毎日出版文化賞 まいにちしゅっぱんぶんかしょう
第62回(2008年)
文学・芸術部門人文・社会部門自然科学部門企画部門特別賞
受賞者
5名
東野治之
受賞
『遣唐使』は、東野治之による毎日出版文化賞の受賞作。空海の生涯において、延暦二十三年(八〇四) の入唐が大きな転機となったことは、改めて述べるまでもない。はじめ正式な学問僧でもなかった空海が、唐土着岸後、優れた才覚で入京を果たし、青龍寺の恵果阿閣梨から真言密教の奥義皆伝を受けて早速帰国したことは、単に空海にとどまらず、日本の歴史にとってまことに意義深いことであった。しかし、入唐の事情や入唐までの前半生に関しては謎が多い。この点は、史料の残りがよい最澄の場合と、好対照といってよかろう。ただ、これまで十分に検討されていない史料もないわけではない。それに注目しながら、空海の入唐に至る経緯と事情を再考してみたい。
空海の生涯において、延暦二十三年(八〇四) の入唐が大きな転機となったことは、改めて述べるまでもない。
220ページ
歴史と記憶
福嶌義宏
受賞
『黄河断流: 中国巨大河川をめぐる水と環境問題』は、福嶌義宏による毎日出版文化賞の受賞作。
『黄河断流: 中国巨大河川をめぐる水と環境問題』は、福嶌義宏による毎日出版文化賞の受賞作。
187ページ
歴史と記憶社会と記憶