日本ファンタジーノベル大賞
にほんファンタジーノベルたいしょう
未発表の創作ファンタジー小説を対象とした公募型文学賞
- 創設年
- 1989
- 主催
- 一般財団法人新潮文芸振興会
- カテゴリー
- ジャンル小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 9〜10月頃
- 発表時期
- 3〜4月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
1989年に創設され、プロ・アマ問わず応募可能な日本のファンタジー小説公募文学賞。受賞作品は新潮社より刊行される。
賞品
- 主賞品
- 大賞受賞
- 賞金
- 3,000,000円
- 新潮社から刊行
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 一次選考 | 編集部 | — | — |
| 最終選考 | 選考委員 | — | — |
公式情報
https://www.shinchosha.co.jp/prizes/fantasy/過去の受賞者
御伽噺を蒐集するため老翁を訪ねた清右衛門。翁が語るのは都を騒がせた鬼・朱天童子の伝説だった。酒呑童子伝説をモチーフに、権力に従わぬ鬼たちの闘いと共存、正しさの揺らぎと立場の逆転を描いた平安エンタメ小説。
空想の旅にでも出かけなくては、とても生きていけないような日々もあると思うのです。そんな時、わたしにとってファンタジーの世界はなくてはならないものでした。
中華風幻想世界を舞台に、愛する人を取り戻そうとする男と、夢に見た景色を追う少年が、戦乱と謀略の中で運命に挑む。刊行時に『神獣夢望伝』へ改題された受賞作。
中華風幻想世界を舞台に、愛する人を取り戻そうとする男と、夢に見た景色を追う少年が、戦乱と謀略の中で運命に挑む。
明治・大正期を舞台に、孤独な建築家・笠井泉二が、依頼者の願いを超える不思議な建物を造り出す建築幻想小説。亡き夫と過ごせる部屋や、永遠に飽きない家をめぐる物語を通じて、建築に宿る異様な魅力を描く。
住む者の願いを超える建物が、地上と天界をつなごうとする。
魑魅魍魎が跋扈する妖しい世界で、美貌の厭太郎は仏師の娘・犬千代と、仏の分身同士を戦わせる命懸けの「合」に臨む。格闘ゲームの高揚感と民俗学的な世界観を交差させたファンタジー。
美青年と少女、その分身たちが、妖しい世界で決闘を重ねる。
手塚治虫『ブラック・ジャック』を愛する小学生の和也は、両親の離別、転校、いじめに直面する。宮内君や泉さんとの出会いを通して、その日々を見つめ直す青春小説。
漫画のヒーローに憧れる少年が、家庭と学校で起こる変化に向き合う青春小説。
中国唐代。元エリート県令の父の財産に頼り、安逸に暮らす王弁は黄土山で美少女の僕僕と出会う。何千何万年も生きる仙人だった彼女に弟子入りし、天地陰陽をめぐる旅へ出る中華ファンタジー。
不老不死に飽きた美少女仙人と、弱気な青年が天地陰陽を旅する。
近未来の日本に鎖国状態の「江戸国」が出現する。厳しい選抜を経て入国した大学生の辰次郎は、「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守のもとで、致死率100パーセントの流行病「鬼赤痢」の正体を追う。
鎖国状態の江戸国で、大学生の辰次郎は流行病の正体を追う。
自殺した元恋人の部屋で地図を見つけた「私」は、心に傷を負った人々が訪れる告白の宿へ導かれる。聞き屋として働き、住人イップと恋に落ちた主人公は、街の秘密と追いかけてくる過去に向き合う。
告白を聞く宿で、愛と秘密がひとつの事件へ収束する。
異形の家族と断絶を抱えた少年の成長を、マジックリアリズム的手法で描く長編。
異形の家族と断絶を抱えた少年の成長を、マジックリアリズム的手法で描く長編。
京都大学を休学中の五回生である「私」は、恋人の水尾さんに振られたことを受け入れられない。クリスマスの京都を舞台に、巨大な妄想力だけを頼りに失恋男が疾走する青春小説。
失恋男が、巨大な妄想力を頼りにクリスマスの京都を疾走する。
イギリスの庭園、江戸の辻斬り、脱走兵、若返る病にかかった母、恋、謎の言葉。多彩な断片が連鎖し、いくつもの物語が交錯していく実験的な幻想小説。
庭園から江戸へ、断片的な物語が重なりながら世界の果てへ向かう。
ベルリン滞在中のアルトーに奇妙な話を語る男を起点に、信長とヘリオガバルスを両性具有の暗黒神話として結び直す伝奇歴史小説。
時空を超えて、知られざる信長像が立ち上がる。
音楽大学の助教授テオドール・ヴェルナーは、南米ブエノスアイレスの教会に彗星のごとく現れた謎の天才オルガニスト「ハンス・ライニヒ」の演奏記録を入手する。その演奏は、9年前に自動車事故で右半身の自由を奪われたまま病院から姿を消した親友ヨーゼフ・リヒターを彷彿とさせた。ライニヒはヨーゼフなのか——。バッハのオルガン音楽を軸に、ミステリーからSF、ファンタジーへと鮮やかに変容するデビュー長編。音楽への純粋な狂熱と、人間の限界を超えようとする意志を描く。
「ぼくは音楽になりたい」——その言葉が導いた、奇跡か悲劇か。
南の小国・イシャナイでは、近代化と植民地化に抗う人々が闘いを繰り広げていた。文化も誇りも、力の前には消えるほかないのか——学術調査に赴いた女性研究者・瞳子は、ジャングルでゲリラの頭目ヤンと出会い、小国の悲しき未来をいくつも目の当たりにしていく。服従か抵抗か、暴力か非暴力か。「瞳子。世界はぼくたちを憎んでいるのだろうか」——力弱き抵抗者たちが掴み取ったものを問う、第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
「瞳子。世界はぼくたちを憎んでいるのだろうか」——小国の命運を賭けた、ゲリラの頭目と一人の女性の物語。
1996年10月、システムエンジニアの神野俊幸は、一台の PC-9801VM だけを残して突然行方不明になった親友 A を探し始める。探偵・佐伯敬次郎とともに手がかりを追ううち、インターネット上に存在するという謎の存在「青猫」にたどり着く。黎明期のネットワーク社会を舞台に、失踪の真相と「青猫」の正体を巡るミステリアスな物語。
パソコン一台だけを残して消えた友人、そしてインターネットの深部に潜む「青猫」の謎――黎明期のネット社会を舞台に描くファンタジック・ミステリー。
野球を見つめ続ける島の時間を通して、停滞と奇妙なユーモアを描く作品。後に『ベイスボイル・ブック』として刊行された。
試合の向こうに、止まったままの時間がある。
海を舞台にした冒険ファンタジーとして、競漕の意味をめぐる世界と人物の成長を描くデビュー作。
海と競漕が、世界のかたちを決めていく。
受賞作は単独書籍として確認できず、刊行経路は追えなかった。Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式を確認したが、書籍化の証拠は見つからなかった。
書籍化は未確認。
受賞作は単独書籍としては見つからなかった。Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式を確認したが、雑誌掲載以外の刊行は確認できない。
雑誌掲載のみ確認。
『ロビンソン・クルーソー』の作者デフォーが、見せ物小屋で出会った黒人奴隷フライデーとともに、実在するかもしれないクルーソーの足跡を追う幻想小説。虚実が交錯する二部構成の中で、島をめぐる物語と人々の来歴が謎めいて重なり合う。
ロビンソン・クルーソーは、ほんとうに実在したのか。
優れた歌を創ることが何よりの名誉とされ、歌に宿る呪力が恐れられる不思議な町。人形作りのかたわら呪力を持つ歌を消す「癒抜き」を営む青猫屋が、四十八年前に消えた歌をめぐる事件に巻き込まれる。
人形作りと歌の癒抜きを営む青猫屋が、消えた歌の謎を追う。
Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式の順で確認し、紙書籍として確認できた版の識別子を採用した。
紙書籍で確認できた版を基準に bookIdentifiers を補完した。
Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式の順で確認したが、紙書籍の単独版を特定できなかったため、bookIdentifiers は全 null とした。
掲載誌や紹介ページは見つかったが、紙書籍の書誌識別子までは確定できなかった。
Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式の順で確認したが、紙書籍の単独版を特定できなかったため、bookIdentifiers は全 null とした。
掲載誌や紹介ページは見つかったが、紙書籍の書誌識別子までは確定できなかった。
日常の輪郭が少しずつずれていくなかで、バス停そのものが物語の中心に立つ。幻想と観察が交差する短編〜中編規模のファンタジー。
バス停が、ある夜ふと別の場所へ向かう。
第7回日本ファンタジーノベル大賞の候補作として記録された作品。単独書籍化は確認できず、『小説新潮』の候補作として残っている。
候補作として残る、初期の幻想小説。
沖縄の島を舞台にしたデビュー作。島の暮らしや民話を織り込み、豊かな描写で島の記憶を表現する。
沖縄の島の記憶を、民話と暮らしの手触りで掬い上げるデビュー作。
郊外の鉄塔と子どもたちの冒険心を重ね、現実と幻想がゆるやかに溶け合う長編。
誰もが一度は夢見た「秘密の場所」へ向かう、鉄塔をたどる旅。
第6回日本ファンタジーノベル大賞の候補作として記録された作品。単独書籍化は確認できない。
候補作として残る、初期ファンタジー。
第5回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。古代的な世界観を背景に、対話形式を交えたファンタジー小説。
架空王国イラハイの滅亡をめぐる、言葉遊びに満ちた異色ファンタジー。
双子のバルタザールとメルヒオールが、ウィーンから北アフリカへと流転していく放蕩と転落の物語。
ひとつの身体を共有する双子の遍歴が、退廃と歴史の影を浮かび上がらせる。
明治末期、移民船の難破を生き延びた船のボーイ・吉堀喜一は、南洋の孤島「なんか島」へ漂着する。頭を打った喜一は生神様として目覚め、生存者たちと島で暮らしながら、次々に起こる出来事を不思議な力で解決していく。
難破を生き延びた人々を迎えるのは、生神様がいる南洋の孤島だった。
無人惑星に漂着した一隻の船をきっかけに、救援された人々と母星の「罪」をめぐるドラマが始まる。
星も国家も人種も異なる人々を束ねたリーダーに、故郷が下した判定とは。
太古から現代まで時空を越えて愛を探す壮大なファンタジー。失われた相手を追い続ける物語が、神話的なスケールで展開する。
一万年の時を越え、愛する人を追う旅が始まる。
冷戦末期の国際情勢を背景に、巨大な陰謀へ挑む長編推理。世界規模の政治不安と事件の緊迫感が重なり、勢いのある展開で読ませる。
世界を揺るがす陰謀の輪郭が、ひとつの事件から立ち上がる。
中国風の架空王朝を舞台に、後宮に入った田舎娘が思いがけない才覚で運命を切り開く。軽やかさと奇想が魅力の大賞作。
後宮に入った少女が、奇想天外な運命を切り開く。
地球系三連星を舞台に、世界を守ることの意味を問う大人向けの宇宙叙事詩。滅びと希望のあいだを往復するスケール感が大きい。
世界を守るとは何かを問う、壮大な宇宙叙事詩。
月と地球が地続きのように感じられる超いいかげんな舞台で、天使役を押しつけられた春子が大冒険に巻き込まれる。軽さと奇想が楽しい受賞作。
天使役を押しつけられた春子の、奇想に満ちた大冒険。
人間に吸着して感覚を増幅させる不思議な生命体「星虫」をめぐり、少年少女の冒険が始まる。ジュブナイルSFとして今も読まれる作品。
不思議な生命体「星虫」と出会った少年少女の冒険。
宮沢賢治の世界を下敷きに、三日月銀次郎と仲間たちが悪徳市会議員に立ち向かう。童話的な奇想と冒険感が前に出た作品。
宮沢賢治テイストの世界で、三日月銀次郎が大冒険に挑む。