日本の文学賞

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神獣夢望伝

日本ファンタジーノベル大賞

神獣夢望伝

武石勝義

中華風幻想世界を舞台に、愛する人を取り戻そうとする男と、夢に見た景色を追う少年が、戦乱と謀略の中で運命に挑む。刊行時に『神獣夢望伝』へ改題された受賞作。

中華幻想戦乱運命

作品情報

中華風幻想世界を舞台に、愛する人を取り戻そうとする男と、夢に見た景色を追う少年が、戦乱と謀略の中で運命に挑む。

中華風幻想世界を舞台に、愛する人を取り戻そうとする男と、夢に見た景色を追う少年が、戦乱と謀略の中で運命に挑む。刊行時に『神獣夢望伝』へ改題された受賞作。。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2023-06-21
ページ数
320ページ
言語
日本語
サイズ
19.1 x 13.2 x 2 cm
ISBN-13
9784103550815
ISBN-10
4103550813
価格
1747 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー

追い求めた果てに待ち受けるのは希望か、それとも。中華幻想奇譚の新地平 くり返し見る夢の景色を探して旅立つ少年、恋人を取り戻そうと村を出奔する青年、一度は愛した男に裏切られた女、政争と権謀術数の渦に巻き込まれる人々――不条理な運命に翻弄され抗う先に救いはあるのか。キャラクターの濃さとストーリーの構成力を選考委員から絶賛された、日本ファンタジーノベル大賞2023受賞作。

レビュー

  • 中華風ファンタジー最前線

    この世はすべて神獣の夢のなかの世界という世界観の中華風ファンタジー。独自の国名や名前に少し動じるところではあるが、読み心地は歌うように軽やかなもの。またストーリーも、神獣信仰がいずれ無くなることも予感させつつ、一種の無常感で幕を引く。群像劇として面白く、キャラクターが濃厚な小説だ。

  • 縹も童樊も哀れな夢

    ●この物語は神獣の見る夢。目覚めてしまえばこの世界(物語)は消滅する・・・という設定。神獣 の創り出した世界に登場する人物が、自律的に行動し、自我を持っている。しかもこの世界は神獣の 夢なのだと自覚している。 SFやファンタジーではたまに見かける設定だが、私個人的にはどうも馴染めない。理屈に合わない というか・・・。しかし、ファジーな部分を許容できるか否かで好みが分かれるのかもしれない。 物語の進み方はスムーズだったが、二~三気になる点がある。劇的に変化あるいは展開するシーン はもう少し言葉を重ねて、深く丁寧に描写した方が良かった。軽く流してよい場面ではないはずだか ら。 それに、テーマの一つに人間の愚かさや純真な心など、人間の本質を問うものであることは理解で きるが、神獣の夢あるいは神獣そのものの描写についても、もう少し深掘りして欲しかった。将来有 望な作家だと期待しています。

  • 世界観がしっかり作りこまれた中華風ファンタジー

    神獣が地底湖で眠り続けるとされる世界において繰り広げられる、中華幻想奇譚です。 物語の軸は、政治的思惑により恋人を奪われた青年と、繰り返し見る夢の風景を求めて旅に出る少年を中心に描かれます。 恋人を奪取せしめんとする青年の行動は、やがてとある人物の謀略に絡めとられていき――。 造りこまれた世界観。謀が飛び交う大河ロマン。集団戦で魅せる戦記物として。さまざまな魅力がある本作ですが、それぞれにくっきとした思惑があり、人間臭く描かれる登場人物たちが一番の魅力でしょうか。 枢智蓮娥が個人的なお気に入り。欲望に忠実で、実にしたたかな女性です。 後半の展開はかなり息苦しく、決して救いのある物語ではないのかもしれませんが、この世界観あってこの結末なのだと納得できるものでした。

  • 面白い

    話題作と聞いて、久しぶりに一気に読んでしまいました。

  • 読みやすく、世界観がしっかりしたお話でした

    政治的なやりとりとかそれぞれのキャラクターの負っている立場がしっかりしているので、 良質なお話だと思いました。それと、とても読みやすいです。

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