日本の文学賞

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僕僕先生 (新潮文庫)

日本ファンタジーノベル大賞

僕僕先生 (新潮文庫)

仁木英之

唐代中国を舞台に、美少女仙人・僕僕と青年・王弁の旅を描く冒険譚。

ファンタジー歴史冒険仙人

作品情報

唐代中国を舞台に、美少女仙人・僕僕と青年・王弁の旅を描く冒険譚。

唐代中国を舞台に、美少女仙人・僕僕と青年・王弁の旅を描くシリーズ第一作。受賞作として長く読まれている。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2009-03-28
ページ数
348ページ
言語
日本語
サイズ
14.8 x 10.5 x 2 cm
ISBN-13
9784101374314
ISBN-10
4101374317
価格
1 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

舞台は中国唐代。元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で……不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾! 「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。

レビュー

  • 僕僕先生と王弁青年コンビの愛すべき性格に引き込まれる冒険&ちょっとラブコメ物語が超楽しい

    悩み多き現在と離れて、でもどこか感覚は繋がっている中国唐代を舞台にとし、仙術という魔法世界に片足を踏み込みながら、美少女の姿を選んでいる数千歳の仙人「僕僕先生」とニート青年「王弁」コンビの、社会の上端下端、時空の果てまでの冒険とラブコメ。楽しくお気楽に展開します。 面白い面白いと手放しで読み進められるのは、王弁が自分なりに考えた上でニートをしていて、僕僕先生との交流も、きっかけはさておき、自分の意思で選んでいる、読者が信頼できる主人公だからでしょう。ヒロイン僕僕先生の可愛らしさの奥の凄み、力、そしてさらにその奥の悲しみやいじらしさも魅力です。 何のかんの言わずに読んで笑って抱きしめれば良い一冊、そしてシリーズなんだろうと納得しました。

  • 中華ファンタジー

    日本ファンタジーノベル大賞受賞ということで読み始めました。 中華ファンタジーということでは新鮮で楽しかった。 今までにない仙人像。 やる気のない主人公。 中国という広大な舞台。 設定は面白かったけど ラストは今一歩。 次作以降に繋げるためなのかな? 今後も読んでみたくなったということで 星四つ(I like it)

  • 第18回(2006年)日本ファンタジーノベル大賞受賞作にして、仁木英之先生のデビュー作&代表作!

    第一回ファンタジーノベル大賞受賞作「後宮小説」を、選考委員の井上ひさし先生が「シンデレラと三国志と金瓶梅とラスト・エンペラーの魅力を併せ有す、奇想天外な小説」と評したのは有名ですが、同じ賞を受賞した今作を表するならば、「杜子春と封神演義と西遊記とツンデレ恋愛小説の魅力を併せ有す、奇想天外な小説」だと思いました。 世は中国唐王朝の最盛期、玄宗皇帝の治世。主人公の王弁は、元県令の息子で、それなりの裕福な家庭に育ったが、働く事が大嫌いな穀潰し、今でいう所の典型的なニート青年。 父親が仙道趣味と言う事で、ひょんな事が切っ掛けで、近くの黄土山に住む仙人“僕僕”に弟子入りする事になった。 僕僕は仙人なので不老長寿であったが、見た目は10代半ばにしか見えない美少女。そんな見た目美少女な仙人の元に、ニート青年が弟子入りして… という内容なのだが、王弁はニートながらに、仙人と交流しながらも、安易にその仙術に頼って、人情を疎かにしない人間である事が語られて、読者の共感を誘う。 そして僕僕との関係も、美少女たる僕僕を早くから異性として意識し、僕僕の方も、弟子から自分が“女”として見られている事を知りながら、弟子を困らせたりする展開は完全に恋愛小説で、読んでいてとっても甘酸っぱい。 そんなお師匠様と弟子の二人が旅に出て、妖怪のような神や仙人と交流したり戦ったりの冒険は、封神演義や西遊記のような面白さがある。 そしてニートだった王弁が、恋?する師匠との冒険を通じ、師匠に認められるような男になる為に成長していくさまが、とてもさわやかな物語だ。 登場人物や事件にも、実際の歴史人物や組織が絡んで来るので、歴史好きな人が楽しめる内容にもなっている。 この作品は、その後新潮社で人気シリーズ化された第一弾でもあるので、僕僕先生シリーズに興味がある人には、シリーズの原点として外せない一作だろう。 因みにこの作品はコミカライズ化もされているので、小説が苦手という方には、そちらの漫画版もお勧めしたい。 追伸:レビュー冒頭、後宮小説の評を例に出したが、これは個人的な感想なのだが、作中、仁木先生が第一回ファンタジーノベル大賞受賞の、酒見先生(後宮小説)へのリスペクトを感じる場面が登場するので、後宮小説と同様の書評を書きたくなりました。

  • 可愛い仙人、僕は僕とは

    以前から中国の神仙や歴史に興味がありました。僕僕先生は発想と設定が面白く、ついつい引き込まれてしまいます。

  • 選り好みはありそう

    最初の数頁は文章力が低くて読みにくいと感じましたが、単に肌に合わない文体だっただけのようです。 物語り自体がとても面白いので次第に文体は気にならなくなり、気がついたらこういう文章にも慣れていました。 シリーズ全部揃えます。 やはり小説で重要なのはキャラとストーリーなのだとしみじみ感じた作品です。

  • ・・・それで?

    評価も高いし、賞もとってるし、低い評価をつけるのは勇気がいるんですが、 私にはよく分からなかったです。 たとえて言うなら、それ程親しくない知人に1日の出来事を話されたような気分。 「今朝起きてね、ごみ出しにいったのよ。(中略) お昼は外でお弁当食べてたら、犬が寄ってきて、(中略)それで、9時頃に寝ちゃったの」みたいな。 共感できるエピソードもないわけじゃないけど、 全体的に「は、はぁ、そうなんでうすかぁ」みたいなコメントしか出来なくて 心の中では、「それで?え、何が言いたいの?」って疑問がぐるぐる回ってる感じ。 この本の感想はそんな感じ。 不快感もないし、嫌悪感もないし、面白エピソードが皆無ってわけでもないけど、 何が言いたいのか分からない。 別に分かる必要はないんだろうけど、本を読むとそれなりに何かが自分を刺激して、 快・不快は別としても、多少なりとも湧き上がって来るものあって、 分かったような気になったり、好きだと思ったり、嫌いになったり、感動したりするもんじゃないですか。 けど、この本にはそれが一切なかったので、 興味も共感も面白みももてない、コメントに困る話を聞かされたときのような反応しか出来なかったです。 大阪人なら「オチはないんかい!!」と、突っ込みをいれるような感じ(定かではない)? 相性の問題だと思いますが、まあ、そんな感想もあるっていうことで。参考までに。

  • なかなか良かった

    まず中国系の小説という訳でどうしても十二国記を思い出してしまいます。僕僕先生はまだ最初の一冊しか読んでないので何とも言えませんが、十二国記には負けています。 読んでるうちに聞き慣れない官職名など沢山出てきます。著者がこれを全て完全に把握した上で書いていると考えると、中国に留学しだだけはあるなと思います。 作中には暗いシーンや心理描写などはないと思いました。ま、純文学ではなくファンタジーなので書かれているものをそのままに考えられて良いと思いました。 なおこの作品は 【第18回(2006年)日本ファンタジーノベル大賞】受賞作

  • 従来の仙人イメージより仙人っぽい

    老荘思想は「無為自然 無欲恬淡」に代表されるような枯れたイメージですが 道教の方は元々土着信仰が元になったもので、いかにも民衆らしい現世利益的な願望にあふれたものと聞いています。 従来の仙人のイメージといったら前者のような枯れたイメージですが ここにあらわれる仙人たちは、従来のイメージを保ちつつも俗物的な面も併せ持ち 「なるほど仙人なんてものがいたらいかにもこうなのかもな」 と思わせるものでした。 うんうん、いいですね。新しい。

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