嫉妬探偵の蛇谷さん (ガガガ文庫 ガの 2-1)
嫉妬を武器に嘘を暴く学園青春探偵もの。
作品情報
他人の嘘を見抜く先輩と、嘘がつけない僕が事件に向き合う。
嫉妬深い先輩・蛇谷カンナと、本音が顔に出る後輩が、学校で起こる謎を解きながら事件の悪意に迫る文庫作品。
書籍情報
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2024-09-18
- ページ数
- 328ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784094532029
- ISBN-10
- 4094532021
- 価格
- 836 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
嫉妬が嘘をあぶりだす、学園青春探偵物語 蛇谷さんは、おかしい。 「ああ、本当に――妬ましい」 蛇谷カンナ。園芸部所属。美しい花を憎み、雑草の惨めさを愛する女。 黙っていれば怖ろしいほどの美人なのに、口を開けば怒涛の毒舌。 好きなものより嫌いなもので自分を語りたい。 その行動原理は全て――「嫉妬」。 こんな残念すぎる先輩と、どうして一緒に行動する羽目になっちゃったんだろう? 答えはひとつ。 嫉妬深くて攻撃的すぎるがために、他人の嘘や悪意を見抜いてしまう蛇谷さんのそばにいられるのが、どうしても「嘘」がつけなくて、本音がなんでも顔に出てしまう僕だけだから。 蛇谷さんが好きなのは、惨めな人、馬鹿な人、自分より下な人、嫌われ者、そして。 犯人――悪者のいる謎。 学校で起こる様々な「謎解き」に立ち向かう蛇谷さんの動機はもちろん嫉妬で、その目的は悪者を追い詰め、知的に拷問すること……なのだけれど。 ぜんぜん尊敬もできないけれど。 それでも僕は、このおかしな先輩のことを――カッコいいと思ってしまうのだ。 青春は、綺麗ごとでは終われない。 嫉妬で嘘をあぶりだす、学園青春"探偵"物語。
レビュー
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根拠ある行動に味のあるキャラ
荒唐無稽なキャラかと思えば行動原理はしっかりしており なかなかに面白い推理ものだったが 後半の結構無理くりなシリアス路線には残念 賞応募作品なので仕方ないといえばそこまでだが お笑い路線ならそのまま突き抜けてほしかった
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面白かった
他人を嫉妬せずにはいられないヒロインを探偵役に、思ったことが顔に出ることで嘘を吐くことができない主人公を助手にしたライトミステリ。学校を舞台にした日常系ミステリと呼ぶには、起きている事件が犯罪まがい、というかただの犯罪と思えるものばかりだったが、探偵、犯人ともに行動の奥に「嫉妬」という昏さが含まれていたので納得、というか寧ろこの程度で済んでよかったなと。狂言回しである主人公とヒロインの掛け合いも軽妙で、シリアス一辺倒になりがちなところをマイルドにしてくれていたのも良かった。謎自体は小粒で容易に想像がつくものではあったが、嘘の自白によって罪を減じようと足掻く犯人たちを、推理の刃で以って両断する姿は気持ちが良かった。ミステリというよりは、その事件を起こすに至った嘘や欺瞞にまみれた人間の醜さに対比するような主人公たちの関係性を楽しむタイプの作品だったかなと思う。
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高校のちょっとした日常の事件があるラブコメ
高校でおきたちょっとした事件を、嫉妬をよくする蛇谷さんと後輩の野水君が解決するラブコメ要素のある学園物。 ミステリーとしてみた場合は極端にすごい謎とかあるわけではないので、評価できるほどではありません。 ただし事件をおこした動機がいかにも未熟でありきたりな高校生らしく、青春ぽさがあります。 あまりに取り返しのつかない感情や事件を扱っていないので、妙な爽やかさが登場人物も含めて感じられます。 登場人物に繋がりがあるために完全に別ではありませんが、事件そのものはバラバラな連作短編集形式で、読みやすく、シリーズとして続くなら読みたいなと思わせます。 蛇谷さんは「嫉妬」とついていますが、どちらかというと普通の人が少しは感じても口に出さないだけの感情を素直に言っているだけで、本当に嫉妬深い醜いものが感じられないので、素直な野水君とコンビで、ピュアな可愛らしさがあり、魅力的です。 ちょっとミステリ要素のある話ということで、一般小説だとわりとあるレベルの作品ではあるので、ガツンと来るすごい作品を期待する人には向かないでしょう。 ただし私はあんまり重い作品は凄いと思っても読むのに力いるから、こういう気軽なライトミステリーはけっこう好きです。
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面白かった!
当初、先生や蛇谷さんのキャラが極端すぎるように思えたのですが、読み進める程に納得!次が気になって楽しめました。野水君に好感❣