日本の文学賞

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ツナグ

吉川英治文学新人賞

ツナグ

辻村深月

一生に一度だけ死者との再会を仲介する使者をめぐる連作長編。残された人々の後悔や願いを通じて、会えない相手とどう向き合うかを静かに問いかける。

死者との再会喪失記憶連作

作品情報

辻村 深月の『ツナグ』は、受賞記録に残る作品として作品単位で整理した。

『ツナグ』について、NDL Search の書籍レコードで ISBN とページ数を確認した。採用した識別子は単行本・文庫など書籍形態のレコードに限定し、雑誌号や記事、音源などの識別子は使用していない。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2010-10-29
ページ数
316ページ
言語
日本語
サイズ
13.9 x 2.2 x 19.7 cm
ISBN-13
9784103283218
ISBN-10
4103283211
価格
1980 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

第32回(2011年) 吉川英治文学新人賞受賞

レビュー

  • ひきこまれました

    辻村深月さん、「かがみの孤城」に続いて読んだ本です。 映画になっていたことは知っていて、詳しくストーリーを知らなかったものの、頭の中で歩美くんと松坂桃李さんがだぶってしまうことがありました。 かがみの孤城のときと同じく、本の後半にどんどん惹き込まれました。 神霊的な要素、作者の作風なのかなと思いますが、とても好きです。

  • 美しすぎたかな

    いい話ではあった。でも、生者も死者も、美しく描かれすぎていたような気がする。人間って、もっと汚い部分もあるはず。奥底のどこかに「読者を感動させよう」という意識が見えたしまった気がした。

  • めちゃくちゃ良かったです

    続編があるのでそちらも楽しみです。

  • 売れているのがよくわかる。

    生きている人が亡くなった人に会いたい理由はなんだろうか。 何か生きているときに伝えられなかったことを伝えたかったり 何かを確認したくなったり…。 物語を読んで、 生きている人のほうが 何かを解決せずには生きていけない と切実に思うものがあるのだろうと感じる。 「親友の心得」「待ち人の心得」は 本書の中では特に印象深い。 前者の主人公の苦悩は想像に余りあるし 後者は読んで涙が出そうになりました。

  • 死が軽い

    映画にもなったし辻村深月だし失敗はないかと購入 さらさら読めて良かったのですが、今ひとつ 身近で大切な人を何人か亡くしている私からすると、辻村さんの死に対する思いが、軽すぎるように感じました。 もちろん作家が死を扱うのがとてつもなく難しいのは承知の上、しかも辻村さんは心理描写が秀逸なのも分かった上で。

  • 辻村先生好きだけど

    短編集よりやっぱ長編のがいいなぁ〜

  • 100%満足です。

    綺麗でした。この料金でいいのか心配になりました。

  • 再会の奇跡とその先にある希望の物語

    死者は、残された生者のためにいる 死者と生者の再会を通じて、人の心の奥底に眠る思いや葛藤を描いた感動作。 あなたの心にも優しい灯がともることでしょう。 この物語の核となるのは、「ツナグ」という仲介者を通じて、一生に一度だけ死者と再会できること。 それは、残された人々が自分の心と向き合い、未来へ歩み出すためのきっかけとなる場を提供します。 頑固な息子や嫉妬に苦しむ女子高生、婚約者を失った会社員など、さまざまな背景を持つ依頼者たち。 死者との再会も人それぞれ。 決して死者にもう一度会えて良かった、ということばかりではありません。 それでも死者との一夜の邂逅は、単なる奇跡ではなく、生者に「次へ進む勇気」をもたらします。 演劇部の女子高生・嵐美砂。 親友の死に隠された本心は明かされないままですが、嵐が再会を通じて抱いた想いは激しい後悔の念だったでしょう。 それでもその後の嵐の行動は、そういった思いを背負った上で生きていこう、という力がみなぎっていたような気がします。 主人公・歩美の両親の死に秘められた真相もまた、物語全体を通じて読者に「命」と「絆」の意味を問いかけます。 もし実際に「ツナグ」が存在するなら、自分は誰に会い、何を伝えるたいか。 考えてしまいます。 生きること、死ぬこと、そして人とのつながり。 生きづらさを感じている人、優しい気持ちを求めている人にこそ読んでほしい一冊です。 再会の奇跡とその先にある希望の物語に、きっと心を打たれることでしょう。

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