泉鏡花文学賞
いずみきょうかぶんがくしょう
泉鏡花生誕100年を記念して1973年に設立された金沢市主催の文学賞。
- 創設年
- 1973
- 主催
- 金沢市
- カテゴリー
- 純文学
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 10月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
泉鏡花文学賞は、泉鏡花生誕100年を記念して1973年に創設され、金沢市が主催する文学賞。小説や戯曲などの単行本を対象に、8月1日を基準日に前年度に刊行された作品からロマンの香り高い作品を顕彰する。選考は選考委員の合議で決定され、受賞者には正賞として八稜鏡、副賞として150万円が授与される。
賞品
- 主賞品
- 正賞:八稜鏡、副賞:150万円
- 賞金
- 1,500,000円
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 最終選考 | 選考委員会 | — | 合議により決定 |
選考基準
- ロマンの薫り高い作品
関連の賞
- 泉鏡花記念金沢市民文学賞
公式情報
https://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bungaku/過去の受賞者
「姉の島」は泉鏡花文学賞 2021-1 の受賞作。題材の個性や作品の空気感が印象に残る一編として整理できる。
泉鏡花文学賞 2021-1 の受賞作。
『大きな鳥にさらわれないよう』は、川上弘美による小説で、2016年の受賞対象作です。受賞記録と書誌情報を照合し、作品名と作者名を基点に内容紹介、刊行状況、読者向けの位置づけを整理しました。
川上弘美の『大きな鳥にさらわれないよう』は、賞の記録に残る題名から作品の主題と刊行状況をたどれる一作です。
『冥途あり』は、東京・三河島を舞台に、父の死後に見えてくる家族の来歴をたどる長野まゆみの小説です。遠ざかる昭和の風景と個人史を重ね、静かな語りの中に戦争の記憶と家族の謎を浮かび上がらせます。
父の死を入口に、昭和の原風景と家族の記憶をたどる物語です。
『風景』は、瀬戸内寂聴が自身の記憶と半生をもとに書いた自伝的短編小説集。安吾賞受賞を契機に昔の恋がよみがえる「デスマスク」や、得度を目前にした心の揺れを語る作品など、老いと記憶、愛の痕跡を静かに見つめる。
老いの現在から、消えない愛と記憶の風景を振り返る自伝的小説集。
『河原者ノススメ』は、篠田正浩による作品。歴史と社会の出来事を掘り下げ、制度や文化の奥にある力の動きを描くノンフィクション。
『河原者ノススメ』は、言葉の密度と題材の力で読者を作品世界へ導く。
『草すべり、その他の短篇』は南木佳士による作品で、泉鏡花文学賞で受賞に選ばれた。文藝春秋から2008年に刊行された書籍で、受賞作としての位置づけと刊行形態の双方が確認できる。
『草すべり、その他の短篇』
カルカッタを舞台に、熱帯の香りと幻想が混じり合う長編小説。脚を持たず飛び続ける鳥のイメージを導きに、南国の花に飾られた夜の旅が、楽園と地獄の境を揺らしていく。
香り高い南国の花に飾られた、夜の果てへの幻想行。
野坂 昭如の活動を対象とする泉鏡花文学賞の受賞対象。文学・芸術の分野で積み重ねられた仕事の広がりと、同時代の文化への寄与が評価された。
文壇に至る作家としての業績は、泉鏡花文学賞の受賞対象となった野坂 昭如の作品。
芥川龍之介、菊池寛、小島政二郎を思わせる作家たちをモデルに、大正期の文壇と青春の終わりを日録の形式でたどる長篇。華やぎと翳りが同居する時代の空気を、久世光彦らしい哀惜と美意識で描く。
去りゆく大正の時間を、文士たちの青春とともに書き留める。
『ヒナギクのお茶の場合』は、多和田葉子による本。泉鏡花文学賞で受賞となった。
泉鏡花文学賞で評価された『ヒナギクのお茶の場合』。
川柳作家・岸本水府の生涯と時代を描く評伝。大阪の文化、笑い、言葉の芸を通じて近代の庶民文芸を浮かび上がらせます。
川柳作家・岸本水府の生涯と時代を描く評伝。
『鎌倉のおばさん』は、村松友視による作品で、泉鏡花文学賞の対象となった。 <p>新潮社,1997,4-10-350402-1<p><ul><li>タイトル:鎌倉のおばさん</li><li>タイトル(読み):カマクラ ノ オバサン</li><li>責任表示:村松友視 著</li><li>NDC(9):913.6</
鎌倉のおばさんという題名から、作品の中心にある情景や問いが立ち上がる。
『夢の方位』は、受賞対象となった文学作品です。人物の選択、時代や場所の空気、心情の揺れを通して、作者の主題意識を読者に伝えます。
人物と時代の気配を通して、作者の主題が浮かび上がる作品です。
『喪服の子』は、山本道子による文学作品です。泉鏡花文学賞の受賞対象として扱われ、作者の関心や表現の特徴がまとまって示された作品です。
山本道子の表現を知る入口となる文学作品です。
『駆ける少年』は、死んだ父の足跡をたどる青年を中心に、家族の記憶と自分自身の現在が交差していく小説集です。みずみずしい感受性で、若さの焦燥と過去へのまなざしを描きます。
過去帳から父の生を追う青年の歩みが、静かな切実さを帯びて広がります。
酒場に集う人びとの会話や気配から、時代の風に揺れる人生を描く小説。野分のような不穏さを背景に、老い、孤独、人との距離がにじみ出る。
酒場のざわめきの奥に、人びとの孤独な時間が見えてくる。
江戸深川を舞台に、木戸番小屋を訪れる人びとの事情と情を描く時代小説連作。市井の暮らしの温かさと、過去を背負う人びとの切なさが穏やかに重なる。
深川の小さな木戸番小屋に、人びとの過去と情が集まる。
『折鶴』は泡坂妻夫による作品で、泉鏡花文学賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。
泉鏡花文学賞で選ばれた泡坂妻夫の『折鶴』。
『ムーンライト・シャドウ』は吉本ばななによる作品で、泉鏡花文学賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。
泉鏡花文学賞で選ばれた吉本ばななの『ムーンライト・シャドウ』。
『アマノン国往還記』は、倉橋由美子による長編小説。人物の選択と時代の圧力を物語の推進力にし、緊張感のある展開のなかで人間の意志と孤独を描いている。
『アマノン国往還記』は、倉橋由美子の表現の特色が凝縮された長編小説である。
赤江瀑の幻想文学を代表する受賞作群。海峡をめぐる奔放なイメージと、小泉八雲の怪談世界を現代へ反響させる構成が、妖美で不穏な読後感を生む。
怪異と現代の感覚が交差し、物語は時空を越えて揺らめく。
『わが魂は輝く水なり―源平北越流誌』は、清水邦夫が源平合戦の北越を題材に、歴史の敗者たちの声と身体を現代演劇の言葉で立ち上げる戯曲。荒ぶる戦乱の記憶と、滅びに向かう者たちの情念が、詩的で激しい台詞の中に凝縮されている。
源平の戦乱を、敗者の声と水のきらめきに託して現代の舞台へ呼び戻す。
十七歳の少女・累子が、病む母と崩れていく家を離れ、叔母が住むという水宮へ向かう長編小説。吹雪と幻想の中で、孤独な旅が進む。
吹雪の中、少女は水宮の水晶屋敷を目指して一人旅立つ。
『海星・河童』は唐十郎による作品で、1978-1回の受賞作として位置づけられる。
『海星・河童』は、唐十郎の表現と受賞当時の文学的関心を伝える作品である。
『怪しい来客簿』は、色川武大が日常の隙間に現れる奇妙な人物や記憶を清冽な文体で描いた連作短篇集。戦後の混乱、無頼の感覚、幻想めいた出会いが入り混じり、作者独自の世界を形づくる。
日常の裂け目から、奇妙で忘れがたい来客たちが姿を現す。
『悪夢の骨牌』は中井英夫による文学作品で、泉鏡花文学賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。
泉鏡花文学賞が評価した『悪夢の骨牌』は、中井英夫の表現をたどる入口となる作品である。