作品情報
一枚の絵に隠された真実が、研究者たちの人生を動かす。
アンリ・ルソーの絵画をめぐる謎を、ニューヨーク近代美術館のキュレーターと日本人研究者が追うアートミステリー。絵を読む喜びと創作の秘密が物語を牽引する。 書誌識別子は、Amazon JP、NDL/CiNii、出版社・書店情報で単独書籍または収録書籍として確認できたものだけを記録し、雑誌号や掲載媒体の識別子は流用していません。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 2012-01-20
- ページ数
- 294ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14 x 2.2 x 19.7 cm
- ISBN-13
- 9784103317517
- ISBN-10
- 4103317515
- 価格
- 2222 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Winner of the 25th Yamamoto Shugoro Prize (5/2012). When the curator of the Museum of Modern Art, and Japanese researcher Hayakawa Orie saw a duplicate of the work Dream by Henry Rousseau in a Swiss chalet, they call on help from the chalet's owner to discover which is real, and who made the fake. In Japanese. Annotation copyright Tsai Fong Books, Inc. Distributed by Tsai Fong Books, Inc.
レビュー
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とてつもなく面白い
「本日は、お日柄もよく」を読んで原田マハさんを知り、続けてレビュー評価の高かったこちらを手にしました。ピカソくらいは知ってましたが美術の事は無知なので物語に入り込むまで色々覚える事とか多そうだなと少し構えて読み始めましたが杞憂でした。文章はわかりやすくて気持ちよく読み進められましたし、歴史ミステリーの要素もあって実際にピカソが出てくる中盤以降はかなり物語に没入しました。作中に出てくる作品は名前をググればすぐに見れます。他の絵画にも興味が出てきました。終わり方もとても綺麗で気持ちよく、良い小説を読んだなと思えました。原田さんの小説で他にも美術を題材にしたものがあるようなのでそちらも楽しみです。
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なんか込み上げる☝︎
「本日は、お日柄もよく」→本作読みました📖 時代が行ったり来たりしますが私は読みにくさは感じませんでした🔛 それよか後半に行くに連れて「本日は〜」同様登場人物たちからそれぞれの情熱を感じて胸がいっぱいになりました🈵❤️🔥 当方美術は全く疎いのですが無問題で楽しめました 次は「暗幕のゲルニカ」がお待ちになってます
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絵に興味が出てきた
レビューの数に驚いた。すごく読まれてますね。 絵画にあまり興味を持ってなかったが、非常に面白く読んだ。 話の構成が斬新で、最後まで引き込まれた。 自分としては、結末の意外性狙いよりも、 ルソーの人物像をもう少し掘り下げても良かったと思う。 作者は、ルソーの、自然の神秘と人の営みを見る目を、 描きたかったのだと思う。
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気付かされる一冊
原田マハさん好きです。と言っても、私は読書好きではなく昔タイトルに惹かれて「本日はお日柄もよく」を読んだ以降です。 絵を見るのが好きになり、美術館に行くのも楽しくて、口コミが良くてこちらの本を購入しました。絵画を観る視点も変わりますし、原田マハさんらしい優しい空気感が心地よくて人生を豊かにしてくれる一冊になりました。あと2回は読み返そうと思います。
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ルソーとピカソの絵画と、その人物への興味がいや増しました。ミステリーならではの謎とサプライズも、実に魅力的なものでした。
購入してから十年くらい放置していたのですが、今回思い切って読んでみました。「なんでもっと早く読まなかったんだろ」てなりましたね。とても読みごたえのある、半端なくぞくぞくさせられた一冊でしたから。 文庫本の表紙カバーに掲載されているアンリ・ルソーの『夢』という絵画をめぐる小説です。 この絵が描かれた過去へと旅するのと並行して、現代の美術界の裏舞台、その闇の淵を覗き込むような、そんな思いになりましたね。 殊に見事だったのは、ルソーの『夢』の絵画が話の点景として存在しているのではなく、絵の真贋鑑定勝負という現在の状況の核となるものとして、実に存在感をもって、魅力的に描き出されていたことです。 また、このミステリー小説としての側面で言えば、作中作のような味わいのある古書の謎、それが明らかになった時のサプライズは、かなりのものでした。胸にぐっと来る、そんな驚きが最後に待っていましたね。 欲を言えば、作中に出てくるルソーとピカソの主な絵を、カラー口絵で掲載してもらいたかったです。 私は、原田マハさんの『いちまいの絵』(集英社新書)にあたったり、あとは、当該絵画をスマホで検索したりしたのですが‥‥。
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引き込まれる魅力的なストーリー
美術に明るくない者ですが、この作品には引き込まれました。ミステリアスな展開そのものも面白いし、時代がいくつかの階層になっていてもわかりやすく楽しい、作者の聡明さがわかる作品でした。楽しい時間をありがとうございました。
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履歴に配送状況不明となっていましたが、すでに届いています。
お値段だけに商品に期待していませんでしたが、大変きれいな状態で届きました。 ありがとうございました。
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楽園とは
愛か、狂気か。絵画という魔物に魅せられた者たちの「楽園」。 原田マハさんの描く世界に、どっぷりと浸かりました。 アンリ・ルソーの名画。そこに横たわるヤドヴィガと、彼女を描き続けたルソー。 読みながらずっと頭を離れなかったのは、彼女の夫のこと。 妻が他の男のカンヴァスの中で、あんなにも官能的に、あんなにも美しく晒されている。それを許容できるのは、彼もまた『美』という名の狂気に冒されていたからなのでしょうか。 それとも、芸術の前では夫婦という現世の縛りさえ無効化されてしまうのか。 そして、物語の端々に漂う病の影。 ルソーを襲った足の壊死。 看護師として、現代の医療現場を知る身からすれば、その苦痛と絶望は想像を絶するものがあります。抗生剤もない時代、じわじわと身体が蝕まれていく恐怖は、今の私たちが感じる以上に死と隣り合わせの、文字通り『悲惨』なものだったはず。 命を削りながら、それでも描き続けなければならなかったもの。 真贋を見極めるミステリーでありながら、最後には『人が何に命を賭けるのか』を突きつけられた気がします。
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Used book
The book was ok condition.
関連する文学賞
- 山本周五郎賞 第25回(2012年) ・受賞