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天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

星雲賞

天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

小川一水

人類の遠未来史を複数の時代と視点で描く大河SFシリーズ。長期連作として完結し、広大な構想が評価された。

SF宇宙未来

作品情報

遠い未来の歴史を、幾つもの視点から積み上げる大河SF。

早川書房ハヤカワ文庫JAのシリーズ。受賞対象はシリーズ全体だが、代表識別子として第一巻の書誌を記録する。

レビュー要約

  • 長大なシリーズを通じて伏線を回収する構成力と、文明史規模の想像力が評価されている。読み応えは大きいが、人物の感情が物語を支えているという反応も多い。

書籍情報

出版社
早川書房
発売日
2010-07-10
ページ数
560ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784150310035
ISBN-10
4150310033
価格
968 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

アウレーリア一統

【著者紹介】小川一水 1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。 2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として期待が高まっている。 また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。 他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。

レビュー

  • 作者の嗜好がよく感じられる巻

    最近になって、読み始めましたが、相変わらず読みやすく面白い。 前作から、地球から宇宙へと場面が変わり<酸素いらず>に焦点を当てた巻 舞台が宇宙になることで、一気にSFの王道的なイメージが強くなっており、作品としても前作の暗めの雰囲気から、少々明るめになり一気に近未来感が強くなってくる。 作者の最近の作品も読んだ上での印象ですが、 今作は特に色濃く、性別や種族を超えて描かれる作者の二人ペアの描き方の上手さと共に嗜好がよく表れている。 そういった点においては、作品としての場面の転換だけでなく、作者の嗜好が、やっぱりそうなんだなと確信に変わる転換の巻な気も・・・しないでもなく・・・笑 次巻以降も楽しみに読み進めていきます。

  • アンチ・オックスの歴史が紐解かれる

    って感じでしょうか。2020年のGWのkindleの3冊フリーで気になっていた天冥の標を読み始めました。 まだ5巻(通算6冊目か?)に入ったところですが、この巻は比較的オーソドックスにSFしていると 思います。 2020年の5月から読み始めたという時期が影響して、第2巻はほぼ一晩で読んでしまいましたし、この次 の第4巻はかなり独特のコンテンツになっているのと比較すると普通に面白い17巻のなかの1巻という感じ になるのかなと思います。

  • もっと評価されて良い

    もっと評価されて良い

  • めちゃめちゃ面白い

    こんなに面白い本は読んだことがありません。人生で小説というものをほとんど読まずに30年過ごしてきた私がいうのだから間違いありません。 今回は羊がそんなに出てこないためか、まったく眠くなりませんでした。

  • 人類の宇宙進出初期の物語

    天冥の標1と2の中間の時代を舞台とした物語です。 時代順だと2、3、1になります。 天冥の標2の300年後の未来という意味では、2の続きですが、 2の続きとして書かれていませんので、本巻から読み始めても、 とても面白い小説として読めます。 本巻の後に天冥の標1の物語へと直結していませんので、 全てつながり壮大な物語の全容が明確になるのは、次巻以降です。 本巻は、宇宙海賊と傭兵国家との戦いを主軸に進みます。 読んでいて悔しくなるほど、予想外の方法で一気に勝敗が ひっくり返ったり、思わぬ勢力が登場したり、 アップダウンが激しく、息の抜けないストーリー展開です。 その過程で、天冥の標2で登場した地球に冥王斑をもたらした 生物の由来が、さりげなく明らかになったり、 天冥の標1で登場するロボットフェオのボディが 本巻で誕生したりもします。 セアキの先祖、フェオ、体に貯めた電気で撃つコイルガンを 使う一族、冥王斑など1や2と共通の要素もあります。 冥王斑の保菌者であるがゆえに隔離され差別される一族の長は、 2で登場する矢来華奈子との末裔を思わせます。 SF的にも面白い要素もあります。 人類が小惑星帯に居住を始め、小惑星群毎に国家を形成し 始めた頃の話ですので、起動エレベータ、核融合エンジン による惑星間飛行、宇宙空間に適合するための人体改造、 小惑星に居住するための何パターンかの惑星改造などなど、 そして、何より前巻までと同様登場人物が魅力的で、個性的です。 年齢も20代から120歳くらいまでと多様ですし、同性愛者や、海賊や、 保険会社の調査員、新興宗教の教祖まで登場します。 それぞれのキャラが立っていて魅力的なので、面白く読めます。 1、2を読んだ人も読んでない人絶対楽しめます。

  • 宇宙オペラ的な展開

    ⅠとⅡの世界観から雰囲気が変わり宇宙空間へ海外のSF作品が好きな私としては入り込んで読めました。

  • 懐の深さ

    1巻の異世界冒険譚風から2巻の現代パンデミックもの、そして3巻は近未来ミリタリースペオペですか・・・・ (たぶん)1巻がクライマックス直前のお話で、2巻からそのバックボーンを語っていくという形式のこのシリーズ、2巻・3巻で少しずつ全容が明らかになってきました。 が、まだ役者がそろったとはいえず(4巻には題名からいって・・・(笑))、出てきた役者たちと1巻を繋ぐ線も途切れたまま。 まだまだ、バックボーンを語るフェーズが続きそうです。 それにしても冒頭に書いたようにそれぞれの巻を異なった風味に仕立てる小川一水氏は懐が深い。 異なった風味でもお話はきちんとつながっているし、単独でもそれなりに楽しめるし。 さて、次巻はサイバーパンクあたりをついてくるかな?(笑)

  • まーまー

    うん。時間潰しにはなるかな。 もうちょっとSF的要素があればねえ。

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