日本の文学賞

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ジャガーになった男 (集英社文庫)

小説すばる新人賞

ジャガーになった男 (集英社文庫)

佐藤賢一

冒険を求めて海を越えたサムライの数奇な運命を描く、小説すばる新人賞受賞の歴史ロマン。

歴史ロマン冒険武士

作品情報

戦いに魅せられた男が、17世紀のヨーロッパを駆けぬける。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
1997-11-20
ページ数
360ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784087487121
ISBN-10
4087487121
価格
39 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

「武士に生まれて、華もなく死に果ててたまろうものか!」“戦い”に魅了されたサムライ・寅吉は冒険を求めて海を越える。17世紀のヨーロッパを駆けぬけた男の数奇な運命を描く。第6回小説すばる新人賞受賞作。(解説・井家上隆幸)

レビュー

  • 面白かったけど・・・

    ストーリーは面白いです。 でも、最後のほうに行くと、荒唐無稽というか・・・・。 佐藤賢一っぽくないような・・・。

  • 状態綺麗

    期待以上に本の状態が綺麗なので、嬉しい。

  • 映像化してみたい作品の一つ。

    面白いです!この本で久々に徹夜しました。セルバンテス作品の様なユーモラスな雰囲気を纏って物語が始まり、いつのまにか雰囲気がガラッと変わって中島敦作品のごとく幻想的に終結します。ジャンル分けに困るほど奇想天外な設定ですが、エンターテインメントとしては最高の部類に入ると思います。全352P中、後半の半ばで20P程中だるみしてしまうのが残念ですが、その他は文句のつけようがない程の勢いです。

  • タイトルがダサい。

    全体の3分の2くらい、「新大陸編」まではかなり読み応えがあるので力作と言って良いのではないかと思うが、何よりも本のタイトルがダサい。 もう少しなんとかならなかったのか? また、部分部分で素人のような表現をなされるが、意図的なものなのか、本当に素人のような表現力しかないのかよくわからない。 意図的であるならばやめた方が良いと思う。 *** 支倉常長遣欧使節団の一部がスペインに残留したというのはどうやら史実のようで、異国の地にて本作の主人公「寅吉」のような人間が時に活躍し、あるいは埋もれたりしたのではないか。 最初のうちは退屈な展開が続く。まず「エレナ」が登場するところまでは我慢して読み進めることをお勧めしたい。 この人物の登場を機に物語は一気に面白くなる。 著者がスペインの歴史、そしてスペイン語(カスティージャ語)を深く学んでいる、少なくとも学ぼうとする姿勢が随所に垣間見れたことにも好感が持てた。 *** 後半3分の1は非常に雑でつまらない。 「新大陸編」を辞めて、スペインで、苦しみながらもしがみついて生きていく「寅吉」の姿を眺めてみたかった。

  • ライトな歴史フィクション

    タイトル、表紙、どうみても児童向け小説である。 内容もその通りであった。 フィクションのレベルが低い。 これはたぶん、慶長遣欧使節で渡った日本人の中にスペインに残ったものが多数いたという事実からヒントを得たのだろう。この人たちはなぜスペインに留まったのか。 著者はその理由を「武士は戦がないと生きていけない」という理屈にして、もう戦がなくなった日本は面白くない、まだ戦争がいくらでもあるヨーロッパの方が楽しい、だから留まったというストーリーを作り上げたのだろう。まあそういう時代背景もあったかもしれないが、かなり無理のある設定である。 そもそも日本とヨーロッパでは戦争の仕方が異なる。日本の武士のやり方では英雄にはなれないだろう。 寅吉が日本を発ったのは元服直後と言うからまだ15歳の少年だった。どんなに小さいときから武術に親しんでいても、それほどの腕だったとは思えない。日本で戦闘の経験もない少年が、前線に立つか? まあせいぜい闘牛で牛に勝つ程度に止めておいた方がよかった。 それよりもむしろスペインの女との恋愛を強めた方が現実味がある。 情熱的なアンダルシアの女に誘惑されたら日本人などひとたまりもない。 どうして、この時代の日本人が全く異文化のスペインで感じたことを描写しないのだろうか。 そっちの方がよほど面白いと思うのだが。 後半のペルーの話は完全に蛇足である。 前半は多少なりともリアルさもあるのだが、ここになると完全な作り話になってしまう。 読んでいて失笑してしまった。 よくこんな作品で賞を取ったものだと思う。 題材としては面白いので、ちゃんとした大人の小説に書き直せばいいのにと思うが。

  • 不自然さはない

    日本の中世から近世にかけての歴史は、アジアよりもヨーロッパと対応している部分が多いので、支倉常長遣欧使節の一員だった本書の主人公・寅吉が、スペインを舞台に活躍しても不自然さがない。また、南米のインディオが実は打算的だったと描かれている箇所も、かえって現実味が増す。スケールの大きな、歴史ロマン・エンタテインメントと言えるだろう。

  • 世話好きのおばさんが…

    主人公にキリスト教への入信をすすめるくだりで、「えっ?」と一気に冷めてしまった。 新教よりもカトリックを選んだほうがいいですよ(大意)、と話すのだが、当時のスペインで そんな選択の余地があるみたいな発想を市井の人間がするはずないと思う。

  • まぁまぁ

    『ジャガーになった男』を読み終える。面白かったが、王妃の離婚の方が好みか。 キャラクターの造形が、男女とも似ている。あらすじや背景は異なるが、パターンは一緒。でもそれが面白い。

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