日本の文学賞

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凍

講談社ノンフィクション賞

沢木耕太郎

山野井泰史・妙子夫妻のギャチュンカン登攀を描く山岳ノンフィクション。雪崩、凍傷、極限の判断を通じて、人が生きて戻ることの重さを描く。

登山極限状況夫婦生還

作品情報

美しい氷壁は、帰還を賭けた死の壁へ変わる。

ヒマラヤの難峰ギャチュンカンに挑んだ山野井夫妻の登攀を、沢木耕太郎が長編ノンフィクションとして描く。冒険の記録であると同時に、生と喪失の物語でもある。

レビュー要約

  • 山岳行の臨場感と、極限状況での判断を抑制された筆致で追う力が高く評価されている。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2005-09-29
ページ数
300ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784103275121
ISBN-10
410327512X
価格
88 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

世界最強のクライマー・山野井夫妻を襲った「一瞬の魔」。しばしの逡巡の後、宙吊りになった妻の頭上で迫られた究極の決断とは。『檀』以来十年ぶりとなる、待望久しい最新ノンフィクション長編。

レビュー

  • 表現が秀逸!!!

    筆者の文章の表現がとても秀逸! 情景がありありと目に浮かびます。 危機感がひしひしと伝わってくるので、どんどん読んでしまいます。

  • kindle化希望

    何度も読み返しているうちにボロボロになってきました 山岳関係の名著の一つだと思います kindle化して欲しいなぁ 「登ることはできるが、降りられない」それはもちろん、「登れない」ということを意味していた。 等々名言多し

  • 開けばすぐに雪山へ

    素晴らしいです。寝る前に少しずつ読み進めましたが、本を開けば一瞬で雪山に移動し、毎晩雪山を冒険していました。

  • 期待はずれ

    沢木氏の本は深夜特急以来、読むのを敬遠してましたが、題材が題材だけに素直に期待して読みました。 期待はずれです。 最初の方で、ディック・バスとメスナーを同列に論じており、いきなり読む気がなくなります。山野井のスタイルの先鋭さを強調したいのでしょうが、非常に粗雑な印象を受けます。 何が楽しくて山野井夫妻はこんな苦しい登山を続けているのか、この本を読んでも分かりません。登山はもともと楽しいもので、山野井のスタイルもその延長にあると言う視点が、山登りをしない沢木氏になかったと言うことでしょうか。 文庫版解説の池澤夏樹氏によれば、よくぞこれだけの登攀描写をとのことですが、私はむしろ、登山経験もないのに、よくも見てきたようなことをと言う印象を拭えませんでしたね。 何も私は沢木氏に、ヒマラヤ級のクライマーとしての経験があれば、とか言いたいわけではありません。ただ、丹沢に登るくらいの経験は必要だったのではないかと思います。

  • 名作です、

    登山の本です、リアル、緊張感がある本です、実話は、凄すぎる、是非とも読んで欲しい本です、

  • 極限状態における人間の真価

    人は時に山で死ぬ。どんなに体力や経験、技術があり、万全の準備をしたとしても。沢木耕太郎『凍』は世界的クライマー、山野井泰史と妙子夫妻の奇跡の生還を描く。 一番感動したのは、ギャチュンカンから生還したものの、二人とも手や足の大半の指を凍傷で失い、しかし、何年も地道なリハビリ登山をした結果、再び海外の難壁に登れるようになるという場面だった。 人がここまで強く、自由に生きられるとは。読了後、暫く放心状態。人間の計り知れない可能性を示している作品。

  • とても良いと思います。

    面白かったです。ありがとうございました。

  • のめり込んだ

    珍しく、夢中になって読みました。私には冬山は無理だ。志を持って挑むチャレンジャーの皆様に心から敬意を表するのと、最後の締め方が沢木さんっぽくて好きです。

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