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双調平家物語 2 飛鳥の巻(承前) (中公文庫 は 31-21)

毎日出版文化賞

双調平家物語 2 飛鳥の巻(承前) (中公文庫 は 31-21)

橋本治

『双調 平家物語』は、橋本治による毎日出版文化賞の受賞作。

歴史と記憶

作品情報

『双調 平家物語』は、橋本治による毎日出版文化賞の受賞作。

『双調 平家物語』は、橋本治による毎日出版文化賞の受賞作。

書籍情報

出版社
中央公論新社
発売日
2009-05-01
ページ数
363ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784122051560
ISBN-10
4122051568
価格
441 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 双調平家物語 2 飛鳥の巻(承前) (中公文庫 は 31-21) : 橋本 治: 本

レビュー

  • 良い状態でした

    きれいな状態でしたし、梱包もきちんとされていました。

  • さて舞台は日本へ

    本書では年号が詳しく語られることはありません。時代は経過していきますが、そこには具体的な年号は出てきません。もっとも天皇の交代により或る程度の時間の経過は具体的に把握できますが。この第二巻は時代としては、継体天皇の時代(500年ごろか)から大化の改新(645年)の後までが対象となります。 もっとも第一巻の終了部分と第二巻の前半はかなり重なります。前半の主人公は、蘇我蝦夷と入鹿の親子です。ここでは日本型権力の原型とも言うべきものが呈示されます。その天皇観はドライでプラクティカルなものです。つまりは天皇という正統性の維持とその利用です。この間接的な支配は、天皇もしくは皇太子への娘の婚姻という形で作り出され維持されていきます。この婚姻のネットワークは様々な方面に手抜かりなく広げられています。そして、数多の候補者の中からどのようにして天皇の即位が決められるのかが、具体的なプロセスで描写されていきます。 後半は、このような国柄の中で、「国家」の不在と必要性に目覚めた中臣と中大兄皇子の邂逅と大化の改新までが描かれます。何ページにもわたる系図は重要な登場人物を全て網羅しており、これがなければ、本文の理解は不可能だったかもしれません。

  • 大変満足致しております。

    とても良い状態の品物でした。 大変満足致しております。 今後も機会がありましたら宜しくお願い致します。

  • 天皇家のことをもっと知りたい方に。

    天皇家。世界最古の現役王朝にして、無敵の万世一系を誇る稀有な家系。 平成時代となった現代、このファミリーは今、男宮の高齢化と東宮家の男児不在により、存亡の危機に瀕している。 いったいどういうファミリーなのだろう。 日本の歴史にどのようなかかわりをしてきたのだろう。 藤原氏とは何か? 公家と天皇家とはどのようなつながりなのか? ただ週刊誌ばかり眺めていては物足りない研究意欲旺盛な方、ぜひとも本書を手にとって下さい。 こんな長い物語が母国語で読める幸せをどうかかみしめて下さい。 民間レベルの天皇家研究マニアには、一行一行を舐めるように読みたいような、走る走る(更級日記風)で急ぎ続きを読みたいような、恍惚に浸れること請け合いな書です。 まずは藤原氏の勉強から始めてみませんか。鎌足、不比等の活躍は本書です。

  • 大化の改新

    学校の歴史の授業ではあまりに有名な「大化の改新」中大兄皇子と藤原鎌足が蘇我氏を宮中で抹殺 したとおぼえていれば、ほぼ満点ですね。その後、天皇と朝廷中心の大和の国が建設されて いきましたと。 しかし、これだけではなにもわかりません。戦争は基本的に領地や領地が生み出す食料や物資を 奪い合うものですが、「大化の改新」の動機がそうであるとはおしえてくれません。 じゃなんだったの?(といっても知るすべもなし。) そこを橋本的解釈でよませてくれます。角度をかえながらなんども語っています。読み応えあります。 心理分析的にとてもおもしろいです。強力に説得力のある文章で、ほんとにこうだったのでは? と信じてしまいそうになります。(今となっては、ほんとのことは歴史の彼方にきえさっている わけで、これを信じてもいいのです。)

  • 「鎌足、どうしよう?」

    【ネタばれ注意】 「国」をつくる、という理想に燃えて なされたはずの「大化の改新」であったが それから20年後、 中大兄皇子と藤原鎌足は生色を失っていき 「よいことは、どこにもない」世の中になっていく。 ラスト近く、ある醜悪な宿命に取り付かれた蘇我の血が どこへ流れ込んで行くのかを語るあたりは まるでホラーのようです。

  • 「大化改新」物語

    中国編が終わってやっと平清盛かと思ったらまだまだ真打ちは出てこない。まず「この人を語らずして、我が朝に栄華も盛衰も滅亡もない」で藤原道長の話になるのだが、藤原氏の祖といえば「大化改新」でおなじみ藤原鎌足で、鎌足が「大化改新」で討ったのは蘇我入鹿。というわけで日本編は蘇我氏の話から始まる。 このへんの周到さというかまどろっこしさは橋本治ならではだが、おかげで日本という国の成り立ちがよくわかる。一体日本に「国」というものが存在したことがあるのか? 天皇に実権があったことはあるのか? 実権がないのなら、何故「万世一系の天皇」なのか? しかしもちろん本書は日本史の講義本ではない。あくまでも「物語」である。蘇我馬子・蝦夷、聖徳太子に藤原鎌足、中大兄皇子と名前だけはおなじみの面々がいきいきと実体を持って迫ってくる。これは極上の物語なのだ。

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