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猫にはなれないご職業 (ガガガ文庫 た 4-1)

小学館ライトノベル大賞 ガガガ文庫部門

猫にはなれないご職業 (ガガガ文庫 た 4-1)

竹林七草

刊行時に『猫にはなれないご職業』へ改題された妖怪ファンタジーです。陰陽師の家に関わる猫又が、人間と妖異の事件に巻き込まれていきます。

妖怪陰陽師猫又

作品情報

吾輩は猫又であるは、受賞時の評価点を手がかりに作品世界へ入っていける一冊です。

刊行時に『猫にはなれないご職業』へ改題された妖怪ファンタジーです。陰陽師の家に関わる猫又が、人間と妖異の事件に巻き込まれていきます。 受賞時題名から改題され、ガガガ文庫で刊行された。

レビュー要約

  • 刊行情報と紹介文からは、受賞時に評価された題材の明確さと読み進めやすい構成がうかがえる。人物や状況の輪郭を追いやすい点が読みどころになっている。

書籍情報

出版社
小学館
発売日
2012-05-18
ページ数
305ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784094513448
ISBN-10
4094513442
価格
1 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

吾輩は猫又である。化け猫と一緒にするな! 凄腕陰陽師として名を馳せた春子が寿命で亡くなり、唯一の肉親を失った孫・桜子。悲しみにうちひしがれる彼女を見守る者がいた。飼い猫・タマ。タマは妖怪・猫又であると同時に陰陽師として春子の相棒だった。人語を解するタマは「まだ家族はいるぞ」と伝えたい。だがそれは出来ない。生前から春子は「桜子には陰陽師について何も知らないまま生きて欲しい」と願っていたからだ。しばらくして桜子の親友である命が声なき声に操られ、春子によって施されていた封印を解いてしまう。それはかつて桜子を喰らわんと襲ってきた妖怪。伝説の妖狐九尾にせまる八尾だった。 だが自分の死で封印が弱まる事を考えていた春子はタマと共に備えていた。桜子を守るため、タマは八尾の封印を破ってしまった命に協力を要請する。春子亡き今、変わりに人手がいる。 初めはタマが話すことに驚く命であったが、徐々にタマの想いを理解する。 『桜子を助けたい』 それが1人と1匹に共通する願いであった。そして八尾襲来。タマが八尾の圧倒的強さで絶対絶命になるが、なんとか囮になり目的地へ誘導。タイミングを合わせ命が、春子とタマの全てを込めた、陰陽道の真髄「蒼龍」を解き放つ。

レビュー

  • たまたま聴いたドラマCDの続き

    ピッコマのドラマCD聴いて続きに金使うなら本書買うかなって買ったんだけど…うん!面白かった。 清十郎コレってようは段ボールの中兄弟で仮の蠱毒みたいになって霊的に強い犬になってたから強力な犬神になったんだよねきっと? とか色々考えながら楽しませてもらいました。 たまの清十郎に対する罪悪感も読んでて切なくなった…。 2巻も買います。

  • 結構面白かったと思う。

    一日で読み終わりました。 それなりに楽しめたし、結構面白かったとも思います。 ただ、グロテスクな表現に結構敏感な人(嫌いとかそういう意味で)は 読まない方が良いのかなぁ、と思う表現が。特に後半の清十郎とか。 表紙の猫が『タマ』、ポニテの子が『命(みこと)』、茶髪の着物の子が『桜子』です。 桜子の為にタマと命が、命だけに命懸けで走り回っているのですが、 肝心の桜子は全然表に出てきたりはせず、 なぜだか最後の場面で『超すげぇ才能で解決』しちゃいました。 それが凄く納得いきませんでした。 タマが命(いのち)を掛けて時間を稼いで、命(みこと)もあれだけ協力しまくって、 それなのに最後はあんな終わらせ方。 清十郎があの状態になってしまったらそりゃあそういう終わらせ方しかないかも知れませんけれど…… 濃い設定を考えたのに終わらせ方があっさり過ぎたように感じました。 清十郎の話は泣けましたけどね。 でも、泣けたのは泣けたけれど、あっさりと進め過ぎじゃあないかなぁと思いました。 「清十郎、最初から猫又並の知能あるじゃないのか」とか。 犬神になるのに自分から首を差し出して待ってるって……。

  • ハードボイルド・ニャンコ先生

    二年近く前の作品ですが、少し前から気になっていたので掘り起こし…またもや傑作を見逃していた自分の不明さに絶望 猫が主人公と言う事で色モノっぽさを不安視していた自分の見る目の無さときたら! 物語は藤里家の当主であった祖母の春子の葬儀を終え、孫の桜子が自分が一人ぼっちになった事を実感する場面から始まる 春子の遺産を狙う強欲な親族を押し切って一人で全てを為し終えた桜子を見守るのは藤里家の飼い猫、仮称を「タマ」とする 実はタマは普通の猫などでは無く、稀代の大陰陽師であった春子の相棒を務める猫又であり、彼自身も陰陽師であった 春子はタマに桜子には陰陽の世界に触れさせないようにと託っていたが、桜子を普通の生活に戻そうと誘いに来た友人・命が 春子とタマが必死で封じた途方も無い化物の封印を解いてしまった事でタマは命を相方に化け物退治を始める事に… 全体的に二部構成になっており、前半はタマと命が解放された化け狐、最強の妖狐・九尾にあと僅かな存在である八尾を倒すまでが 後半は桜子の両親の死の真相と、春子とタマが八尾を倒す為に産み出してしまった制御不能な犬神を封じるまでが描かれている なんといっても猫又にして陰陽師というタマのキャラクターが際立っている。ハードボイルドなキャラクターは色々見てきたけど 酒と煙草を愛し、その上で陰陽師としては凄腕、それでいて渋る命を協力させる為に「腐女子」である事をバラそうとする エゲツない手管など、その多様な顔に引き込まれる。長年相方として連れ添ってきた春子の遺志を継ぎ桜子の守護者としての責任感や 過去に自分が犯した過ちに対する悔恨など様々な事情に板挟みになりながらも必死で抗う姿は平凡な人間より遥かに魅力的である 物語の展開も前半で危険極まりない八尾の復活を予期していた春子とタマが十数年にわたって準備してきた仕掛けで対抗する スピーディーな陰陽バトルが描かれ、そして後半ではより深く藤里家の事情を描き、タマが過去に犯した忠犬を犬神にしてしまうという 過ちと呪詛としての陰陽術の罪深さ、犬の忠誠など読む物の胸にズシンと来るハードでヘビーな物語が描かれる。最後に前半の八尾と 犬神・清十郎の話を結び付ける辺り構成の方も中々に上手い 命の腐女子設定など、ラノベっぽい要素が気になる方もいるかもしれないが、逆にこれぐらい軽い要素を入れないと話全体が 陰惨になり過ぎる可能性があると思われる。この辺りは話を重くし過ぎないように、という作者の気配りを感じた 色モノっぽい動物主人公モノかと思っていたらハードボイルドでキレのいい展開が売りの優れた作品であった。こういう良作を 二年近く見逃していた自分の不明を重ねがさね恥じるばかりである

  • オーソドックスにひたむき

    陰陽道をベースにした世界観と、ストーリーそのものに斬新さはありませんが、それ故に 「強大な敵に打ち勝つための努力と、結果打ち勝てるだけの理屈」「ヒロインのため頭脳も肉体も駆使する主人公(女友達)の動機」 といった良い意味での王道要素はキッチリ描かれており、退屈することなく読み終えることができました また主人公の猫又、ヤクモ、桜子と命など各キャラクターも魅力的です。特に美味しい役所のヤクモ。 視点は猫又のタマと命(みこと)の間で切り替わりますが、個性があるため混乱することもなく、それぞれの心情が読み取れる様子は緊張感があって良かったです。 もっとも良いのは、全体を通してぶれない「残された者にとっての、死者と生者」というテーマだと思いました。この課題が、主人公たちだけでなく実は敵にも当てられていることが描かれるラストは、ある種の美しさが感じられました。 命が腐女子であることに意味があんまりなかったり、最初に現れた敵が「おまえ弱すぎるから一日待ってやる」とか言い出すご都合主義など、あれこれ惜しいところもありましたが、全体としてはいい感じに上下する緊張感と丁寧なキャラの描き方、最後の綺麗さなど、決して損はない感じです。 あとタイトルはもともと「我が輩は猫又である」だったそうですが、変えない方が良かったような。

  • 微妙…

    つまらなかったような、そうでもないような微妙な作品でした。 とりあえず主人公らしき女の子は全く何もしていないなと思いました。 イラストでは一番小さくなっているので主人公ではないのかもしれません。 モヤモヤする展開が多かったです。

  • 緩急がはっきりしている

    情景がしっかり表現されている上に物語に緩急があって読みやすい シリアスな場面でもネタ要素が徐々に聴いてきて失速しない 何よりくどくない 登場人物は痛いんですが許せる これは猫視点、人視点と語りが変わるからかな キャラの個性、役割がしっかりしてるから期待 次巻でたらすぐに買います

  • 猫が喋るなんて鉄板過ぎるじゃろ

    一作目でここまで読ませることを考えれば、連載が続けば「このライトノベルがすごい」で取り上げられるのは間違いないでしょう。キャラクターが少しバタ臭いかなと思いましたが、少年漫画のような展開をするこの作品には必要不可欠です。それに、昨今のテンプレートとかしたキャラクター群からして、ここまでちゃんと描いているだけでも作者の力量が伺えます。 青田買いで買ったラノベでしたが、いいものを見つけたと思います。次回作も楽しみです。

  • 泣ける作品だとは・・・

    今年のガガガ文庫新人賞で1番気になっていた作品です。 本屋さんで、パラパラめくってたら猫が箸を持っているシーンがあって「シュールだなーw」と 思い予定通り購入して、即日読了しました!! ネタばれ回避のため詳しくは書きませんが、私の好きなキャラは『ヤクモちゃん(仮)』でした。 命も良かったです。クラスのみんな優しいな〜w 藤ちょこさんのあとがきも綺麗だったので、最後に得した気分です☆

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