作品情報
鎌倉のおばさんという題名から、作品の中心にある情景や問いが立ち上がる。
『鎌倉のおばさん』は、村松友視による作品で、泉鏡花文学賞の対象となった。 <p>新潮社,1997,4-10-350402-1<p><ul><li>タイトル:鎌倉のおばさん</li><li>タイトル(読み):カマクラ ノ オバサン</li><li>責任表示:村松友視 著</li><li>NDC(9):913.6</
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 1997-06-01
- ページ数
- 259ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784103504023
- ISBN-10
- 4103504021
- 価格
- 770 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
第25回(1997年) 泉鏡花文学賞受賞
レビュー
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good
good
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大人の私小説。
「鎌倉のおばさん」というほのぼのとしたタイトルとは裏腹な、破格の人生を歩んだ女性。彼女を最後の妾とした小説家。その孫である著者。凄みのある内容でした。最後の「おばさん」の独白「負けてたまるもんか。何に。誰に。」が繰り返されるところなど、鳥肌が立つようでした。魔都と呼ばれていた100年前の上海の様子など、興味深い部分も多かったです。大人向け私小説。
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くたびれた本
栞テープもちぎれ、随分とくたびれた本でした。なかなか送られてこないなぁと思っていたところにメールが届きました。「出品時のコメントよりも傷みが目立ったので¥0とします。そんな状態だが、送付するかしないかやり取りしている時間を考え、取り急ぎ送付します。」とのこと、なんだか廃品処理をされているようでいい気持ちがしなかったです。 本の内容も暗く、引用が多く、飛ばし読みで終わりました。
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近年の名作
泉鏡花賞受賞作だが、私小説、ないしモデル小説で、作者の祖父でかつ養父でもある村松梢風の妾であり、作者を育てた女性が高齢で鎌倉で一人死んだのを機に、作者の父が若くして死去し、梢風の養子として育てられた作者自身の過去を綴ってゆく。平成時代の名作として挙げたこともあったが、あまり読まれていないようでさびしく思う。しみじみと、人の持っている時間というもの、過去と現在とが交錯する、実にいい小説である。
関連する文学賞
- 泉鏡花文学賞 第25回(1997年) ・受賞