日本の文学賞

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泉鏡花文学賞

いずみきょうかぶんがくしょう

泉鏡花生誕100年を記念して1973年に設立された金沢市主催の文学賞。

文学賞小説戯曲
創設年
1973
主催
金沢市
カテゴリー
純文学
選考方式
公募
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
10月頃
賞のステータス
活動中

説明

泉鏡花文学賞は、泉鏡花生誕100年を記念して1973年に創設され、金沢市が主催する文学賞。小説や戯曲などの単行本を対象に、8月1日を基準日に前年度に刊行された作品からロマンの香り高い作品を顕彰する。選考は選考委員の合議で決定され、受賞者には正賞として八稜鏡、副賞として150万円が授与される。

賞品

主賞品
正賞:八稜鏡、副賞:150万円
賞金
1,500,000円

選考情報

選考プロセス

最終選考
審査員 選考委員会
発表 合議により決定

選考基準

  • ロマンの薫り高い作品

関連の賞

  • 泉鏡花記念金沢市民文学賞

公式情報

https://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bungaku/

過去の受賞者

原田マハ はらだ まは 受賞

棟方志功の創作と妻チヤのまなざしを通して、芸術と生の強さを描く長編。

版画の力と夫婦の時間が、ひとつの物語に咲く。

260ページ
棟方志功芸術夫婦長編
北村薫 きたむら かおる 受賞
水 本の小説
朝比奈秋 あさひな あき 受賞
あなたの燃える左手で
大濱普美子 おおはま ふみこ 受賞

『陽だまりの果て』は、大濱普美子による幻想短編集で、記憶や生と死の境を往還する六篇を収録する。

Hidamari no Hate is a fantasy short-story collection by Fumiko Oohama, containing six stories that move across memory and the boundary between life and death.

376ページ
幻想文学短編集記憶生と死
村田喜代子 むらた きよこ 受賞
姉の島

「姉の島」は泉鏡花文学賞 2021-1 の受賞作。題材の個性や作品の空気感が印象に残る一編として整理できる。

泉鏡花文学賞 2021-1 の受賞作。

泉鏡花文学賞受賞
髙樹のぶ子 たかぎ のぶこ 受賞

在原業平の生涯を『伊勢物語』の章段を織り込みながら小説化した長編。古典を現代小説として再構成する。

古典の物語世界を、業平の一代記としてあらためて立ち上げる。

458ページ
小説古典再話平安文学恋愛歴史
田中慎弥 たなか しんや 受賞

『ひよこ太陽』は、書けない日々を送る作家の「私」を中心に、妄想、希死念慮、人探しの依頼が絡み合う連作小説集。虚実の境目に立つ語り手の危うい日常を、田中慎弥らしい粘り強い視線で描く。

書けなさを見つめ続ける作家の目が、日常を妄想と死の誘惑へと傾けていく。

153ページ
私小説作家の停滞妄想希死念慮虚実のあわい
山尾悠子 やまお ゆうこ 受賞

『飛ぶ孔雀』は、火が燃えにくくなった世界を舞台に、回遊式庭園の茶会、火を運ぶ女、孔雀、大蛇、地下世界などがゆるやかに連なっていく幻想小説。緻密な言葉と断片的な構成が読者を異界へ引き込み、泉鏡花文学賞、日本SF大賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受けた。

火が燃えにくい世界で、孔雀と大蛇と人の記憶が幻想の地図を描く。

248ページ
幻想小説孔雀異界記憶
松浦理英子 まつうら りえこ 受賞

『最愛の子ども』は、私立玉藻学園高等部の同級生たちが、日夏、真汐、空穂の三人を「ファミリー」として見守る長編小説である。夫婦同然に見える二人と、子どものように加わる一人の均衡が、ロマンスとも友情とも家族とも言い切れない関係として描かれる。

女子高生三人の疑似家族を、同級生たちのまなざしから描く、関係の名づけがたさの物語。

213ページ
疑似家族女子高校生ロマンス友情関係性
川上弘美 かわかみ ひろみ 受賞

『大きな鳥にさらわれないよう』は、川上弘美による小説で、2016年の受賞対象作です。受賞記録と書誌情報を照合し、作品名と作者名を基点に内容紹介、刊行状況、読者向けの位置づけを整理しました。

川上弘美の『大きな鳥にさらわれないよう』は、賞の記録に残る題名から作品の主題と刊行状況をたどれる一作です。

394ページ
受賞作書誌確認現代文学
長野まゆみ ながの まゆみ 受賞

『冥途あり』は、東京・三河島を舞台に、父の死後に見えてくる家族の来歴をたどる長野まゆみの小説です。遠ざかる昭和の風景と個人史を重ね、静かな語りの中に戦争の記憶と家族の謎を浮かび上がらせます。

父の死を入口に、昭和の原風景と家族の記憶をたどる物語です。

189ページ
家族史昭和戦争の記憶
篠原勝之 しのはら かつゆき 受賞

『骨風』は、篠原勝之が自身の生活、家族、土地、芸術を荒々しくもユーモラスに描く連作集です。山の暮らし、鉄との制作、老いと記憶が交差し、生と死を見つめる私的な語りが力強く広がります。

鉄と山と家族の記憶を抱え、生と死をタフに見つめる連作集です。

227ページ
連作短編家族芸術家の生活
中島京子 なかじま きょうこ 受賞

『妻が椎茸だったころ』は、中島京子による受賞作品。対象賞の選考で評価された作品として、作者の関心や表現上の特色が凝縮されている。

中島京子の受賞作『妻が椎茸だったころ』。

192ページ
受賞作現代文学書誌確認
小池昌代 こいけ まさよ 受賞

『たまもの』は、小池昌代による受賞作品。対象賞の選考で評価された作品として、作者の関心や表現上の特色が凝縮されている。

小池昌代の受賞作『たまもの』。

188ページ
受賞作現代文学書誌確認
磯崎憲一郎 いそざき けんいちろう 受賞

過去と現在、遠い場所と身近な記憶が重なり合う短篇集。静かな文体のなかで、人物の行動や風景が少しずつ時間の層をずらし、読者に歴史と現在が同時に立ち上がる感覚を残す。

往く古と来る今が、静かな物語のなかで重なり合う。

189ページ
時間歴史記憶
角田光代 かくた みつよ 受賞

日常のすぐそばに開いた闇を、短篇ごとに異なる人物の戸惑いと恐怖として描く短編集。生まれなかった子、過去の記憶、境界のゆらぎが、現実の手触りを保ったまま怪異へつながっていく。

見ないふりをしてきた闇が、ふとした瞬間にこちらを見返す。

229ページ
短編集怪異記憶家族の闇
瀬戸内寂聴 せとうち じゃくちょう 受賞

『風景』は、瀬戸内寂聴が自身の記憶と半生をもとに書いた自伝的短編小説集。安吾賞受賞を契機に昔の恋がよみがえる「デスマスク」や、得度を目前にした心の揺れを語る作品など、老いと記憶、愛の痕跡を静かに見つめる。

老いの現在から、消えない愛と記憶の風景を振り返る自伝的小説集。

200ページ
自伝的小説老い記憶
夢枕獏 ゆめまくら ばく 受賞

元禄の世を舞台に、釣り指南書『何羨録』を著した津軽采女を中心として、釣りに憑かれた武士や町人たちの交わりを描く時代小説。生類憐みの令の時代に、釣ること、待つこと、生きることがゆるやかに重なっていく。

竿を出す時間の奥に、江戸の人びとの執念と解放が見えてくる。

319ページ
江戸時代釣り生類憐みの令趣味と執念時代小説
篠田正浩 しのだ まさひろ 受賞

『河原者ノススメ』は、篠田正浩による作品。歴史と社会の出来事を掘り下げ、制度や文化の奥にある力の動きを描くノンフィクション。

『河原者ノススメ』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。

385ページ
記憶時間人間関係表現の力
千早茜 ちはや あかね 受賞

外界から隔てられた島を舞台に、少女と少年の運命、共同体の掟、幻想的な神話性が絡み合う長編。水と魚のイメージをまといながら、愛と暴力、自由への希求を描く。

閉ざされた島で、神話の気配と切実な愛が濃密に交わる。

256ページ
幻想海辺の共同体恋愛
南木佳士 なんき かし 受賞

『草すべり、その他の短篇』は南木佳士による作品で、泉鏡花文学賞で受賞に選ばれた。文藝春秋から2008年に刊行された書籍で、受賞作としての位置づけと刊行形態の双方が確認できる。

『草すべり、その他の短篇』

216ページ
横尾忠則 よこお ただのり 受賞

『ぶるうらんど』は横尾忠則による作品で、泉鏡花文学賞で受賞に選ばれた。文藝春秋から2008年に刊行された書籍で、受賞作としての位置づけと刊行形態の双方が確認できる。

『ぶるうらんど』

156ページ
立松和平 たてまつ わへい 受賞
道元禅師

『道元禅師』は立松和平による受賞作。作品は賞の対象分野に沿って、人物の選択、時代背景、感情の変化を中心に読ませる。

『道元禅師』は、立松和平の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

歴史信仰幻想
大鷹不二雄 おおたか ふじお 特別賞
鏡花恋唄

『鏡花恋唄』は大鷹不二雄による受賞作。作品は賞の対象分野に沿って、人物の選択、時代背景、感情の変化を中心に読ませる。

『鏡花恋唄』は、大鷹不二雄の作風と受賞年の評価を伝える一作である。

歴史信仰幻想
嵐山光三郎 あらしやま こうざぶろう 受賞

松尾芭蕉を聖人化された俳聖ではなく、欲望と策略を持つ生身の人物として読み直す評論。俳諧の革新性を、俗や危うさと切り離さずに描く。

芭蕉像を大胆に揺さぶり、俳諧の凄みを俗の側から照らす。

350ページ
松尾芭蕉俳諧評論近世
寮美千子 りょうみ ちこ 受賞

カルカッタを舞台に、熱帯の香りと幻想が混じり合う長編小説。脚を持たず飛び続ける鳥のイメージを導きに、南国の花に飾られた夜の旅が、楽園と地獄の境を揺らしていく。

香り高い南国の花に飾られた、夜の果てへの幻想行。

524ページ
カルカッタ幻想楽園と地獄南国
小川洋子 おがわ ようこ 受賞

ある施設で働く「僕」と、そこに現れた謎めいた生きものブラフマンの短い時間を描く小説。名づけがたい存在との交流を通じて、喪失と慈しみが静かに浮かぶ。

姿を定められない生きものが、僕の孤独にそっと触れる。

146ページ
幻想喪失孤独慈しみ
丸谷才一 まるたに さいいち 受賞

『源氏物語』の失われた巻をめぐる謎を追う女性研究者の物語。恋愛、古典文学、文体の遊びが重なり、知的な探究と人生の揺らぎをしなやかに描く。

『源氏物語』の失われた巻をめぐる謎を追う女性研究者の物語。

434ページ
受賞作現代文学
桐野夏生 きりの なつお 受賞

名門女子校出身の姉妹と同級生をめぐる事件から、美貌、階層、性、劣等感が絡む社会の歪みを描く長編。複数の声が交錯し、人間関係の残酷さを執拗に掘り下げる。

名門女子校出身の姉妹と同級生をめぐる事件から、美貌、階層、性、劣等感が絡む社会の歪みを描く長編。

536ページ
受賞作現代文学
野坂昭如 のさか あきゆき 受賞
文壇に至る作家としての業績

野坂 昭如の活動を対象とする泉鏡花文学賞の受賞対象。文学・芸術の分野で積み重ねられた仕事の広がりと、同時代の文化への寄与が評価された。

文壇に至る作家としての業績は、泉鏡花文学賞の受賞対象となった野坂 昭如の作品。

文学的業績芸術文化受賞対象
久世光彦 くせ みつひこ 受賞

芥川龍之介、菊池寛、小島政二郎を思わせる作家たちをモデルに、大正期の文壇と青春の終わりを日録の形式でたどる長篇。華やぎと翳りが同居する時代の空気を、久世光彦らしい哀惜と美意識で描く。

去りゆく大正の時間を、文士たちの青春とともに書き留める。

379ページ
大正文壇青春の終わり作家の肖像追憶
笙野頼子 しょうの よりこ 受賞

森茉莉を「森娘」として活字の森に呼び出し、語り手の作家がそのイメージに翻弄されながら向き合う幻想的な小説。文学上の死者との遭遇を、猫、森、言葉の迷宮を通じて変奏する。

死者は本の中で転生し、作家は活字の森でその声に出会う。

267ページ
森茉莉幻想文学作家と死者言葉の迷宮
多和田葉子 たわだ ようこ 受賞

『ヒナギクのお茶の場合』は、多和田葉子による本。泉鏡花文学賞で受賞となった。

泉鏡花文学賞で評価された『ヒナギクのお茶の場合』。

368ページ
受賞作文学賞日本語書籍
吉田知子 よしだ ともこ 受賞
箱の夫

「箱の夫」は吉田友子による文学作品です。単行本、文庫、短編集として確実に対応する識別子は確認できませんでした。

文学作品として受賞歴を持つ「箱の夫」。

文学受賞作
種村季弘 たねむら としひろ 受賞
「ネオ・ラビリントス」シリーズ

「「ネオ・ラビリントス」シリーズ」は種村 季弘による文学作品です。単行本、文庫、短編集として確実に対応する識別子は確認できませんでした。

文学作品として受賞歴を持つ「「ネオ・ラビリントス」シリーズ」。

文学受賞作
田辺聖子 たなべ せいこ 受賞
道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代

川柳作家・岸本水府の生涯と時代を描く評伝。大阪の文化、笑い、言葉の芸を通じて近代の庶民文芸を浮かび上がらせます。

川柳作家・岸本水府の生涯と時代を描く評伝。

岸本水府川柳大阪文化評伝
村松友視 むらまつ ともみち 受賞

『鎌倉のおばさん』は、村松友視による作品で、泉鏡花文学賞の対象となった。 <p>新潮社,1997,4-10-350402-1<p><ul><li>タイトル:鎌倉のおばさん</li><li>タイトル(読み):カマクラ ノ オバサン</li><li>責任表示:村松友視 著</li><li>NDC(9):913.6</

鎌倉のおばさんという題名から、作品の中心にある情景や問いが立ち上がる。

259ページ
作品泉鏡花文学賞同時代文学
京極夏彦 きょうごく なつひこ 受賞

『嗤う伊右衛門』は、京極夏彦による中央公論社から1997年に刊行された作品で、泉鏡花文学賞の受賞作として知られる。文学賞・小説・戯曲の領域で評価された一作で、題名が示す主題や人物の動きを軸に読ませる。

泉鏡花文学賞で評価された『嗤う伊右衛門』は、作品名の印象を手がかりに読者を引き込む。

385ページ
泉鏡花文学賞嗤う伊右衛門文学賞・小説・戯曲
柳美里 やなぎ みり 受賞

家族という場にある孤独、依存、痛みを濃密に描く小説です。

家族という場にある孤独、依存、痛みを濃密に描く小説です。

189ページ
作品紹介
山田詠美 やまだ えみ 受賞
アニマル・ ロジック

人間の欲望や関係性を、奔放な語りと鮮烈な感覚で描く長編小説です。

人間の欲望や関係性を、奔放な語りと鮮烈な感覚で描く長編小説です。

573ページ
作品紹介
辻章 つじ あきら 受賞
夢の方位

『夢の方位』は、受賞対象となった文学作品です。人物の選択、時代や場所の空気、心情の揺れを通して、作者の主題意識を読者に伝えます。

人物と時代の気配を通して、作者の主題が浮かび上がる作品です。

文学人間関係時代心情
該当なし
山本道子 やまもと みちこ 受賞
喪服の子

『喪服の子』は、山本道子による文学作品です。泉鏡花文学賞の受賞対象として扱われ、作者の関心や表現の特徴がまとまって示された作品です。

山本道子の表現を知る入口となる文学作品です。

文学作品泉鏡花文学賞受賞作
鷺沢萠 さぎさわ もえぎ 受賞

『駆ける少年』は、死んだ父の足跡をたどる青年を中心に、家族の記憶と自分自身の現在が交差していく小説集です。みずみずしい感受性で、若さの焦燥と過去へのまなざしを描きます。

過去帳から父の生を追う青年の歩みが、静かな切実さを帯びて広がります。

233ページ
父の記憶家族史青春
小説家
島田雅彦 しまだ まさひこ 受賞

『彼岸先生』は、夏目漱石をめぐる記憶と偶像を大胆に組み替え、近代文学の権威を皮肉と遊戯性の中で相対化する長編小説です。島田雅彦らしい知的な戯れが、文学史そのものを物語の素材に変えています。

漱石像を解体しながら、文学史と現代小説を軽やかにつなぐ作品です。

360ページ
夏目漱石の変奏諧謔メタフィクション
小説家
有爲エンジェル ゆうい えんじぇる 受賞

『踊ろう、マヤ』は有爲エンジェルの小説。娘を突然失った母を中心に、国境をまたいだ家族の関係と、避けがたい喪失の痛みを描く。

幼い娘へのレクイエムとして、家族の衝突と喪失の痛みをまっすぐに描く。

156ページ
母と娘喪失家族国際結婚
小説家
日影丈吉 ひかげ じょうきち 受賞

日影丈吉晩年の幻想性が濃く出た短篇集。夢、記憶、怪異が日常の裂け目から現れ、静かな不安を残す。

古びた日常の底から、夢幻と怪異がゆっくり走り出す。

220ページ
幻想小説怪異記憶短篇集
小説家
石和鷹 いしわ たか 受賞

酒場に集う人びとの会話や気配から、時代の風に揺れる人生を描く小説。野分のような不穏さを背景に、老い、孤独、人との距離がにじみ出る。

酒場のざわめきの奥に、人びとの孤独な時間が見えてくる。

236ページ
酒場孤独時代
小説家
北原亞以子 きたはら あいこ 受賞

江戸深川を舞台に、木戸番小屋を訪れる人びとの事情と情を描く時代小説連作。市井の暮らしの温かさと、過去を背負う人びとの切なさが穏やかに重なる。

深川の小さな木戸番小屋に、人びとの過去と情が集まる。

250ページ
江戸市井人情
小説家
泡坂妻夫 あわさか つまお 受賞

『折鶴』は泡坂妻夫による作品で、泉鏡花文学賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。

泉鏡花文学賞で選ばれた泡坂妻夫の『折鶴』。

260ページ
受賞作現代文学作者の表現
小説家
吉本ばなな よしもと ばなな 受賞

『ムーンライト・シャドウ』は吉本ばななによる作品で、泉鏡花文学賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。

泉鏡花文学賞で選ばれた吉本ばななの『ムーンライト・シャドウ』。

119ページ
受賞作現代文学作者の表現
小説家
倉橋由美子 くらはし ゆみこ 受賞

『アマノン国往還記』は、倉橋由美子による長編小説。人物の選択と時代の圧力を物語の推進力にし、緊張感のある展開のなかで人間の意志と孤独を描いている。

『アマノン国往還記』は、倉橋由美子の表現の特色が凝縮された長編小説である。

476ページ
文学人物時代表現
小説家
朝稲日出夫 あさいな ひでお 受賞

『シュージの放浪』は、朝稲日出夫による長編小説。人物の選択と時代の圧力を物語の推進力にし、緊張感のある展開のなかで人間の意志と孤独を描いている。

『シュージの放浪』は、朝稲日出夫の表現の特色が凝縮された長編小説である。

350ページ
文学人物時代表現
小説家
増田みず子 ますだ みずこ 受賞

増田みず子の長編小説。孤細胞のように生きる大学院生と女子学生の関係を通して、他者と共にいることの不可能性と、人間の根源的な孤独を思考実験のように描く。

単独者として生きる二人の共生と別離を描く、静かな実験小説。

293ページ
孤独共生大学院生女性実験小説
小説家
宮脇俊三 みやわき しゅんぞう 受賞

『殺意の風景』は、宮脇俊三による物語作品で、人物の選択と土地や時代の空気を重ねながら、人間関係の陰影を描く。受賞対象として確認できる単行本があり、読者は筋の展開だけでなく、背景に置かれた社会や生活の手触りも追うことができる。

殺意の風景は、受賞時の評価対象となった作品性を、時代・表現・読者への届き方の面から伝える。

227ページ
旅情ミステリー風景描写人間の暗部
小説家
赤江瀑 あかえ ばく 受賞
海峡・八雲が殺した

赤江瀑の幻想文学を代表する受賞作群。海峡をめぐる奔放なイメージと、小泉八雲の怪談世界を現代へ反響させる構成が、妖美で不穏な読後感を生む。

怪異と現代の感覚が交差し、物語は時空を越えて揺らめく。

318ページ
幻想文学怪談小泉八雲海峡耽美
小説家
三枝和子 さえぐさ かずこ 受賞
鬼どもの夜は深い

夜の深さと鬼のイメージを通じて、人間の内側に潜む暗部を描く小説。幻想性を帯びた語りの中に、現実の痛みがにじむ。

鬼どもの夜は深いは、三枝和子の表現世界を知るうえで重要な小説である。

幻想人間の暗部
小説家
小檜山博 こひやま ひろし 受賞
光る女

強い光を放つ女性像を中心に、人間の欲望や生命力を描く小説。土地の空気と人物の熱がぶつかり合い、濃密な読後感を残す。

光る女は、小檜山博の表現世界を知るうえで重要な小説である。

北海道女性像生命力
小説家
日野啓三 ひの けいぞう 受賞
抱擁

日野啓三による受賞作。作品名と受賞文脈から、当時の創作活動を示す一作として扱われる。

抱擁は、日野啓三の受賞歴を代表する作品の一つ。

澁澤龍彦 しぶさわ たつひこ 受賞

澁澤龍彦による受賞作。作品名と受賞文脈から、当時の創作活動を示す一作として扱われる。

唐草物語は、澁澤龍彦の受賞歴を代表する作品の一つ。

239ページ
筒井康隆 つつい やすたか 受賞

筒井康隆による受賞作。作品名と受賞文脈から、当時の創作活動を示す一作として扱われる。

虚人たちは、筒井康隆の受賞歴を代表する作品の一つ。

293ページ
清水邦夫 しみず くにお 受賞

『わが魂は輝く水なり―源平北越流誌』は、清水邦夫が源平合戦の北越を題材に、歴史の敗者たちの声と身体を現代演劇の言葉で立ち上げる戯曲。荒ぶる戦乱の記憶と、滅びに向かう者たちの情念が、詩的で激しい台詞の中に凝縮されている。

源平の戦乱を、敗者の声と水のきらめきに託して現代の舞台へ呼び戻す。

246ページ
戯曲源平合戦敗者の記憶戦乱詩的台詞
森万紀子 もり まきこ 受賞
雪女

十七歳の少女・累子が、病む母と崩れていく家を離れ、叔母が住むという水宮へ向かう長編小説。吹雪と幻想の中で、孤独な旅が進む。

吹雪の中、少女は水宮の水晶屋敷を目指して一人旅立つ。

220ページ
少女孤独家族崩壊幻想
眉村卓 まゆむら たく 受賞
消滅の光輪

『消滅の光輪』は眉村卓による作品で、1979-1回の受賞作として位置づけられる。

『消滅の光輪』は、眉村卓の表現と受賞当時の文学的関心を伝える作品である。

文学賞人物時代
金井美恵子 かない みえこ 受賞
プラトン的恋愛

『プラトン的恋愛』は金井美恵子による作品で、1979-1回の受賞作として位置づけられる。

『プラトン的恋愛』は、金井美恵子の表現と受賞当時の文学的関心を伝える作品である。

文学賞人物時代
唐十郎 から じゅうろう 受賞
海星・河童

『海星・河童』は唐十郎による作品で、1978-1回の受賞作として位置づけられる。

『海星・河童』は、唐十郎の表現と受賞当時の文学的関心を伝える作品である。

文学賞人物時代
色川武大 いろかわ たけお 受賞

『怪しい来客簿』は、色川武大が日常の隙間に現れる奇妙な人物や記憶を清冽な文体で描いた連作短篇集。戦後の混乱、無頼の感覚、幻想めいた出会いが入り混じり、作者独自の世界を形づくる。

日常の裂け目から、奇妙で忘れがたい来客たちが姿を現す。

310ページ
幻想戦後無頼記憶短篇集
津島佑子 つしま ゆうこ 受賞

『草の臥所』は、津島佑子が女性同士の交友、別れた男への執着、性と愛の暗い揺れを強い身体感覚で描いた小説集。青く深い草のイメージが、孤独と欲望の沼地へ読者を誘う。

草のうねりの奥で、女たちの孤独と欲望がひびわれていく。

233ページ
女性身体感覚孤独欲望
高橋たか子 たかはし たかこ 受賞

『誘惑者』は高橋たか子による長編小説。泉鏡花文学賞受賞作として、作者の表現を同時代の読者に示した作品である。

泉鏡花文学賞受賞作に位置づけられる長編小説。

375ページ
長編小説受賞作一九七〇年代文学
森茉莉 もり まり 受賞

『甘い蜜の部屋』は、森茉莉の美意識と幻想性が濃く結晶した長編である。濃密な感覚描写と父性への執着、閉ざされた室内の甘美さが、現実から少し離れた独自の文学空間を作っている。

甘美で閉ざされた室内に、愛と孤独の幻想が満ちていく。

544ページ
幻想父性美意識室内
中井英夫 なかい ひでお 受賞
悪夢の骨牌

『悪夢の骨牌』は中井英夫による文学作品で、泉鏡花文学賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。

泉鏡花文学賞が評価した『悪夢の骨牌』は、中井英夫の表現をたどる入口となる作品である。

198ページ
文学受賞作表現
半村良 はんむら りょう 受賞
産霊山秘録

『産霊山秘録』は半村良による文学作品で、泉鏡花文学賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。

泉鏡花文学賞が評価した『産霊山秘録』は、半村良の表現をたどる入口となる作品である。

文学受賞作表現
森内俊雄 もりうち としお 受賞
翔ぶ影

『翔ぶ影』は森内俊雄による文学作品で、泉鏡花文学賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。

泉鏡花文学賞が評価した『翔ぶ影』は、森内俊雄の表現をたどる入口となる作品である。

265ページ
文学受賞作表現