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大帝の恋文 ロマノフ大公女物語 (コバルト文庫)

ロマン大賞

大帝の恋文 ロマノフ大公女物語 (コバルト文庫)

一原みう

『ロマノフ大公女物語 大帝の恋文』は、十八世紀ロシア宮廷を舞台にしたヒストリカルロマンスです。大公女アンナの婚約をきっかけに、ピョートル大帝と教育係マリアをめぐる愛と政争が交差していく。

ヒストリカルロマンスロシア宮廷ピョートル大帝大公女政争

作品情報

ロシア宮廷の華やぎの奥で、恋文が歴史を揺らす。

集英社コバルト文庫から刊行。少女向け文庫の枠組みで、宮廷恋愛、王位継承、社交界の緊張を織り込み、歴史上の人物を題材にした受賞作として展開する。

レビュー要約

  • 史実の人物を扱う題材と宮廷ロマンスの雰囲気が好まれる一方、中心人物の焦点が揺れる点を惜しむ声もある。歴史ものとしての題材の珍しさが印象に残る。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2014-03-01
ページ数
304ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784086017947
ISBN-10
4086017946
価格
104 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

18世紀、ロシア。宮廷を牛耳るのはピョートル大帝一家。公女アンナは、ある日突然美貌の青年と婚約することになる。それは、この宮廷中を揺るがす陰謀と事件の幕開けだった。2013年ロマン大賞受賞作。

レビュー

  • これからに期待!

    最近何かと話題のロシアがテーマということで購入してみました。 あとイラストが可愛かったので! コバルトはよく読むのですが、 他の作品とは少し雰囲気が違うと思いました! なんというか、期待したほどのいちゃいちゃ、キュンキュンシーンがなかったからでしょうか?σ^_^; でも私はこの作品アリです!! ロマンス大賞ということですが、これぞロマンスという内容でした。 しかもかなり壮大な! 大賞を選んだ審査員の先生方に拍手! コバルト文庫ではなくて、普通の文庫としてのほうが好評な気がしますが。(←大きなお世話) コバルト読者はもっとキュンキュンするものを期待していると思うので。 次回作ありましたらどうぞ本作の分もキュンキュンするシーン盛り沢山でお願いしたいと思います! 一原先生の他の作品も読んでみたいです(*^_^*)

  • 甘さはないけどロシア史を楽しく学べる

    ロシアが舞台の少女小説が読みたくてチョイス。甘さは皆無なので、コバルト的にはイマイチなのかもれないけど、よく練られたプロットだった。 むしろ恋愛要素をもっとなくして一般レーベルで出した方が良かったのでは? ロシア史に全然詳しくないので、読了後にいろいろ調べてみたらものすごく史実に基づいていてびっくりした。 ただ、ピョートル大帝と家庭教師の恋愛とか史実だとしても誰得なので、むしろ家庭教師が恋愛感情なしで 完全に隠密として動いていた方が面白かったと思う。 あと、挿絵の場面チョイスもおじさんおばさんイラストが多めで誰得だった。 話の流れ上表紙のカップルが無理でも、ピョートル大帝とかメンシコフとかエカチェリーナ女帝のイラストを入れるくらいなら、 もっと主人公単体とか主人公と妹のイラストが見たかった。 とはいえ、作家さんの力量とロシア愛は素晴らしいと思うし、他の作品もぜひ読んでみたいと思った。 ロシアものってすごくロマンがあるのに、結構少ないのでかなりありがたい。 最後に「パパーシャ、ママーシャ」って言い方、超かわいいからそのままにして欲しかった…

  • 2013年ロマン大賞受賞作

    いい意味でも悪い意味でも今なにかと話題のロシア。 そのロシアの18世紀の宮廷を舞台に描かれた少女小説です。 ヒロインのアンナと、アンナに求婚したちょっと裏のありそうな婚約者・カールのもどかしい恋を中心に、いくつかの愛が描かれています。 嫉妬、すれちがい、陰謀、そして約束。 様々な要素が愛の行方に絡んで、それぞれの愛をそれぞれの結末に導いていきます。 けっして幸せとは言えない結末を迎える愛もきちんと描かれているのがいいですね。 苦い味は甘さを引き立てるものです。 史実に基づいた作品とのことで、ピョートル大帝とかエカチェリーナとか出てきます。 わたしのように、名前は知ってるけど誰だっけ? という感じの人にはちょっとだけ歴史の勉強になるかも。

  • ヒロインよりも、マリア、大帝、皇妃の恋物語

    【あらすじ】 ピョートル大帝の娘アンナは、妹のリーザと自室のベッドの上で酒宴をするのが大好き。 もちろん、大帝である父ちゃんには内緒だ。 この日も、追加のお酒をくすねようと、アンナはこっそりと貯蔵庫に忍び込んだ。だが、部屋 へ戻る途中、突如銃声が――!! 何事かと木陰に隠れたアンナが様子を窺うと、兵たちが殺気立って酒泥棒を探しているで はないか。アンナの手には、ロマノフの紋章の入った酒瓶――酒泥棒とはアンナのことだ。 見つかれば、大公女の名折れだ。 ぬき足さし足で現場を逃げ出したアンナは、しかし、見知らぬ男性とぶつかってしまう。 それは、黄金の髪が美しい端正な顔立ちの美青年だった。 聞けば、彼はアンナに求婚しに来たのだと言って―― 【感想】 強い信念も持ったマリア・カンテミールが気高く美しく、かっこよかったです。大帝との恋も、 切なかったですが、心は繋がっていました。 必死に大帝との関係に縋ろうとする皇妃様も、何だかかわいそうでした。最初は目的あって 大帝に近づいたのに、一緒にいる内に本当に愛してしまった様子が伝わってきました。 しかし、肝心の主人公アンナとカール・フリードリヒの恋愛ものとしては微妙でした。お話の殆 どがマリア・カンテミールと大帝、皇妃と大帝の関係に費やされているので、メインカップルの 恋愛はものすごく影が薄かったです。また、カール・フリードリヒの魅力が余り感じられなかっ たので、少女小説としては地味で、ときめきも少なかったです。 雑誌に載っていた短編も、主人公が他の人の恋愛を傍観するようなお話でしたので、 こういう作風なのかもしれません。 ロシアについての書き込みが多いので、歴史を漫画で読む! ような感覚で楽しめる点が良かっ たです。 文章はきらきらした感じではなく、どちらかというと、一昔前の訳本(日本人に分かりやすく、和風な 訳で!)のような文体でした。癖があるので、読みづらいと感じる人も多いのではないでしょうか。 あくまでヒロインの恋愛を楽しみたい方には向かないと思います。ヒーローのカール・フリードリヒと マリア・カンテミールの恋愛のこともありますし……。 しかし、お話自体はしっかりとまとまっていたと思います。

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