日本の文学賞

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王子降臨 (ガガガ文庫 て 2-1)

小学館ライトノベル大賞 ガガガ文庫部門

王子降臨 (ガガガ文庫 て 2-1)

手代木正太郎

『王子降臨』は、手代木正太郎による受賞作です。NDL の書籍レコードで単行本または文庫として確認できるため、紙書籍の ISBN を基準に ASIN/ISBN-10/ISBN-13 を補完しました。

ライトノベル青春受賞作

作品情報

手代木正太郎の受賞作として記録される『王子降臨』。

『王子降臨』は、手代木正太郎による受賞作です。NDL の書籍レコードで単行本または文庫として確認できるため、紙書籍の ISBN を基準に ASIN/ISBN-10/ISBN-13 を補完しました。 作品紹介としては、受賞歴と著者名を手がかりに読む文学作品・評論・詩歌作品であり、詳細な内容紹介は確認できた書誌情報の範囲に限定しています。

書籍情報

出版社
小学館
発売日
2013-07-18
ページ数
307ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784094514230
ISBN-10
4094514236
価格
901 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

戦国の荒野に「王子」降臨!! 「美気」 それは、限られた者しか持ちえない、無限の力。 あらゆる事象を魅了する、愛の力。 人々の希望を呼び起こし、様々な奇跡を具現化する超常の力――。 この宇宙のどこかには、そんな力をもった者もいる……。 ときは戦国。 空は哭き、地は痩せ、人心は乱れていた。この世は、正に地獄であった。 人々は、渇望していた。 この末世に、救済をもたらす存在を。正義を導く救世主を! そして「王子」は舞い降りる。希望をもたらす光と共に。 あらゆる理不尽を覆す、麗しき「美気」に包まれて。 この地球に落ち延びた、母星の姫を捜すため、王子はこの地にやってきた。 着陸した「王子」に一目惚れした少年・鳶丸とともに、「王子」の「姫」を捜す旅が始まる。 金髪碧眼、長身痩躯の麗人は、戦国の世で何を為す? 行く先々で巻き込まれる事件の中で、王子は光を振りまき続ける。 全ては世のため人のため。 「でも、それじゃあ、王子の希望はどこにあるの……?」 隣の鳶丸は問いかける――。 超・新感覚☆時代劇! ここに開幕! 第7回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作!!

レビュー

  • 美しいってのはこういう事だ

    オモロイ。 オモロイぞコレは……。 突拍子もない設定に、突拍子もない展開。 戦国時代とか書いてあるから、歴史小説的な何かかと思ったら、全然違った! いや、全然違くもないんだけど、そもそも、金髪のあんちゃんが戦国時代で無双する話 だしな〜。 あ〜ネタバレしたい! でも、何か言ったら全部ネタバレに繋がっちゃいそうだし!汗 コレは、山田風太郎とか荒山徹的な面白さですよ。 「いや、それはないだろうwwwwww」と思いながらも、読んでいる内に「あ、こういうのもアリかな?」 という気分になり始め、読み終わった時には 「コレしかなかったんや!!」 という確信を持つに至る。 つまり、山風の『柳生十兵衛死す』で十兵衛が竹阿弥の能に乗って(?) タイムスリップをした瞬間を常に味わっている気分になるよ! もっというと、タイトルを忘れたけど、周囲2メートルに近づいた男を射精させて しまう呪いをかけられたお姫様が出てきた瞬間を延々と味わっている気分に なるぜ! (面白いってことです) 確かに、美しすぎるんだなー。 王子が美しすぎて、もはやギャグのレベルでございました。いや、それともギャグだったのか……? 始終、ニヤニヤが止まらないのだ! 新人賞と侮るなかれ! コレは、まさに当たりの新人賞でした!

  • 王子様in時代劇で耽美ギャグ…完成度がやや低いのが残念

    ガガガ文庫は基本的に異形の作品が多いけど、これはまた凄い異形が出てきたというのが第一印象 まず主人公の造形からして只者じゃない。金髪碧眼だけならともかく、かぼちゃパンツに純白のマント、頭には冠と 冗談みたいな王子様ルックというだけでも相当な物だが、この人物が戦国の世に現れて暴虐の限りを尽くす領主を相手に アンドロメダ流の「美」を駆使した力で大立ち回りを演じるという説明する方も何が何だか、というカオスな舞台設定が凄い 更にこの作品恐ろしい事にヒロインが出てきません。女性キャラは出てくるのですが、異様な乳房を用いた幻術を使う女盗賊だったり 宇宙から来た魔女だったりといわゆる「ヒロイン」的なキャラは一人も出てこない。ヒロインは出てこない代わり耽美なBL作品を ネタにしたような♂同士のラブシーンが多いのが特徴 冒頭で王子様と初めて接触する少年が王子様の美貌に一目ぼれしてしまい、あろうことか熱いベーゼまで交わして以後延々と王子様相手に 想いを寄せたり、王子様が誰かと仲良くなりそうになると本気で嫉妬したり、悪の手先に囚われて裸に向かれて磔にされたり、最後は 裸の王子様に裸のまま姫抱っこされたりと超耽美で誰得な展開を繰り広げることに… 作品を通して老若男女を問わず相手を魅了してしまう王子様の美しさが強調されるのだが、終盤に王子様が演じた一騎打ちの勝因が 「相手より惚れた小姓が一人多くその分王子様が美しかった」という下りには大笑いさせられましたなんというか初期の「パタリロ」調というか この作品実は魔夜峰央が書いてるんじゃないかと本気で思うぐらい耽美なギャグが繰り広げられます。 舞台設定や耽美ギャグなど全体的に悪ノリしたようなお馬鹿でカオスな設定にどれだけ付き合えるかでこの作品が読めるかどうかが分かれるかも 大真面目にお馬鹿で耽美な世界を繰り広げるキャラクターやカオスな展開を受け入れられない方には読むのがちょっときついかな、と思われる ただ、全体的な完成度から言えば折角戦国時代を舞台にしているにもかかわらずモブキャラの口調が現代風だったり、 それなりに出番を与えたキャラクターが大して活躍も見せられないままあっさり退場したりとどうにも荒い部分が見え隠れしています またエピローグもなんとなく投げてしまった印象を受けるので「あれ?もうこれでお終いなの?」とあっけなさを感じました 耽美ギャグ中心の王子様in戦国時代というカオスさやそれを一冊の小説にまとめた挑戦的な姿勢は買うけれども完成度の低さが気になり 悪ノリに読者を突き合わせるのは良いが、だからこそ仕掛ける側はもっと真剣で丁寧な仕掛けを施して欲しかったという残念さが残りました

  • ライトノベルに飽いた方へ

    時はかつての日本、戦国時代へ舞い降りた、一人の洋装の貴人。 「王子降臨」。 我々の住む世界へやってくる異世界の人間、 そうして始まる物語。 この古今東西あらゆる作品において使い古された題材に真っ向から取り組んだ快作。 この物語を編んだ人物は奇人か変人か、はたまた天才か。 平凡な題材から繰り出される突拍子のない設定、そこからさらに繰り出される王道的時代劇。 読みやすい文体で大真面目に何度も美、愛を語られ、途中笑い出しそうになるが、 読後感の爽やかさたるや、新人の本とは思われない。 西尾維新氏の著作「刀語」シリーズの変則的時代劇が好きな方にもオススメしたい。 これは、ただのライトノベルではない。 この程(10月23日)刊行された、 王子降臨 2 王子再臨 (ガガガ文庫) この2作目以降も長く続いて欲しいシリーズ。 突拍子のない設定をどうまとめるか、著者の力量にも期待。

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