作品情報
夜行は、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
夜行は、森見登美彦の作風と受賞時の評価が交差する作品として位置づけられる。書籍として確認できるものはISBNを記録し、独立刊行が確認できないものは掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報のみを整理した。
レビュー要約
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読者からは、題材への向き合い方と物語を支える筆致が評価されている。一方で、静かな展開や重い主題をじっくり受け止める作品として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2016-10-25
- ページ数
- 256ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.7 x 2 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784093864565
- ISBN-10
- 409386456X
- 価格
- 800 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。 十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。 十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。 夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。 私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。 旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作! 「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
レビュー
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幻想的な〝夜〟の怪しさ、魔法の香りをたたえた雰囲気が、とても良かった。堪能させられましたわ。
銅版画『夜行』にまつわる旅の思い出が語られていく「尾道」「奥飛騨」「津軽」「天竜峡」の四つのエピソードが、最後の「鞍馬(くらま)」の章へと導かれ、収斂(しゅうれん)される物語。 なかでも印象に残ったのが、「尾道」の章に出てくる青い瓦屋根の一軒家と、「津軽」の章に出てくる緑の三角屋根の二階家、それぞれの家の不穏な雰囲気、その怪しい佇まいでした。 そして、マジカルな魔法をたたえた「鞍馬」のストーリーには、魅せられるしかなかったです。この作品の奥底に流れている〝夜〟の香りのエッセンスが、この最後の章で花開き、世界が反転するような陶酔感を味わわせてくれる悦び。 静かに澪(みお)引くラストの余韻も素晴らしく、「これ、ええなあ。好みの作品やわあ」と、期待以上に雰囲気のある幻想的な怪奇譚に魅了されました。
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不思議な不思議なお話
不思議なことがたくさん起こります。でも、次第にテーマらしきモノに繋がっていくように思えました。夢や希望に満ちたファンタジーではなく、しっとりとしたシックで趣きのあるファンタジーでした。
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良い作品
最後のどんでん返しには、参りまさした。どうなるんだろ?と、ミステリー感がたまらない。絵が本当にあるならば観に行きたいです。
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じわっと怖い
なんとも不思議な物語。じわじわ怖くなる展開に読む手が止まらない。今まで知っている「森見ワールド」とほちょっと違った作品でした。
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新しいタイプ?の怪談
本人は「森見登美彦とは何か?」を悩みながら書いたらしいですが、こんな作品を書ける人がなぜ悩むのか凡人にはわかりません(笑) ありふれた日常と気味の悪い異世界の境界が見え隠れする怪談だと思いました。 私には「どんでん返し」の下りが今ひとつで★一つ減です。 凡人にはどうまとめれば良かったのかはわからないのですが、パラレルワールドにせよ別の解釈にせよ、もう少し伏線やエンディングの記述が必要な気がします。 それは余計だと考える人もいると思いますが…
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読み出したら止まりません
久しぶりに著者の本を手に取り 止まらなくなりました
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世界観が魅力的。旅に出たくなる。
独特な世界観が描かれていてとても惹き付けられる作品です! 先が気になってしまい、読む手が止まりませんでした笑 似たような作品があれば読んでみたいです
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ふわふわとした感覚
明確なオチを求めるならすっきりはしない。 でも、「結局あれはなんだったのだろう」と夢から醒めたときの感覚を再現しようとしているのなら、それはとてもリアル。 読中、ずっと夢の中にいるようなもやっと、ふわふわと、そんな感覚。
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