八百万戀歌~やまといつくし、こひせよをとめ~ (小学館ルルル文庫 と 2-1)
古代風の国を舞台に、言霊の力を授かった媛と月の神の青年が出会う恋愛ファンタジー。求婚や祭りを通して、言葉の力と恋の揺れを描く。
作品情報
言霊の怪力に悩む媛が、無口な月の神との出会いで恋を知っていきます。
第八回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門優秀賞受賞作。古代日本風の神々と豪族の世界を背景に、八梛と朔夜の恋を描く。
レビュー要約
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神話的な世界観と恋愛要素の組み合わせが読まれている。言葉を発しない相手との距離が、少女小説らしいときめきにつながる。
書籍情報
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2014-06-26
- ページ数
- 253ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784094522846
- ISBN-10
- 4094522840
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
第8回ラノベ大賞ルルル文庫部門優秀賞!! 八眞土(やまと)の国の媛(ひめ)・八梛(やなぎ)のお見合いは失敗続き。日の神・日耶(かや)から言霊による怪力を授かってしまっているためだった。 日耶の計らいで、月の神である弟の朔夜(さくや)が恋の練習相手として連れてこられるが、朔夜は無口で陰気な青年だった。 言葉を発さず、頭の中に直接語りかけてくる朔夜にとまどう八梛だったが、やがて彼の優しさを知る。 ある夜、歌垣の祭りに忍び込んだ八梛は豪族の息子・蔵麻(くらま)に求婚され…!? 第8回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門優秀賞受賞作、古代日本を舞台にしたロマンチックな大作が堂々のデビュー!!
レビュー
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古代日本ラブロマンス
【あらすじ】 八眞土の媛・八梛は、日の女神・日耶から与えられた怪力のせいで、お見合いは失敗続き。 それを見かねたのか、日耶は自分の弟である月の神・朔夜を恋の練習相手として連れてくる。 しかし、朔夜は天つ空にある岩屋に三百年も引き籠っていた筋金入りの引き籠りで―― 【感想】 古代日本の世界観がとても魅力的でした。文章は所々分かりにくい個所はありましたが、 全体的には読み易かったと思います。 少々考えなしな所と、何故そのような考えに至ったのだろう、と理解し辛い部分はあった ものの、八梛の真っ直ぐな性格は好感が持てました。朔夜は、引き籠りで口下手な性格 なので仕方がないとは思うのですが、ややキャラが薄い気がしました。八梛と朔夜の交流 があっさりしていたせいかもしれません。何処で惹かれ合ったのかが分かりにくく、両想い に至ったところは唐突感があったように思いました。もっと二人のあれこれが見たかったです。 流れが不自然な所もありました。佐奈江が八梛を歌垣に誘う件です。歌垣がどういうものかを 知っていながら、八梛を大切に想っている筈なのに、佐奈江は何故誘ったのでしょうか……。 蔵麻に弱みを握られ、やむなく八梛を陥れようとしたのかと思ってしまいました(汗) 朔夜が血に酔って……という個所は、描写不足の為か取ってつけた感がありました。悲劇の 発端なので、ここはもう少し描写があれば良かったです。大蛇と美千琉の切ない感じも、もっと 欲しかったです。全体的に一つ一つのエピソードがあっさりなので、読後感もあっさり気味でした。 それでも、後半にかけての盛り上がりは楽しく、全体的によくまとまっていたと思います。