもそれなりの「意味」や「存在意義」があるものです。 皇帝は本来たくさんの貴族・群臣の忠誠を捧げられ、その支持を得て立っているもので、後宮もまたその形の一部であるはずです。 好き・嫌いの問題で後宮解散って安直を通り越して、舞台になる世界の社会制度として崩壊でしょう。 まるで素人の中学生レベルの作品です。
-
イラストって大切だね…
青田買いのつもりで買いました。 まぁ、内容は東西を問わず宮廷・政略結婚ものではよくある話。 それだけにキャラがたってないと面白くないと思うんですが、ちょっと空回りしすぎかな。 エピソードを減らすかまとめるとかして心理描写にページを割いてくれないと言動が唐突過ぎて付いていけないです。 自分の父親の件があるのにあるのによくもまぁスルーしたなとか、何で後宮に宦官以外の男がとか、宰相夫妻のスピンオフ書く気満々かよ、とか突っ込みどころ満載。 それよりイラストです。あれで絶世の美貌って酷い。 特にP129の横顔なんて手抜きもいいところ。 コバルト本誌に『人気イラストレーター』なんて書いてあったけど、持ちあげすぎです。 確かにこのイラストレーターより下手だと思う方はいるけど手抜きは無いでしょ。 新人さんの本はジャケ買い(?)する人が多いと思うからもっと実力のある人を手配してあげればいいのに。
-
ご都合主義
読み終わって、すごく残念な気持ちになりました。 なんでこれが大賞…? たしかに、世界観や設定や、地の文はいいのかもしれないですけど… まず、王様は残虐非道冷酷な王という割りに、ヒロインに対してメロメロのへたれ。 裏と表をわけてるとか、恋愛関係がちゃんとすすんでそうなるならまだしも、最初から情けないし… これじゃただの子どもだな、と思いました。 ヒロインのほうも、自分がしてきた辛い体験の割には、まわりに対する配慮がまったくなく、 それこそ、王様と自分のことしか考えてない。 他の妃をどっかにやることだって、絶対良い策には思えない。 政治の為、他の人間の為、といいながら自分たちにとって都合のいいことしか考えてない二人でした。 途中すれ違って、ヒーローに対してヒロインが暴言をはく場面でも、気が狂ったかのようにあそこまでいった癖に よくわからない思考ですぐ反省するし。 普通、すれ違いであそこまで言わないと思うし、あの台詞で私のヒロインへの感情が下落しまくり。 というか、二人ともいい大人のくせに、感情で行動しすぎだと思いました。 あとイラスト。絶世の美女?敵対した妃のほうが美人に思えました。
関連する文学賞
- ロマン大賞 第19回(2010年) ・大賞