日本の文学賞

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迷子の龍は夜明けを待ちわびる

日本ファンタジーノベル大賞

迷子の龍は夜明けを待ちわびる

岸本惟

天空族の秘密と家族の悲劇が交差する、龍の物語。

運命家族天空族

作品情報

天空族の秘密と家族の悲劇が交差する、龍の物語。

少年の消えた山を起点に、天空族の秘密と家族の悲劇が交差する。後に『迷子の龍は夜明けを待ちわびる』へ改題された。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2021-03-17
ページ数
244ページ
言語
日本語
サイズ
13.2 x 2 x 19.1 cm
ISBN-13
9784103539117
ISBN-10
4103539119
価格
1934 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

少年の消えたその山で、私は私の運命と出会う──。訪れた屋敷には、ある家族を襲った哀しい事件の真相と天空族の秘密が眠っていた。

レビュー

  • 面白かった

    面白かったです。現代にファンタジー成分が加わりながらそこに生きる人を書き切っています。比喩表現も文体も私はとても好きでしたし、異種族との交わりも結末もとても感動しました。なぜ酷評されているのかわかりませんが、人を選ぶ作品ということなのでしょうね。私は大好きです。色んな人の絡まった糸が解けていくような優しい話でした。

  • スッと入らない

    ファンタジーとも普通の小説とも言えない、何とも読みにくい印象でした。これまでの色々なファンタジーの要素をくっつけたような、既読感のあるストーリーで、私には合いませんでした。

  • これが受賞作?

    日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作とのことで読んでみたが、序盤からいきなり「主人公が知らないはずの情報を、主人公がいつの間にか知っている」という叙述ミスが残っていて驚いた。その後も物語は山場無くダラダラと進んでふわっと終わってしまう。同賞で言えば(審査員から酷評されて「大甘裁定」で大賞となった)勝山海百合『さざなみの国』も酷い作品だったが、あれと同じレベルに思えた。別の言語を表すために使っている書体も異常に読みづらく、担当編集者のレベルにも疑問を持つ。 ただ、興味深いことに作者の岸本はこの2年前にも同賞の最終選考に残っており、同賞の審査プロセスと極めて相性が良い書き手であることも事実なのである。 ということは、日本ファンタジーノベル大賞の中間審査プロセス(新潮社内の選考委員が外注の一次審査を経て上がってきた作品群から4作品を選んで最終選考に回す)が高く評価するのは本作のような小説なのであり、同賞を目指す人はそういう意味で必読である。 問題は、日本ファンタジーノベル大賞が復活してから同賞を受賞した作品・作家が市場で高評価を受けている(=売れている・売れ続けている)とは言い難いことだが・・・・

  • 設定がごちゃっとしてる

    途中で挫折しました。最初の数ページで世界観がはっきりしなかったので、設定のごちゃごちゃ感が印象づけられてしまった。 文章も合わなかった、というか、作者の方はこの世界にどこまで入り込めていたのか……その辺が文体にも表れていたように思います。 少なくとも、私はこの世界に入っていけなかった。

  • 読みにくい

    文体が合わなかった。あと人物描写も。 たとえば冒頭。最初、主人公は男かと思った(脇役の台詞でやっとわかる)。 それから、老人の口から「主人」「下男」と出てきたときの違和感。時代設定は日本のいつごろをイメージしたらいいのか? どんな世界観なのか、早く説明してくれとイライラした。 (「私たちが呼ぶところの大和族」……いや、知らないよ、という話で。大和族、説明してくれよ) あと普通に、天空族、天空語というネーミングがださくて、それについて知りたいと思えなかった。 さらに、雇い主の説明の途中で、主人公が祖母の回想をはじめるので、誰の話がしたいのか……話があっちこっち飛んでいく。 実際には複雑な話ではないのに、どうしてわかりにくいのか。 たぶん、説明があまりうまくないんだと思う。自分の頭のなかだけで完結していて、それをきちんと言語化することに慣れていない人の文章。 ちゃんと説明してから物語を進めないと、読者は置いていかれます。 「まろやかに温かい風」やら「そこには違う世界が広がっていた」など、奇妙な描写やありきたりな描写も嫌になって、とにかく読むのがつらかった。 たった30ページで挫折しているので、この先どうしようかと悩んでいます。 追記 ブックメーターでは評価が悪くなかったので、お金ももったいないしと思い、飛ばし読みしながらなんとか読みきりました。 意味不明でした。 ストーリー自体は退屈なほどシンプルなので、箇条書きにすれば読めますが、なんだかよくわからないものについて、不明瞭な長文で遠回しに説明された気分です。 本来なら感動のシーンも、あっさり終了。 これは『隣のずこずこ』的なディストピアファンタジーなのか?と思いきや、登場人物がわりとまじめに真剣なこと(ありきたりで陳腐ですが)を言ったりするので、結局なにを伝えたかったんだ……とげんなりしました。 世界観、客観的に見られるようになってから書いてください……。

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