証拠 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-23 競馬シリーズ)
ディック・フランシスの競馬シリーズに属するサスペンス。酒商のトニイ・ビーチが、偽ラベルの酒をきっかけに不正と犯罪の渦へ巻き込まれ、知識と勇気で危機に向かう。
作品情報
酒の知識を武器に、巨大な不正へ踏み込むサスペンス。
『証拠』は、ディック・フランシスの長編ミステリー Proof の邦訳。酒屋を営むトニイ・ビーチが、レストランで偽ラベルの酒を見抜いたことから警察の捜査に協力し、より大きな陰謀へ近づいていく。競馬そのものよりも酒の世界を前面に出しながら、著者らしい職業知識とサスペンスを組み合わせた作品。
レビュー要約
-
酒の世界を舞台にした専門的な題材と、控えめだが芯の強い主人公の魅力が支持されている。派手さよりも知識と緊張感で読ませる作品として受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 1990-08-01
- ページ数
- 457ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784150707231
- ISBN-10
- 4150707235
- 価格
- 48 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
Amazonでディック フランシス, 光, 菊池の証拠 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-23 競馬シリーズ)。アマゾンならポイント還元本が多数。ディック フランシス, 光, 菊池作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また証拠 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-23 競馬シリーズ)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
レビュー
-
フランシスの佳作
最初にハードカバー版を読んだのは もう40年前、学生時代だった。「興奮」「大穴」「利腕」を先に読んでいたと思うが、それらの作品以上に読後 大きな感銘を受けたことを覚えている。ミステリーとしては、本作よりも出来の良い作品は他にいくつもあるが、人生の普遍性を描いた作品ということでは本作が一番だと思う。最後の一行を読み終えた後、人生に立ち向かう勇気を与えてくれるような作品である。今こうして年を取ってから再読してみると 改めてそのことを強く感じた次第で、フランシスの新作をもう読めないことが本当に残念でならない。
-
ワインマーチャントの戦い
25年前に読んで内容をほとんど覚えてないので、新たにペーパーバックを購入して読んだ。 妻を亡くしたワインマーチャントのトニー・ビーチが、主役の物語。 ディック・フランシスはさまざまな職業を 描いて、その都度楽しませてくれる。 職業は違っても、競馬と関係あるストーリーである。 冒頭と巻末が見事に呼応している。 文章のうまさ、軽妙な会話 フランシスの世界。ペンギン版で復活はうれしい限りです。 偽のワインとウイスキーは誰が製造しているのか、細い糸をたどり、犯人にたどり着く。 本編はGerardとのコンビが見事である。
-
本棚にストック。
ディック/フランシスを読むのはしばらくお休みです。堅い本を読むのに疲れたときのために、現在本棚に6冊ストックしてあります。
-
ハートのあるサスペンスの傑作
ワインがネタに為っているのに興味があって読んでみましたが、期待以上の読後の満足感。 人間の弱さをきっちりと描くところが、素晴らしく、単なるミステリーの枠を越えています。 今からでもこの作家のシリーズを読んでみようと思いました。
-
証拠:PROOF。
ディック・フランシスの描く競馬シリーズの主人公は、基本的に毎回 別人だが、その人格は、みな同じだ。ストイック&タフで、我慢強くて、 女性にもてるetc。実に「良いおとこ」達だ。 本作「証拠」の主人公:トニイ・ビーチも例に漏れず、「良いおとこ」 なのだが、彼にはある弱さがある。職業も他の作品(探偵、銀行家、 小説家等)とは違って、「酒屋」と地味である:笑。 彼がある事件を通じて、自分の弱さを克服していく様は、「自分も こんな風に自分の弱さを超えられたら」と強く共感する部分である。 実は、新婚旅行でロンドンに行った際、たまたま立ち寄った古本屋で 著者のサイン入り原作本を見つけ、手にいれることができた。この作品は、 私にとって、運命的な作品であると思っている。
-
原作とはちょっと違うようですが
ProofはDFのBBCラジオドラマの中では一番面白いと思います。原作を読んだのはかなり昔で忘れていましたが、最近オーディオブック(朗読)版を聴く機会がありました。BBC版は筋が微妙に違うようです。ネタばれになるので詳しくは書きませんが、何故変更したのか考えながら聴くのも楽しいかもしれません。
-
実に深い題名。 プルーフって知っていますか?
しがない酒屋が主人公。 彼には大きなコンプレックスがある。 自分は意気地なし。 根性無し。 父親は立派な軍人だった。それに比して自分の身分の哀しいこと、、、 でも、矢張り、フランシスの小説だった。 彼はとうとう自分を見つける。そして 父の心境も分かるほどの経験をする。 一言で言うと、これは、自己再生の物語です。 生きている勇気がわいてきます。絶対のお勧めです。 良いミステリとはこういうものを指すのです。 原題のプルーフとは、アルコールの度数を示すものでもあり また、証明という意味もあり、 試験という意味でもあるのです。 読み終えた方は、なるほどと思われるでしょう。
-
Five Stars
Yes - these are all great books
-
Very happy with purchase
Just as described. Very happy with purchase.
-
A fully human hero finds himself heroic
Dick Francis' books are always an engrossing read. This time we have a hero who doubts himself because he does not not share in the family's brand of excellence. As does every Francis hero, he resolves this self-doubt before the end of the book, and it also reshapes for him the aching loss of his much-loved wife. What's different and unusual about "Proof" is the chase scene at book's end. I happen to be immune to Stephen King's brand of horror. Francis doesn't practice that kind of nebulous terror. Instead, he gives us hero and sidekick taking the investigation of a murderous perpetrator into his lair. Our hero is, quite rightly, very frightened of the man, who is known to have executed a former ally in a peculiarly grisly and cruel fashion. I first read this book upon its publication many long years ago. The details had escaped me, but I found myself unwilling to re-read that chase scene. When I finally did, waiting for broad daylight to read it in, I was astonished at the power and precision of Dick Francis' writing. I still had to change my underwear afterward. The book's denouement is an equally powerful catharsis, accomplished with an economy of words that deprives it of none of its muscle. Highly recommended.
-
easy, quick, intelligent.. typical francis
Proof, by Dick Francis Another quick-paced thriller, that is a little misleading at the beginning, with quite a lot of horse-talk. However, this doesn't last long, and we are rapidly drawn into the fascinating world of whiskey, wine and and criminals. Another excellent read, difficult to put down, with a couple of interesting characters and more than one surprise along the way... I don't want to spoil the story, but highly recommended read, this story by a writer who has mastered the art of storytelling.
-
yummy
vintage francis
関連する文学賞
- 日本冒険小説協会大賞 第5回(1986年) ・海外部門