日本の文学賞

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さすらいの皇帝ペンギン

山田風太郎賞

さすらいの皇帝ペンギン

澤田瞳子

腐れ梅は、澤田瞳子による受賞作。刊行情報と賞データを照合して整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。

歴史人間ドラマ

作品情報

腐れ梅は、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

腐れ梅は、澤田瞳子の作風と受賞時の評価が交差する作品として位置づけられる。書籍として確認できるものはISBNを記録し、独立刊行が確認できないものは掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報のみを整理した。

レビュー要約

  • 読者からは、題材への向き合い方と物語を支える筆致が評価されている。一方で、静かな展開や重い主題をじっくり受け止める作品として読まれている。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2017-03-24
ページ数
232ページ
言語
日本語
サイズ
13.9 x 2.2 x 19.5 cm
ISBN-13
9784087711073
ISBN-10
4087711072
価格
1760 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

軽妙な筆致で“生きること"の尊さを描く。 三千綱ファン待望の感動長編 小説家・楠三十郎は『テレビ麻布』開局30周年記念のドキュメンタリー番組のレポーターとして南極に行ってほしいとのオファーを受けた。 経由地、チリのプンタアレナスで、ある少女からクリスマスプレゼントとして大きな鳥かごをもらうが、中にいたのは皇帝ペンギンの雛。どうやら南極に帰してほしいということだった。そしてペンギンとの悪戦苦闘の旅が始まった――。 別れのとき、三十郎はコドク(孤独)と名付けたペンギンにこう語りかける。「生き抜けよ。お前は生きているだけで価値があるんだ」。 軽妙な筆致で命の尊厳を描いた待望の感動長編。 【著者略歴】 高橋 三千綱(たかはし みちつな) 1948年1月5日大阪府生まれ。1974年『退屈しのぎ』で第17回群像新人文学賞受賞。1978年『九月の空』で第79回芥川賞受賞。

レビュー

  • 動物愛護って、こういうことかな

    高橋先生の本の中で一番好きな本ですね。 ペンギンがここまで愛おしいとは...

  • ペンギンに対する愛情が心地よく響いてきます

    高橋三千綱氏は映画「復活の日」の撮影時に南極ロケに同行し、その南極での経験をエッセーなどで何度か発表しているため、ネタの焼き増し感はあります。主人公の作家と高橋氏がダブりまくります。それでもペンギンに対するひたむきな愛情は心地よく響いてきます。「生き抜けよ。お前は生きているだけで価値がある。」はまさに名文句、心に残ります。高橋氏はここ数十年はゴルフ小説や時代小説などが多いですが、デビュー当時のようなサンフランシスコを舞台にした爽やかな青春小説の執筆を心から願っています。

  • おもしろかった、無頼派・高橋三千綱の南極旅行記である

    無頼派・高橋三千綱の本領発揮、という感じの読み物である。多分本当のことを基にしての小説なのだと思うが、実際にこんなことがあったの、と驚きながら楽しみながら読んだ。 内容は、楠三十郎という作家が、麻布テレビ(朝日テレビのもじりか)の企画による南極で正月を迎えるという筋書きである。皇帝ペンギンをこの旅行記に付け加えたのは、動物愛護を通じて何人かの人達を登場させて人間臭い話しにするためだったのだろうが、それはそれで成功している。 高橋三千綱を好ましく思っている読者に取っては、彼の人間性を想像しながら読むことができておもしろかった。こう書くと高橋三千綱は、「俺の何が分かるんだ」と怒るかもしれないが、各種出版した中で個人をさらけ出しているので、怒ってもだめだよ、と言いたい、それに、「俺は本を買って借金返済に貢献しているんだよ」、とも言いたい。

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