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埼玉県神統系譜 (ガガガ文庫 な 8-1)

小学館ライトノベル大賞 ガガガ文庫部門

埼玉県神統系譜 (ガガガ文庫 な 8-1)

中村智紀

神話的な力と地域性を組み合わせたライトノベル。埼玉を舞台に、神統という大きな設定を現代的な語りへ落とし込む。

地域ファンタジー受賞作書誌確認

作品情報

埼玉県神統系譜は、受賞記録と書誌確認から輪郭を整理できる中村智紀の作品である。

埼玉県神統系譜は、中村智紀による作品で、地域ファンタジーを中心に読める。受賞作としての記録を起点に、単行本化または刊行情報が確認できる場合はその書誌識別子を採用し、確認できない場合は雑誌号や別資料の番号を流用せずに整理した。

レビュー要約

  • 反応は作品の題材と語り口に向けられている。設定や問題意識を評価する読みがある一方、公開情報が限られる作品では書誌的な確認を優先して慎重に整理した。

書籍情報

出版社
小学館
発売日
2015-05-19
ページ数
278ページ
言語
日本語
サイズ
14.8 x 10.5 x 2 cm
ISBN-13
9784094515503
ISBN-10
409451550X
価格
350 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

倒産目前の神社を立て直す一人と一柱の物語 高校二年の夏、進路調査票によって生徒たちは人生の岐路に立たされる。己の将来に悩み、不安を覚える者たちもいる中、立花孝介はひとり余裕ぶっこいて泰然自若としていた。白狼神社の一人息子である彼の場合、いずれ実家の神職を継ぐことになるのは自明の理……だったのだが、「うちの神社は今、倒産しかけてんぞ?」。父親の突然のカミングアウトにより、我が家の惨状を知ることとなった孝介。そんな折、孝介は白狼神社境内にて、自分を神社の神だという女と出会う。“千谷の雪花狼”と名乗るその女は、神社の経営を立て直すべく、孝介に神官見習いとして、神社に寄せられた願いを叶えていく仕事の手伝いをするよう要請。「こいつ本当に神なのかよ?」と半信半疑ながらも、彼女を手伝うことになる。かくして今、埼玉の地にて一人と一柱の物語が幕を開ける――!!第9回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。

レビュー

  • アクはあるけどクセになる系のヤツです。

    ここ毎年、ガガガ文庫の新人賞は買っているのだが、今回の第一陣はこの1冊を買うことにした。 なにぶん昔から『かみちゅ!』やら『朝霧の巫女』やら神社が舞台(?)の作品はなかなか心を捉えているのだ。 神社とは男のロマンなんすよ……。 タイトルも何やら四畳半神話体系を彷彿とさせるようなノリ。 もはや、自称・神のなすび顔大学8回生が出てきても、私は何も驚かない。 森見フォロワーとしては買わざるを得ないわけです。 ともあれ、文章が非常に好みでした。 軽快な語り口と、適度に毒の混ざった地の文。 お話し自体は、神社の経営を立て直すという事で、実家の神社に奉られている神様と一緒に頑張るというシンプルなものなのですが、笑いながら読んでいたら、いつの間にか読み終わっていました。 お見事、というほかないでしょう。 文章で読ませる、という作品もけっこう難しいのだと思うので、新人賞でそれをやっていることに賞賛を送りたいのです。 ラノベだからといっていわゆる冒険活劇とか、ファンタジー的なものとか、爽やか青春的なものを求めてしまうと(このタイトルでそんなことを思う人もいないとは思うが……)期待とは違う物を読むことになるのかも知れないけれど、日常にちょっと潜んだ非日常を巡った日常(何言ってんだ……?)が好きな人は、絶対に読んだ方がよいかと思います。 リラックス&ヒーリング効果がですね。。。 こういう、文章で笑わせて来てくれる作品は読んでいて非常に心地が良いので、 是非続刊も出て欲しいです。 ……あ、欲を言えば、後半もっと妹に絡んできてほしかったッス。 正直、神様よりもあの子のほうがかわいかったんで^^

  • タイトルに埼玉県と入れるくらいならもっとしっかりdisれ

    埼玉と聞くとつい手が伸びてしまう私ですが、この作品において埼玉について語っているのは冒頭のほんの数ページのみ、通り一遍の埼玉disだけだったのが本当に残念でした。何のためにタイトルに埼玉県と入れているのか。どうせなら雪花様を萌えキャラに仕立て上げた5分アニメ企画を地元TV局に持ち込んで爆死するくらいやらないと。 それはともかく、ボーイ・ミーツ・ガール的な展開かと思いきや恋愛要素はほぼゼロだし、妹も普通に実妹だし(?)、そういや叶えた願いの数も、あれ……? だし、良くない意味で「気付いたら読み終えていた」という印象でした。この盛り上がりの無さが埼玉的ということか、なるほど。

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