日本の文学賞

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森見 登美彦

もりみ とみひこ

Morimi Tomihiko

ペンネーム: 森見 登美彦本名の姓「森見」と古事記に由来する「登美彦」を合わせたペンネーム由来の説明

プロフィール

性別
男性
生誕
1979-01-06 (奈良県生駒市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
奈良市 → 京都市(学生時代)

経歴

職業
小説家, 随筆家
活動期間
2003年〜
影響を受けた人物
内田百閒, 日本の近現代文学

学歴

京都大学大学院農学研究科
農学部 / 生物機能科学科 応用生命科学コース
学位: 修士(農学)
国: 日本
在学中はライフル射撃部に所属し、研究対象として竹を扱っていた。修士課程修了。

受賞歴

日本ファンタジーノベル大賞
2003
対象作品: 太陽の塔
主催: 新潮社(日本ファンタジーノベル大賞運営)
結果: 受賞
山本周五郎賞
2007
対象作品: 夜は短し歩けよ乙女
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: 受賞
日本SF大賞
2010
対象作品: ペンギン・ハイウェイ
主催: 日本SF作家クラブ
結果: 受賞
京都本大賞
2014
対象作品: 聖なる怠け者の冒険
主催: 京都本大賞実行委員会
結果: 受賞
広島本大賞
2017
対象作品: 夜行
主催: 広島本大賞実行委員会
結果: 受賞
高校生直木賞
2019
対象作品: 熱帯
主催: 高校生直木賞実行委員会
結果: 受賞
京都市芸術新人賞
2021
主催: 京都市
結果: 受賞
日本シャーロック・ホームズ大賞
2025
対象作品: シャーロック・ホームズの凱旋
主催: 日本シャーロック・ホームズ大賞実行委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

山本周五郎賞 1回登壇
  1. 京都の夜を舞台に、黒髪の乙女と彼女を追う先輩のすれ違いを奔放に描く青春小説です。奇想、酒場、本の市、学園祭が軽やかにつながり、恋と偶然の祝祭が広がります。

    夜は短し歩けよ乙女は、森見登美彦が長編小説として形にした受賞作です。

    301ページ
    京都青春恋愛喜劇
山田風太郎賞 2回登壇
  1. 小学四年生の少年が、街に突然現れたペンギンと不思議なお姉さんの謎を追う長編。科学への好奇心と初恋の予感が、夏の冒険として広がる。

    少年の研究ノートから、世界の秘密へ続く夏が始まる。

    348ページ
    少年科学への好奇心ファンタジー
  2. 受賞作: 夜行

    夜行は、森見登美彦による受賞作。刊行情報と賞データを照合して整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。

    夜行は、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

    256ページ
    歴史人間ドラマ
  1. 京都の夜を歩く黒髪の乙女と、彼女を追いかける先輩を中心に、酒場、古本市、学園祭が幻想的に連なる青春恋愛小説。珍妙な人物たちとの出会いが、恋と偶然の祝祭を鮮やかに広げる。

    『夜は短し歩けよ乙女』は、京都の夜を歩く黒髪の乙女と、彼女を追いかける先輩を中心に、酒場、古本市、学園祭が幻想的に連なる青春恋愛小説。

    336ページ
    京都青春恋愛幻想的な夜偶然の連鎖
日本SF大賞 1回登壇
  1. 『ペンギン・ハイウェイ』は、郊外の町に突然現れたペンギンの謎を、小学生の少年が研究する長編小説です。科学への好奇心、初恋に似た感情、世界の不思議が重なり、夏の冒険として広がっていきます。

    少年の研究ノートから、町の不思議と世界の奥行きが見えてきます。

    348ページ
    少年科学ペンギン成長

作品

代表作

太陽の塔

2003年 ファンタジー

大学在学中に執筆され、日本ファンタジーノベル大賞受賞でデビューした作品。若者たちの青春と奇想を描く長編。

学生生活青春奇想

四畳半神話大系

2005年 ファンタジー/青春

京都の大学生活を舞台に、四畳半の部屋をめぐる奇妙な出来事と妄想が連鎖する連作風の長編。ユーモアと幻想が特徴。

京都学生生活妄想
映像化・舞台化
  • [テレビアニメ] 四畳半神話大系 / 湯浅政明 (2010)

夜は短し歩けよ乙女

2006年 ファンタジー/ロマンティック・コメディ

京都を舞台にした青春奇譚。多彩なエピソードと古風な文体、独特のリズム感が特徴で山本周五郎賞受賞作。

京都恋愛青春
映像化・舞台化
  • [劇場アニメ] 夜は短し歩けよ乙女 / 湯浅政明 (2017)
  • [舞台] 夜は短し歩けよ乙女(舞台化) (2009)

有頂天家族

2008年 ファンタジー

狸や人間が混在する京都を舞台にした群像劇。ユーモアと家族ドラマを織り交ぜたシリーズ作品。

京都家族妖怪(狸)
映像化・舞台化
  • [テレビアニメ] 有頂天家族 / 吉原正行 (2013)

ペンギン・ハイウェイ

2010年 SF/ファンタジー

子ども視点の怪異譚と科学的な思索が混ざり合う長編。日本SF大賞受賞作で、劇場アニメ化もされた。

成長科学不思議
映像化・舞台化
  • [劇場アニメ] ペンギン・ハイウェイ / 石田祐康 (2018)

熱帯

2018年 現代小説/怪奇

小説とは何かを問い直す意欲作。直木賞候補となり、高校生直木賞を受賞した作品。

小説論実存怪異

シャーロック・ホームズの凱旋

2024年 ミステリ/怪奇

スランプ期の自身を反映させながら書き上げた長編。ホームズ作品へのオマージュを含む新境地の試みで日本シャーロック・ホームズ大賞受賞。

ホームズ作家の苦悩推理

全著作

  • 太陽の塔
  • 四畳半神話大系
  • 夜は短し歩けよ乙女
  • 有頂天家族
  • ペンギン・ハイウェイ
  • 熱帯
  • シャーロック・ホームズの凱旋

翻案

  • 夜は短し歩けよ乙女(劇場アニメ)
  • ペンギン・ハイウェイ(劇場アニメ)
  • 四畳半神話大系(テレビアニメ)

作風・主題

文体
古風な文体独特のリズム感幻想と現実の融合
頻出モチーフ
京都の地名四畳半(狭い居室)妄想と青春狸(妖怪)竹林

評価・遺産

2000年代以降の世代に影響を与えた人気作家。京都を舞台にした独特の世界観と文体で広く支持され、アニメや舞台化、映画化を通して大衆文化にも浸透した。

大衆文化への影響

  • 主要作品のアニメ化・映画化・舞台化
  • 書店員有志による応援団「まなみ組」などの販売促進活動

引用

  • ファンタジーは強引にまとめられるので何とか書けるが、現実の物事がいろいろ複雑に絡み合ったクライマックスは頭に浮かばず書けない。シリアスな小説を書く意味がよくわからない。
    出典: 対談(大森望とのインタビュー) (2007年)

豆知識

  • 国立国会図書館に勤務していた(関西館、のち東京勤務)
  • 大学ではライフル射撃部に所属していた
  • ペンネームは本名と古事記の人物名を組み合わせたもの
  • 2009年に結婚している(既婚)
  • 代表作はいくつもアニメ化・映画化・舞台化されている