日本の文学賞

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小説すばる新人賞

しょうせつすばるしんじんしょう

集英社発行の小説誌『小説すばる』が主催する公募新人文学賞

小説新人賞エンターテインメント小説
創設年
1988
主催
集英社
カテゴリー
一般文芸・大衆小説
選考方式
公募
受賞対象
新人
開催頻度
年1回
締切時期
3月頃
発表時期
11月頃
賞のステータス
活動中

説明

小説すばる新人賞は、集英社の小説誌『小説すばる』が主催する公募新人文学賞です。年1回開催され、受賞者には正賞として賞牌、副賞として賞金200万円が贈られます。第19回までは副賞100万円でした。

賞品

主賞品
賞牌
賞金
2,000,000円
  • 第19回までは副賞100万円

関連の賞

  • 柴田錬三郎賞
  • すばる文学賞
  • 開高健ノンフィクション賞

公式情報

https://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp/

過去の受賞者

平石さなぎ ひらいし さなぎ 受賞

第38回小説すばる新人賞受賞作。小学四年生の吉沢癒知は、宗教団体「荻堂創流会」の近畿支部で「降り子(=創父の生まれ変わり)」として信徒から崇拝されていた。幹部の母からは、神聖な身体を持つ者として食事や他者との触れ合いを厳しく制限されていたが、自分に寄せられる信徒の信仰心や日々の「儀式」に抵抗をおぼえはじめていた。そんな癒知の前に現れたのは、家庭の事情で何度も転校を繰り返している渡来クミ。ある日、学校のトイレで遭遇したことをきっかけに、ふたりは距離を縮めていく。母親同士も親交を深めるようになり、やがて二人を取り巻く状況は思わぬ方向へと展開していく。新興宗教の閉鎖的な世界で育った少女と、転校を繰り返し居場所を探し続ける少女が紡ぐ、シスターフッドの物語。

「しあわせ」がずっと同じ形で続くことはないし、逆に「しあわせ」がなくなったとしても、完全に消えてしまうものではなく、きっと形を変えてその人の心のどこかに残るものなんじゃないか。

256ページ
宗教二世シスターフッド少女の友情新興宗教ヤングケアラー子どもの自由関西弁
1997年、京都府生まれ / 京都府

大阪府在住。『ギアをあげて、風を鳴らして』(応募時題名「ギアをあげた日」)で第38回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。

須藤アンナ すどう あんな 受賞

第37回小説すばる新人賞受賞作。霧に覆われた架空の町チェリータウンに暮らす13歳のソフィアは、酒場を経営するDV父スタンリーに抑圧され、兄エディとともに息の詰まる日々を送っていた。ある夏、向かいの老人の家に「毎週生まれ変わる」と自称する不思議な少女ナタリー・クローバーが預けられてくる。記憶が一週間しか持続しないナタリーと、何度でも友達になり直しながら町の地図を作り歩くうちに、ソフィアは長い間押し殺してきた自分の願いに気づいていく。孤独を抱えた二つの心が奏でるひと夏の永遠の物語。

孤独を抱えた二つの心が奏でる〈ひと夏の、永遠の物語〉。まばゆくきらめく、エバーグリーンな青春小説が誕生!

200ページ
友情自立家族の抑圧成長記憶架空の町青春小説
逢崎遊 おうざき ゆう 受賞

刊行時に『正しき地図の裏側より』へ改題された受賞作。父と二人で暮らす若者が家出と逃亡を経て、自分の生き方に向き合う。

刊行時に『正しき地図の裏側より』へ改題された受賞作。

296ページ
逃亡父子再出発
水無月神野 みなづき じんの 受賞

大名や旗本の駕籠を担ぐ陸尺の桐生が、仕事を失った江戸で再起を目指す時代小説。

大名や旗本の駕籠を担ぐ陸尺の桐生が、仕事を失った江戸で再起を目指す時代小説。

240ページ
江戸再起時代小説
青波杏 あおなみ あん 受賞

戦時下の中国・厦門で、女給として働くリリーと女性狙撃手ヤンファの関係を軸に、諜報と愛と葛藤を描く。

戦時下の厦門で、二人の女性の愛と葛藤が流転する。

264ページ
戦時下中国諜報女性歴史小説
永原皓 ながはら ひかる 受賞

シャチと人間のコミュニケーションを軸に、海洋研究所の任務と命のつながりを描く海洋冒険小説。

海の声に導かれ、任務はやがて絆の物語へと変わる。

320ページ
海洋シャチ冒険環境
鈴村ふみ すずむら ふみ 受賞

相撲部屋の呼出見習いになった少年が、裏方の仕事と人間関係のなかで成長していく青春小説。

土俵の声が、少年の居場所をつくっていく。

344ページ
相撲青春職業成長人間関係
上畠菜緒 うえはた なお 受賞

人を天国へ導く幻獣しゃもぬまが現れ、島の死の慣習と家族のわだかまりのなかで女性が再生していく幻想譚。

「迎えに来ました」──しゃもぬまは祐の前に現れた。

240ページ
死生観家族幻想再生
佐藤雫 さとう しずく 受賞

鎌倉幕府三代将軍・源実朝と、嫁いできた姫・信子の心の交流と権力争いを描く歴史恋愛小説。

和歌の力で世を治めたいという願いが、時代の暴力に揺らされる。

416ページ
鎌倉時代和歌恋愛権力闘争歴史
増島拓哉 ますしま たくや 受賞

無職でパチンコ依存症の男が、闇社会と恋に引き込まれていく大阪ノワール。

闇の中で、恋と暴力が絡み合う。

360ページ
大阪ノワール暴力依存
安壇美緒 あんだん みお 受賞

派遣社員の男性が、日記を通じて自分と同世代の女性の生き方を見つめ直す小説。

天龍院亜希子の日記が、男の毎日を揺らす。

240ページ
現代日記会社員恋愛再生
小説家
青羽悠 あおば ゆう 受賞

科学館での出会いと再会を通して、宇宙への憧れと青春の痛みを描く群像小説。

星を見上げる気持ちが、再び人を結び直す。

304ページ
青春宇宙科学館群像劇再会
小説家
渡辺優 わたなべ ゆう 受賞

通り魔に襲われた少女が、奇妙な言葉を手がかりに犯人への執念を燃やす復讐譚。

謎の言葉を追って、少女は復讐へ走る。

240ページ
復讐少女事件執念暴力
小説家
中村理聖 なかむら りせい 受賞

京都で暮らし始めた女性が、言葉への違和感と過去の感情のずれに向き合う現代小説。

言葉と気持ちのずれが、京都の空気の中で疼く。

192ページ
京都現代女性言葉過去
小説家
周防柳 すおう りゅう 受賞

被爆地の夏と、標本箱に残された蝶の記憶が、失われた恋を呼び覚ます歴史青春小説。

八月に閉じ込められた恋が、蝶とともに戻ってくる。

320ページ
広島被爆記憶歴史
小説家
行成薫 ゆきなり かおる 受賞

幼なじみの二人が、仕掛けと嘘に彩られた大きな企てへ巻き込まれていく物語。

一日あれば、世界は変わる。

368ページ
企み友情青春ミステリー
小説家
櫛木理宇 くしき りう 受賞

冬の町で孤独を抱える少女たちの心の闇を、閉塞感とともに描き出す小説。

白い町で、少女たちの闇が静かに深まる。

304ページ
少女閉塞家族心の闇
小説家
橋本長道 はしもと ちょうどう 受賞

将棋界の挫折した青年が、金髪碧眼の少女に手ほどきをしながら自分の夢を見直す青春小説。

将棋が、二人の距離と未来を変えていく。

280ページ
将棋青春挫折才能恋愛
小説家
畑野智美 はたの ともみ 受賞

左遷された若者が、故郷のファミレスで人間関係と向き合い直す現代小説。

故郷のファミレスで、25歳の再出発が始まる。

320ページ
現代家族仕事地方再出発
小説家
安田依央 やすだ いお 受賞

誰かの代役を演じる役者の女性が、怪しい青年との出会いで日常を揺さぶられる物語。

代役の毎日に、もう一人の弟子入り志願者が現れる。

304ページ
現代役者代役女性日常
小説家
朝井リョウ あさい りょう 受賞

地方高校の部活に走る波紋を、複数の視点で描き出す青春群像小説。

桐島がやめた、その一報で世界が揺れる。

256ページ
青春高校部活群像劇喪失
小説家
河原千恵子 かわはら ちえこ 受賞

母の再婚で新しい町に越してきた少女と、郵便局員の青年の静かな距離を描く成長小説。

新しい町で、少女はひそかな拠り所を見つける。

360ページ
成長家族中学生孤独再婚
小説家
千早茜 ちはや あかね 受賞

閉ざされた島で、美貌の姉弟が雷魚伝説と引き裂かれた運命に向き合う幻想的な物語。

島の伝説が、姉弟の運命を裂く。

264ページ
幻想姉弟伝説
小説家
矢野隆 やの たかし 受賞

室町末期の戦場を駆ける傭兵集団が、跡目争いの渦中へ巻き込まれる時代活劇。

傭兵たちの刃が、家督争いの火をあおる。

400ページ
時代小説戦国傭兵活劇権力闘争
小説家
天野純希 あまの じゅんき 受賞

安土桃山時代の芸能者たちが一座を組み、権力と芸をめぐって駆け抜ける歴史エンタメ。

戦国の熱気の中で、芸と生がぶつかる。

320ページ
歴史小説安土桃山芸能友情権力
水森サトリ みずもり さとり 受賞

第19回小説すばる新人賞受賞作。友人に崖から突き落とされ、大好きだったバスケットボールができなくなった中学生の幸彦を軸に、奇妙な科学少年やオカルト少女、見えない存在の気配が入り込み、世界が少しずつ変質していく。日常の傷と不思議な出来事が重なり合う、スケールの大きな青春小説。

混乱と哀しみのなかで、世界は少しずつ奇妙なやさしさに包まれていく。

328ページ
中学生友情喪失不思議青春オカルト再生
飛鳥井千砂 あすかい ちさ 受賞

第18回小説すばる新人賞受賞作。両親の離婚で離れて暮らす姉弟を軸に、完璧主義の姉・園と、体が弱く冷めた性格の弟・行、それぞれの孤独や恋愛、そして寝たきりの愛犬ハルをめぐる日々を描く。家族の距離感と、少しずつ変わっていく心の揺れを丁寧に追う青春小説。

寝たきりの愛犬ハルを間に、姉弟の距離が少しずつ変わっていく。

304ページ
家族姉弟恋愛青春愛犬離婚進路
三崎亜記 みさき あき 受賞

隣町との戦争が始まったのに、銃声も流血も見えない。日常に浸透する戦争の狂気を描く寓話的な小説。

見えない戦争が、静かに町を侵食する。

280ページ
戦争寓話日常不条理社会
山本幸久 やまもと ゆきひさ 受賞

駆け出しの女漫才コンビが、笑いと挫折を行き来しながら前へ進む青春小説。

笑いながら転んで、転びながら前へ行く。

256ページ
お笑い漫才青春友情女性
関口尚 せきぐち なお 受賞

映画館で出会った少年が、うつに沈む少女の日記を手がかりに真実へ近づいていく青春小説。

ひと夏の透明な痛みが、日記から立ち上がる。

192ページ
青春映画館日記心の病
松樹剛史 まつき つよし 受賞

若き騎手が、恋や確執を抱えながら天皇賞の大舞台に挑む青春スポーツ小説。

栄光へ向かって、騎手は走り続ける。

328ページ
競馬騎手青春恋愛挑戦
堂場瞬一 どうば しゅんいち 受賞

オリンピック出場経験を持つ投手が、挫折から八年後にメジャーへ挑む姿を描くスポーツ小説。

八年ぶりに、もう一度夢の舞台へ戻る。

352ページ
野球再起挑戦青春スポーツ
竹内真 たけうち まこと 受賞

前座噺家、自主映画監督、貧乏役者、見習いライターの四人が、本物の拳銃を拾ったことから運命を変えていく青春小説。

拳銃ひとつで、四人の若者の未来が動き出す。

368ページ
青春若者演芸映画友情
池永陽 いけなが よう 受賞
192ページ
野中ともそ のなか ともそ 受賞
216ページ
荻原浩 おぎはら ひろし 受賞
240ページ
熊谷達也 くまがい たつや 受賞
216ページ
森村南 もりむら みなみ 受賞

幕末の京洛を舞台に、岡田以蔵らアウトローたちの暴力と熱気を前面に押し出した時代小説です。血なまぐさい対立のなかで人物の勢いが際立ち、小説すばる新人賞受賞作としての切れ味を感じさせます。

血に染まる京洛で、若い熱気が暴れ出す。

208ページ
幕末京都岡田以蔵アウトロー時代小説
早乙女朋子 さおとめ ともこ 受賞

父の不在を抱えた主人公が、幼い日の記憶に現れる「バーバー」の姿をたどりながら、家族のかたちを見つめ直す作品。

遠い日の愛と癒やしをたどる、いびつで純粋な家族の物語。

153ページ
家族記憶アイデンティティ
武谷牧子 たけや まきこ 受賞

大学の英文科を舞台に、学生たちの友情、恋愛、自己発見を描く青春小説。

大学の英文科で、学生たちの距離が少しずつ変わっていく。

213ページ
青春大学恋愛
上野歩 うえの あゆむ 受賞

浅草の玩具街を舞台に、業界誌の記者が人との出会いを通して少しずつ成長していくデビュー作。

恋と仕事のあいだで、ひとりの記者が少しずつ変わっていく。

188ページ
恋愛仕事浅草
冨士本由紀 ふじもと ゆき 受賞

レズビアン・バーで働く女たちの恋とすれ違いを、瑞々しい感触で描いた小説すばる新人賞受賞作。

傷つきやすい関係のなかで、愛のかたちだけが何度も確かめられていく。

200ページ
恋愛女性同士の関係都市生活
佐藤賢一 さとう けんいち 受賞

冒険を求めて海を越えたサムライの数奇な運命を描く、小説すばる新人賞受賞の歴史ロマン。

戦いに魅せられた男が、17世紀のヨーロッパを駆けぬける。

360ページ
歴史ロマン冒険武士
村山由佳 むらやま ゆか 受賞

若い女性たちを軸に、恋愛と成長を繊細に描いた代表作。

恋愛と成長の輪郭を、繊細に描き出す。

214ページ
青春恋愛成長
吉富有 よしとみ ゆう 受賞
220ページ
たくきよしみつ たくきよしみつ 受賞

原発事故を思わせる未来の現実を先取りしながら、「マリアの父親」という存在をめぐる問いを投げかける問題作。

四半世紀前に書かれたとは思えない、原発と家族の物語。

214ページ
反原発家族未来社会派
藤水名子 ふじみず なこ 受賞

唐末の西域・涼州を舞台に、若き都督・尚参の行く末を描く時代歴史小説。

遠い辺境に赴任した若者が、時代のうねりの中で運命をたどる。

218ページ
歴史小説唐代西域時代活劇
篠田節子 しのだ せつこ 受賞

レーザーディスクのように虹色に輝く絹をめぐり、バイオテクノロジーの恐怖と執着を描く受賞作。鮮烈なイメージで、技術と生命の境界を問いかける。

虹色に輝く絹が、長谷の視界と欲望を静かに狂わせていく。

200ページ
バイオテクノロジー恐怖執着身体受賞作
花村萬月 はなむら まんげつ 受賞

朝子はロックシンガーとして生きる19歳。恋と音楽、切実な生の手触りが重なり、第2回小説すばる新人賞受賞作らしい鮮烈さがある。

ロックシンガー朝子の、切実で鮮烈なデビュー作。

224ページ
ロック音楽青春恋愛デビュー作
草薙渉 くさなぎ わたる 受賞

銀座のチンドン屋たちが街を埋めつくす奇想天外な物語。祝祭性と都市のにぎわいが前に出た、小説すばる新人賞受賞作。

銀座をチンドン屋が埋めつくす、祝祭感あふれる物語。

200ページ
銀座チンドン屋祝祭都市奇想
山本修一 やまもと しゅういち 受賞
260ページ
長谷川潤二 はせがわ じゅんじ 受賞
233ページ