日本の文学賞

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緋い記憶

直木三十五賞

緋い記憶

高橋克彦

『緋い記憶』は、高橋克彦の短編集。故郷を訪ねた人物の記憶が揺らぎ、過去に隠された出来事がしだいに浮かび上がる表題作を中心に、日常の奥に潜む恐怖と謎を描く。

記憶故郷怪異ミステリ短編集

作品情報

思い出の場所が消えるとき、封じられた過去が姿を現す。

文藝春秋から刊行された直木賞受賞短編集。表題作を含む作品群は、記憶のずれや場所への違和感から恐怖を立ち上げ、歴史小説や伝奇小説でも知られる著者の幻想性を現代の心理に結びつけている。

書籍情報

出版社
文藝春秋
発売日
1991-10-01
ページ数
301ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784163128207
ISBN-10
4163128204
価格
1388 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

思い出の家が見つからない……。故郷を久しぶりに訪ねた主人公の隠された過去が次第に明らかにされていく。表題作他傑作短篇七話

レビュー

  • ひたひたと押し寄せる波のような恐怖感が……。

    記憶のベールを一枚ずつはぎ取るようにして姿を現す過去の忌まわしい記憶。それが読者の記憶をも呼び覚ますような恐怖感を醸し出す。著者の才能が詰まった佳作集。表題作と「ねじれた記憶」が秀逸。

  • タイムトリップしたような気分

    普段あまり短編物は読まないのだが、十分楽しめる内容だった。 全体としてはホラー色が強いが、奇怪な世界題材にしたものではなく、人間の記憶の曖昧さに焦点を当てた内容。 ストーリーの切り口も普段の生活からかけ離れたものではなく、違和感無く読む事ができると思う。 バスタブやトイレや電車の中で、一編づつ読むと良いかもしれない。

  • 良かったです

    良かったです

  • 鳥肌が立つほど怖いです

    本書は、著者の故郷である岩手をはじめ、東北地方を舞台とした ホラーミステリーの7つの連作短編集です。 一度読んだら忘れられないような衝撃的なラストが印象的な作品ばかりでしたが、 特に、前半の4編の「緋い記憶」「ねじれた記憶」「言えない記憶」「遠い記憶」 などが鳥肌が立つほど怖かったです。中でも、「言えない記憶」の漬物樽の中身には、 ゾッとさせられました。 高橋氏は、本書で「直木賞」を受賞されています。この「記憶」シリーズは、 「前世の記憶」「蒼い記憶」の三部作になっていますが、ここまで怖いと中々続きを 読む勇気が湧いて来ないかもしれません。

  • ミステリー小説として秀逸

    一気に読みました。普通に面白いと思います。

  • 好みではありませんでした

    誰が読んでも「悪文」だというような小説は別として、それ以上のレベルの本に対する評価は「好み」によってわかれるでしょうね。 この作者の作品には私の「好み」のものも多いのですが、これはだめでした。ピンとこなかったというか、印象に残りませんでしたし、再読したいとも思いません。

  • 読み進んでいくうちに全ての作品に引き込まれていった。

    素晴らしい作品。 登場人物の心理描写が巧みでした。 中学生以降年代を問わず、読んでほしい。

  • 日焼けした本

    届いてみたら、紙が日焼けした状態で、価格は定価近くだったので、ガッカリしました。

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