SICK: -私のための怪物- (ガガガ文庫 ガお 11-1)
精神世界に潜って怪異を祓う少女と少年が、恐怖を操る敵と向き合うダークサイコアクション。
作品情報
身を焦がす戦慄を力に、少女は恐怖を殺す。
第16回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。『どどめの空』として選ばれた作品を改題・刊行した、恐怖症を引き起こす概念生命体と戦うガガガ文庫の怪異アクション。
レビュー要約
-
濃密な世界観と意外性の強さが評価される一方、物量の多さは人を選ぶと見られている。
-
精神世界の戦いと真実の暴露が印象的で、要素の多さはあるが独特の雰囲気が強く残る。
書籍情報
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2022-08-18
- ページ数
- 376ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784094530889
- ISBN-10
- 4094530886
- 価格
- 759 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
身を焦がす戦慄を力に、少女は恐怖を殺す 「あなたを絶対に、ひとりぼっちにだけはさせないから」 少女はそう言って、幼い少年の手を取った。その約束が、いずれ最悪の形で破られてしまうとも知らずに―― 〈ゾーン〉と呼ばれる精神世界に侵入できる異能を持つ叶音と逸流は、精神に巣食い恐怖症をもたらす概念生命体フォビアを殺す仕事を請け負っていた。彼女達の所に、視線恐怖症を患った少女が助けを求めにやってくる。 少女の〈ゾーン〉に潜った叶音が遭遇したのは、物語によって恐怖を育てる謎の奇術師。戦いの最中、奇術師は叶音に問いかける。 「あなたは目を背けていますね? おぞましい自分の過去から」 精神世界での激しい戦いは叶音の精神を摩り減らし、やがて彼女がひた隠しにしていた真実を暴き出していく。心が壊れ、正気を失い、戦いは絶望と恐怖にまみれた混沌の領域へと踏み込んでいく。 戦慄を力に変えて恐怖を殺す、ダーク・サイコアクション 【編集担当からのおすすめ情報】 第16回小学館ラノベ大賞の最終審査で物議を醸した超問題作。 恐怖を武器とする異彩バトルと、ラストに待ち受ける衝撃の真実は戦慄必至! この夏は、おねしょたサイコアクションで情緒不安定にお涼みください。
レビュー
-
ガガガ文庫版空の境界
人の精神に寄生する怪物を倒す少女のお話。 奈須きのこ先生の「空の境界」のような人の精神の深淵に迫る感じが個人的に好みでした。
-
人の膿
夢魔とも妖怪ともつかぬフォビアが人を苦しませ、絶望を糧に蹂躙していく様は気持ち悪く歪だった。残酷な展開が多いので人を選びますが、容赦のない試練の数々を苦しみながら進む叶音は痛ましいまでに健気なのでグロ耐性少しでもある方にはおススメ。 果たしてどこまでが現実でどこまでが夢、概念なのか謎な箇所が多いので是非続編を期待したい。
-
クトゥルフ神話系が好きな人にはオススメかもしれません
今年のガガガ文庫の新人作品の1つ。 主人公は恐怖を退治する仕事をしてるが、1番の恐怖は身近に潜んでいるというのが新鮮で良かったです。