日本の文学賞

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包帯をまいたイブ (集英社文庫)

小説すばる新人賞

包帯をまいたイブ (集英社文庫)

冨士本由紀

レズビアン・バーで働く女たちの恋とすれ違いを、瑞々しい感触で描いた小説すばる新人賞受賞作。

恋愛女性同士の関係都市生活

作品情報

傷つきやすい関係のなかで、愛のかたちだけが何度も確かめられていく。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2000-01-20
ページ数
200ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784087471526
ISBN-10
4087471527
価格
170 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

バーに勤める男役レズビアンのケイ。でも本当に惚れているのは、店長でやはり男役の麻生で…。セクシュアリティを超えた「純愛」を描く、第7回小説すばる新人賞受賞作。(解説・槙村さとる)

レビュー

  • せつない・・・

    私はこういう類の女性に接した事もなければ、こういった類の物語を読んだこともなかったのだが、読み始めると止まらなくなった。フィクションでありながらも不自然さを感じさせないストーリーと、どうにもしがたい切なさと、ラストまでどうなるかわからないドキドキ感に急かされるように読み進んだ。 女でありながらも、弱々しさを他人に見せたり、ましてや甘えることなどできず、常に虚勢を張り続け、背筋を伸ばしてキリリとしていなければ、生きて行けない哀しい女たち。心の中にはいつも、一種のあきらめと空しさが渦巻いている。にも関わらず、いつしか同じ性(さが)を持つ相手を愛し始めてしまう二人。異性を愛する甘さとは逆の、ものすごい切なさが胸に染みた。

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