作品情報
十四年ぶりの帰郷は、復讐のためであり、同時に真相へ近づく旅でもある。
集英社から刊行された時代ミステリー。寛文六年の惨劇から十四年後、復讐のために竹田へ戻った男が、因縁と真相の両方に向き合う。
レビュー要約
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歴史の空気を活かしながら、復讐譚を単純な勧善懲悪にしないのが印象的だ。土地の風景や人間関係が重なって、物語の手触りが厚くなっている。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 2022-07-05
- ページ数
- 400ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.4 x 2.8 x 19.4 cm
- ISBN-13
- 9784087718027
- ISBN-10
- 4087718026
- 価格
- 2200 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
【第25回大藪春彦賞受賞】 寛文六年、豊後国・竹田藩で城代一族二十四人殺しという凄惨な事件が起きた。 一人逃げ延びた城代の次男・次郎丸は復讐のため、江戸で剣の腕を磨き、名を変え、叔父で下手人である現城代・玉田巧佐衛門がいる竹田の地を十四年ぶりに踏んだ。長い時を経て再会した巧佐衛門は、兇行を目の当たりにした当時の印象と違い、みすぼらしい容姿で、高位にありながら地位や名誉に関心がない変わり者と周囲から噂されていた。 そして次郎丸は竹田小町と評判の巧佐衛門の娘・英里と出会い、予期せず惹かれていく。恋か復讐か、千々に乱れる心を抱きながらも、煮え滾る復讐心を支えに必ずや叔父を討つと心に誓うのだが……。 赤神 諒(あかがみ・りょう) 1972年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。私立大学教授、博士(法学)、弁護士。2017年「義と愛と」(のち『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞しデビュー。他の著書に『大友の聖将(ヘラクレス)』『大友落月記』『計策師 甲駿相三国同盟異聞』『立花三将伝』『太陽の門』『仁王の本願』などがある。
レビュー
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面白い歴史小説
竹田の謎が!
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岡藩が舞台の歴史時代ミステリー小説に「恋か復讐か」ハラハラしました。
縁あって歴史時代ミステリー小説というジャンルを初めて読みました。 話はフィクションですが、私が住んでいる大分県竹田市(旧岡藩)を舞台に話が展開していきます。 表紙のイラストも獅子猿先生で素敵ですし、物語の中に実在する場所が散りばめられているので、「主人公は今あの辺りにいるのかな~」などとイメージが膨らみ、とてもワクワクしながら楽しく読めました。 もともとは集英社の『月刊すばる』に連載されていた話で、その時にも読みました。 今回は、かなり加筆されての発行と聞き購入しましたが、具体的にどこが加筆されたのか正直分かりませんでした(汗)。 最後の方が詳細に描かれているような気はしましたが… 岡城跡や城下町などの風景を思い描きながら、市内在住の方はもちろん、歴史やお城好きの方にも読んでいただきたいです。
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フィクションながら、かなりの史実背景!
歴史小説であり、ミステリー小説であり、恋愛小説であり。 フィクションでありながらも、かなり充実の史実を背景に展開されるストーリーに、一気に読了の名作でした!
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読みやすいです。
読みやすくて良かったです。 男って奴は…って思いました。
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ラノベです
いわゆるラノベ 人物も出来事も漫画っぽくてありがち 深みは一切感じない なのに感動やショックの押し付けは一方的で辟易 どういう層にウケているのかわかりづらい
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緻密な資料、現地取材に基づく、フィクションとはおもえないリアリティ、説得力がある。最後の展開は、衝撃的で感動した。早速はぐれ鴉の里、竹田聖地巡礼の旅をして来た。映像化を強く望む。
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小説による町おこしの具現化
単なるお家騒動や仇討ちということではなく、24人もの人を鏖殺せざるを得なかった時代背景こそがこの物語のミステリーをあばく上で必須となる。知名度の低い地方自治体にとって、この小説が町おこしの起爆剤となり得る可能性を秘めている。
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筋は興味深いが、とにかく甘ったるい
竹田や23人殺しという舞台立ては良かった。途中から明らかになってくるどんでん返しも(めちゃくちゃ予想できるけど)まあ良い…のだけど!全体がとにかくとにかく甘ったるい作品。はぐれ鴉というタイトルで大薮賞なんだからもう少しハードな展開を予想してたのがびっくり。 美少女ヒロインのエピソードは大幅カットして欲しいし、せっかく剣を学んだ主人公なのにその剣の出番もほとんど無し。男にも女にも惚れた惚れたの話ばっかり。肩透かし感半端なかった…。 とにかく私はこの手のハートフル時代小説、ヒューマニズム歴史小説、現代の価値観を無理やり歴史に押し付けるようで全く好きになれません。独狼くらいきちんとハードに描いて欲しい…。
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- 大藪春彦賞 第25回(2023年) ・受賞