作品情報
月に式場を建てる夢が、技術と人の意思で動き出す。
『第六大陸』は上下巻構成の長編SF。第一巻では計画の立ち上げと技術的課題が描かれ、荒唐無稽に見える夢が現実味を帯びていく過程を読ませる。
レビュー要約
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設定や題材への関心が強く、人物の迷いや社会的背景を丁寧に追う読み方が目立つ。展開の重さや専門性を負担に感じる読者もいるが、読後に残る余韻を評価する声がある。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2003-06-30
- ページ数
- 349ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 15 x 10.6 x 1.6 cm
- ISBN-13
- 9784150307271
- ISBN-10
- 415030727X
- 価格
- 748 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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レビュー
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現代の鉄腕アトム
科学の進歩とその貢献によって、全体的に上手くいっている世界線の物語。 残念ながら、2023年の今現在は… だからこそのSF、とも言えるが。
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宇宙開発の難しさが若干のファンタジーを加えつつもリアルに描かれている。
主人公たちが、宇宙開発に立ちふさがる、研究者や宇宙飛行士と出資者の温度差、文化圏の違い。様々な障害を乗り越えてそれを現実にしようと駆け回る物語。 2巻までの感想を踏まえて言えば、主人公たちの計画が実現するとわかった時点で、1巻で終わらせて欲しかった。なぜなら、おそらく2巻を手に取りたいと思う人は単なる宇宙ファンタジーを読みたいのではなく、ドキュメンタリーに近い物を欲していたはず。しかし主人公たちが宇宙にたどり着いて行動すればするほど、読み手の中のリアリティが薄れていって別世界の物語だと感じてしまう。それがとても惜しいと感じた。
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さすがに面白い
出版からだいぶ時間がたっていますが、今でも十分に面白いです。
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「たった一つの冴えない見方」
恥人(ちじん)に勧められて読んだのですが・・・ 10代で天才で勝ち気でお嬢の主人公!(ではないが) 萌え世代である私が、これで萌えないでいられるか? いや、 「あえて言おう!いられまいと!」 と、思わず反語&独裁者風になってしまうほど萌えます。 私のように、世界の中心に萌えを置くようなペケペケさん ではなく、他の方が仰ってるように、SFとしてみても十二分に、 楽しめます。 よくこの手のSFでありがちなトンデモ理論とかなどが出てくると 想像では無く、これまたペケペケの世界に突入してしまいますが、 作中の技術等は、 「ありえないモノ」 ではなく、 「もしかしたら・・・」 の範囲で書かれており、非常に想像力を膨らませ、楽しむこと もできる作品です(普通はそっちがメインだ)。 総評として、萌え&SFにおいて非常に優れた作品です。
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まあ予算不足でしょう
まだ読んでないんですけどね。 なんか、設定が大幅に桁外れ、というか桁足らず? な気がするので。 19世紀の作品っていうならわからなくもないんですが。 今時、月面に巨大レジャー施設を作るのに、工期10年、予算1500億(円?)って。 1500億じゃ空母一隻も作れないんじゃないかな? 月まで行って調査するだけでもとても無理で、地球から出た!あたりで予算終わっちゃうんじゃないでしょうかね。 工期1000年、予算15京円、そんなには掛からないかな? それくらいならわからなくもない、買って読んでみようかなという気にもなるかもしれません。 実際には15京円は誰も出せませんが、こちらの予算は¥714ですむし。 内容的には面白そうな気がするので、☆3つということで。
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宇宙にわくわくした感覚がよみがえります。「実現できる月での商売の興しかた」
非常に地に足の着いたSFです。「月に人の暮らせる建造物を作り、そこで商売を興す」、このために必要な業種、技術、時間軸が事細かに描写されています。まるで実際に起こった出来事をストーリー仕立てにノンフィクションとして書いたかのようです。もちろん、いくつかの分野には詳しかったということもあり現実にはかなりのオーバーテクノロジーが用いられているところもあるのですが、子供のころに宇宙の本を読んでわくわくした感覚が久々によみがえってきました。何か一部の技術でいいから作ってみたいものです。 小川一水さんの作品を読むときに、自分は天冥の標シリーズを10冊一気に読みましたが、この作品から入ると誰にでも間口が広くてよいかもしれませんね。
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おもしろかったです。
あまり宇宙について知らなかったのでいろいろ勉強になって面白かったです。 ただ物語の終盤がいまいちでした、途中までは最高に面白かったです。
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実現できるかもしれないポジティブな未来
「これはありえるかも」と思わせる科学面のリアリティもさることながら、それぞれの動機から困難な案件に立ち向かうプロフェッショナルたちの姿が魅力的。登場人物の誰もがあきれるほどに自己中心的であり、だからこそ最後まで諦めず、奇跡に期待せず、知恵を絞る。作品の根底にあるのは、科学と人間に対する深い信頼であり、それがとても心地よい。
関連する文学賞
- 星雲賞 第35回(2004年) ・日本長編部門