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遥かなる虹の大地: 架橋技師伝 (C・NovelsFantasia あ 3-1)

C★NOVELS大賞

遥かなる虹の大地: 架橋技師伝 (C・NovelsFantasia あ 3-1)

葦原青

歌で彼方と此方をつなぐ架橋技師の少年が、戦の最前線で橋を架けるファンタジーです。使命と罪悪感のあいだで揺れる主人公を通して、戦場で人を救うことの矛盾を描きます。

ファンタジー戦争

作品情報

遥かなる虹の大地 架橋技師伝は、日常の手触りの中に異界の気配が差し込む物語です。

フレイは人々を幸せにするため架橋技師となったが、その力は軍を敵地へ導くためにも使われる。虹のように世界を結ぶ力が、戦場では別の意味を帯びていきます。

レビュー要約

  • 短い形式の中で不穏な余韻を立ち上げる点が評価されている。説明を抑えた語りが、読後に想像を広げさせる。

書籍情報

出版社
中央公論新社
発売日
2009-07-01
ページ数
229ページ
言語
日本語
サイズ
17.4 x 11 x 1.6 cm
ISBN-13
9784125010816
ISBN-10
4125010811
価格
1 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 遥かなる虹の大地: 架橋技師伝 (C・NovelsFantasia あ 3-1) : 葦原 青, Tomatika: 本

レビュー

  • 成長しない主人公,見えて来ない虹の大地

    異世界で,魔法で戦略的に橋を架けて歩く架橋技師 (Pontifex) 達の物語.この作は著者のデビュー作で,それにふさわしい破天荒な設定.主人公はその国では反逆者とされる昔の名人の唯一の弟子.ここまでは大歓迎なのだが,話の進展にかかわらず陰気でキレやすい,大人げない主人公の性格に成長がない.それに魔法の内容が ゆうきりん (1999) の 魔法な男の子の飼い方 での魔法に似ていすぎる.それから,これは著者の責任ではないが,カバーを含め,イラストが暗すぎる.まあ明るい話ではないのだが,ここまで絵を暗くしたら読み手が引く恐れがある.物語は充分には発展せず,虹の大地とはどこにあるのかは問題にもならない.これはタイトルが不適切なので,原題 (Pontifex) のほうがよかった.文句はつけたが,読みでのある力作であることには変わりはない.推薦.

  • 読み応えのある良作

    文章も世界観も展開も、どれも好みでした。 設定が独特で、すぐに引き込まれます。 しかし個人的な難点をいうなら。 ・最初に出てきた少女が、あそこだけの存在というのが物足りない せっかくしっかり視点をもたせて説明させてるのだから、最後の〆の少年視点を、その女の子にしたら フレイたちの誤解もはれるんだけどな…とがっかり ・レオが主人公守る理由がいまいち薄い もうちょっとレオがフレイを気にするようになる理由がほしかった あの出会いだけで一生を決めるのはちょっと薄かった 対となるアリューシャの理由がああだったから、余計に ・エーレンフリートが薄い どっちかというと、フィネのほうが印象が強い ドレーゼとアウグストを未来のエーレンフリートとフレイのよう、と表現するには、 エーレンフリートがもっとフレイにとっていいライバルのような存在のように認めてほしかった 他は特に不快な点もなく、いいお話として読めました。 買ってよかったです。

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