作品情報
中山義秀文学賞で受賞対象となった『鎌倉擾乱』。
『鎌倉擾乱』は、高橋直樹による作品で、1997年の中山義秀文学賞で受賞対象となった。文芸春秋から刊行された作品として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 1996-07-01
- ページ数
- 277ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784163163703
- ISBN-10
- 4163163700
- 価格
- 1505 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 鎌倉擾乱 : 高橋 直樹: 本
レビュー
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孤独な為政者たちを余すところなく描く
前後する平安時代や室町時代と比べて、鎌倉時代の150年間というのはたいへん短く感じられますが、それがいかに支配階層にとって緊張を強いられた生存競争の厳しい時代であったかを、作者は現代の我々の前に再現してみせてくれます。 天下人でさえ枕を高くして眠ることができなかった時代だったことは、源氏将軍達の天寿を全うし得なかった生涯で広く知られるところですが、その後を継いだ北条得宗家も、時頼、時宗、貞時・・・そろいも揃って有能にして短命でした。また北条一族はもとより有力武家からは、人材がこれでもかこれでもかとばかりに輩出しました。内憂外患の諺のとおりに苛烈な政権闘争は、為政者の質を高めずにはおかないのでしょうが、同時に生命の灯をも削っていったのでしょう。
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興味のある時代が舞台の小説なので良かった。
興味のある時代が舞台の小説なので良かった。
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鎌倉時代の区切り区切りを描く
伊豆方面に出かけてから、鎌倉時代に興味を持ち、この小説を手に取ってみました。中篇三つからなる作品集。 1~3番目の作品はそれぞれ、頼朝から始まった鎌倉時代が北条氏に実権が移る時代、北条氏から周囲武家に権力が移っていく時代、そして鎌倉幕府の終焉、とそれぞれの作品が鎌倉時代の節目に相当しているような。二番目の直木賞候補になった作品(平頼綱)のピカレスクロマン的なお話が一番力が入って読み応えがありましたが、三番目の北条高時の最後もよかったです。頼朝、政子と直球でなく、時代の節目にあたるような人物にスポットライトを当て、血と騒乱と粛清の鎌倉時代に、著者の筆のうまさというか、温かみで寒々しくなりきれない描き方になっているような気がします。なかなか面白かったです。
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大河ドラマで見てみたい作品
普段は短編小説を読まないのですが、ぐいぐい引き込まれてしまいました。登場人物が、皆生きています。源頼家、平頼綱、北条高時と、鎌倉時代の流れを感じることができるのも良いところ。「鎌倉」とは一体何だったのか、もっと知りたくなる一冊です。
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淡白すぎるかな・・・。
ちょっと淡白すぎる、もう少し色んな組立があればいいなと思いました。この作家は心に焦点を置く作家なのかも。
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